犬のあくびにはどういう意味があるのか

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犬があくびをするときには、いくつかの意味があります。まず人間と同じように、


  • 眠いとき
  • 気分転換など脳をリフレッシュさせたいとき
  • 体調が良くないとき(車酔いをしたときなど)

などが挙げられます。

一方で人間と異なるものでは、


  • ストレスを感じているとき
  • 緊張しているとき
  • 気分を落ち着かせるため

などがあります。

あくびには、脳に酸素を送り込む働きのほか、脳の温度を下げたり温度調節をしたりする働きもあるといわれています。ですので、犬も、興奮をしたときなどに脳の温度を下げて落ち着こうとしているのかもしれません。

犬はなぜストレスであくびが出るの?

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さて犬はなぜ、ストレスを感じるとあくびをするのでしょうか。

犬はストレスを感じる状況に置かれると、あくびをすることで、その気持ちを周囲に知らせようとしているのだといいます。ですから、犬を撫でているときにあくびを始めたら、「やめてもらいたい」という合図なのかもしれません。

ほかにも、嬉し過ぎるときなどに、興奮を抑えようとあくびをすることがあります。また人間同士のけんかをみたときにも、犬はいつもと違う状況にストレスを感じてあくびをすることがあるといいますので、家族げんかも犬の前では控えなくてはなりません……。

カーミングシグナルとしてのあくび

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犬のあくびには、ほかにも「カーミングシグナル」としての働きがあります。カーミングシグナルとは、アルファベットにすると「calming(気持ちを落ち着かせる)」「signal(合図)」ですので、文字通り「相手や自分を落ち着かせるための合図」です。

あくびもこのカーミングシグナルの1つで、例えば散歩中に見知らぬ犬と出会ったときなどに犬があくびをすることがありますが、これによって自分を落ち着かせると同時に、相手にも「君と戦うつもりはないよ」ということを伝えているのです。これは犬に本来備わった自分の感情を伝えるための行動で、これによって望まない争いを避けることができます。

ところで、犬がいたずらをしたときなど、叱っている途中にあくびをすることはありませんか。あれは決して飼い主を馬鹿にしているわけではないのです。あくびをすることで、われわれに対して「そんなに叱らないでよ」「ちょっと落ち着いて」といった合図を送っているのです。

愛犬のあくびが多い!病気のサインかも

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あまりにもあくびが多かったり生あくびが増えたりした場合には、過度のストレスや体調不良が原因であることも考えられますので要注意です。

おかしいなと感じたらストレスの原因を取り除き、犬がリラックスできる環境を整えてあげましょう。

また人間同様、あくびが病気の兆候である可能性も考えられます。ですので、あくびの原因が特定できない場合には、1度獣医さんに診てもらうことをお勧めします。中には、口の中に歯垢が溜まり過ぎてそれが不快であくびをしたり、歯周病が痛くてあくびが増えてしまったりする犬もいるようです。たかがあくびと考えずに、愛犬の出すサインを見逃さないようにしたいものですね。

ところでよく「あくびはうつる」などといいますが、面白いことに、人間があくびをすると犬もあくびをするという研究結果があるそうです。

理由は明らかにされていませんが、人間のあくびを反射的に真似ているのではないかと考えられています。

今日から、自分があくびをする度に、愛犬の行動を観察してみたくなりますね。

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