三重苦を抱えた保護犬は泣いていた

引用の出典元:www.youtube.com

山の中で発見された妊娠中の犬は、背中を曲げながら前脚を引きずっていました。全身にかなりの痛みが走っていたのでしょう、落ち着かない様子で犬は泣いていました。

"ルナ"と名付けられた保護犬は、イギリスの動物医療チーム『Viktor Larkhill(ビクトル・ラークヒル)』に運び込まれます。

すぐに診察が始まりましたが、ルナのお腹の赤ちゃんは施設に着いたときには全頭亡くなってしまったのです。

それだけでも辛いことなのに、ルナの前脚は折れて目も見えていないことが判明します。さらには重度の感染症・リーシュマニア症と急性腎不全を患っていることもわかりました。

リーシュマニア症は、サシチョウバエに刺されることが原因で感染し、下痢や嘔吐、リンパ節の腫れなどを引き起こす病気です。

失明、骨折、流産の三重苦に加え、病気で苦しむ犬をなんとか助けたいと医療チームは全力で動き出します。

医療チームの尽力で歩く喜びを取り戻す!

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骨折した前脚の皮膚は炎症を起こし、ただれていました。医療チームはルナに全身麻酔を施したのち、前脚の手術に着手します。

折れた骨同士がつながることは難しいと判断され、骨をサポートするイミテーションボーンズを埋め込む手法が採られました。

感染症や腎不全への治療も行われ、あとはルナの生きる力に祈るばかりです。


そして6週間に渡る治療とリハビリが根気よく続けられ、ルナの体に奇跡が起こります。歩けなかったルナは、再び歩く喜びを取り戻すことができたのです。

大きく尻尾を振りながら病院内を嬉しそうに歩き回るルナの表情は輝いていました。医療スタッフひとり一人に挨拶をして回るルナの完全回復まで、あともう少しです。

もう一度光を与えたい!

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保護当初は緊張して尻尾を丸めていたルナでしたが、医療スタッフたちにお腹を出して甘えることも覚えました。

抱っこされる喜びも覚えたルナに残された唯一の課題は、失明してしまった目を回復させること。

「なんとしてもルナにもう一度光を与えたい!」それが医療チーム全員の強い願いでした。

医療チームの高い技術があれば、光を取り戻させることは可能です。再びルナには全身麻酔が施され、慎重に目の手術が行われました。

今は術後の経過を見ている段階で、ルナがもう一度この世界を見ることができるかはわかりません。ただ、ルナ自身が一番「自分の命を救ってくれたスタッフたちの顔を見たい」と願っているはずです。

今日も最前線の医療で動物たちの命を助け続ける『ビクトル・ラークヒル』のスタッフたちに感謝するとともに、ルナに奇跡が起きることを願います。

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