ご褒美に「おやつなどの食べ物」を使う人間側の心理

引用の出典元:www.flickr.com

しつけインストラクターとして、多くの飼い主と犬に接していて思うことは、「ご褒美におやつを与える」という行動は、犬に早く言うことを聞かせたいという人間側の焦りが先行しているのではないかということ。

確かに、何かを教える時に最初の動機づけとしては「ご褒美=おやつ」は有効な方法かもしれません。

しかし、日が経つにつれ、犬が飼い主に気持ちを寄せて行動しているのでは無く、ご褒美のおやつやフードが欲しいからやっているといった、心の通わない関係になってしまいます。

また、人間の方も“おやつやフード“を持っていないと「きっと言うことを聞いてくれない」と不安になってしまうことで、愛犬の心を理解する・感じることを忘れてしまうのです。

長い年月一緒に暮らしていく家族ですから、人間も犬もお互いが愛情豊かに過ごしていこう…という気持ちの方が大切なのではないでしょうか。

ご褒美におやつなどの食べ物を使うと、健康管理がしづらい

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何かをさせた時に「ご褒美=おやつ」を与えていると、ついつい与え過ぎてしまうことになります。

おやつの与え過ぎてしまえば、当然のように肥満になってしまう可能性があります。

その分、食事を減らしているという方もいるかもしれませんが、カロリー的にはそれで良いとしても、栄養的にはやはり偏りは否めません。

最初は小さいビスケットだったご褒美も、年月が経つとそれを口にしなくなり、焦った飼い主はもっと香りの強い味の濃いものを出してしまいがちです。

往々にして“味の濃いもの”はカロリーが高いものが多いので、やはり肥満気味となってしまいます。

肥満はさまざまな病気の要因にもなりかねませんし、私たち飼い主は気をつけなければなりません。

食べ物が無いと何も出来ない打算的な犬にはしたくない

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「ご褒美=食べ物」を使っていると、何もできない・何もしない打算的な犬になってしまう場合があります。

お駄賃をくれないと何もしないよ~と言っている子供と同じようなものです。

飼い主には興味が無く、ビニール袋のガサガサっという音や冷蔵庫の開閉の音にだけ反応したり、飼い主の「おいで~」といった声よりも、他人が差し出したおやつの方へ行ってしまうような犬にはしたくないですよね。

飼い主の気持ちを思いやることなく、いつもおやつを持つ手先だけを気にするような暮らしは、私たち飼い主もまた一緒にいる犬もホトホト疲れてしまいます。

では、どうすれば良いのでしょうか…?

飼い主の笑顔を最高のご褒美に!

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愛犬に、普段からたくさん話しかけてあげてください。普通の言葉で普通の会話で良いのです。

愛犬にこうして欲しいと声を掛けて出来た時に、「良く出来たね~」「イイ子だね」「やってくれてありがとう」など、言葉は何でも良いので必ず笑顔で褒めること。

今まで「ご褒美=おやつやフードの食べ物」だったなぁという飼い主さんも遅くはないですよ。

例えば、おすわりなどをさせた後にご褒美の食べ物を与えていたのを、順番を逆にするだけ!

  • おすわりと声を掛ける
  • おすわりさせたら、笑顔で「イイ子だね」と充分に褒める
  • 褒めた後に持っていたおやつを与え、その後は褒めない

毎回これを繰り返し、3回に1回、2回に1回と、だんだんと「ご褒美=食べ物」を減らしていきます。

そうすることで、貰えないかもしれないおやつを期待することが無くなり、必ず褒めてくれる飼い主の「優しい笑顔や手」を期待するようになってきます。

ぜひ、愛犬の「笑顔で褒められたい」という気持ちを育て、私たちの優しい笑顔や愛情込めて撫でる手を最高のご褒美にしてあげましょう。

きっと、愛犬との暮らしがラクに…そして楽しいものになりますよ♪

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi anddog_nao
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