県職員「繁殖に不用になって捨てたことが考えられる」

埼玉県では昨年10月から今年7月にかけ、公園や河川敷などでチワワなど計46匹が置き去りにされていたことが11日に明らかになりました。

県とさいたま市によると、犬が捨てられていたのは

さいたま市桜区の秋ケ瀬公園と志木
朝霞両市の河川敷
東松山市大谷地区

46匹のうちチワワが39匹を占めていたそうです。

今回の一件は市民や公園職員らの通報で明らかになりました。

生きていた犬は県朝霞、東松山の両保健所やさいたま市動物愛護ふれあいセンターが保護し、動物愛護団体や個人の愛犬家などに引き取られたそうです。

最初は昨年10月に、秋ケ瀬公園で7匹のチワワが見つかりました。
さいたま市によると、そのうち2匹が死んでいたそうです。

11月にも同公園で7匹のチワワが捨てられ、
うち1匹は車にはねられ死んでしまいました。

今年5月には同公園でチワワ4匹、
6月には志木市で3匹、同公園で5匹、朝霞市で3匹のチワワが見つかっています。

7月は同公園で1日に6匹、8、9日に各1匹のチワワが遺棄されているのが見つかっています。
26日には東松山市大谷地区で、チワワ2匹とミニチュアダックスフントやトイプードルなど、
人気種7匹が捨てられているのが発見されています。

県生活衛生課は「断定はできないが、繁殖業者などが繁殖に不用になって捨てたことが考えられる」と話しているようです。

悲惨な出来事の背景にあるもの

引用の出典元:www.flickr.com

ここ数週間で、栃木県では70匹の小型犬の死骸が見つかって、
山梨県内でも、今年3月から4月にかけて、合わせて29匹の小型犬が山林で相次いで見つかっていたことが分かりました。
佐賀県内でも18匹のマルチーズが衰弱した状態で保護されました。
この衰弱した犬たちはいずれも健康状態が悪く、
まともな食事すらも与えてもらえずに
不衛生な状況下にあったのだそうです。

そして、同様の出来事は群馬県でも報告されています。

次々と発覚する小型犬の遺棄。
しかしなぜ、このような悲しい出来事が起きてしまったのでしょうか?

今回のような出来事が起きてしまった背景には、昨年9月に実施された動物愛護法の改正の影響ではないかと考えられています。

この法改正によって、自治体は繁殖業者から処分目的での犬猫の引き取りの要請があったとしても、相応の理由がなければ拒否できることになりました。

つまりそれまでは、何かあったときには自治体が犬猫を引き取ってくれていたので、繁殖業者からするとリスクが少ない状態だったんですね。

これは結果的に、あまりに利益を追求し行き過ぎた繁殖を行うような悪質な業者が増えることにも繋がっていたという事実があります。

そんな状況を規制するために、
行政は上記のように法を改正することで、
繁殖業の質を高めたかったのだと思います。

しかし、皮肉にも犬猫を救済するために改正されたはずの法律によって、
多くの犬猫が悲しい運命をたどってしまった可能性があります。

しかしながら、法改正が間違ってたとは思いません。
それによって悪質な繁殖業者がいなくなるのであれば、
むしろ必要なことだったでしょう。



以前、とあるNPOの代表の方にお話を伺ったことがあるのですが、
ペット先進国と言われているヨーロッパの国々と日本では、
犬を取り巻く環境に雲泥の差があるようです。

向こうでは、犬を家族に迎え入れたい人々はペットショップには行かないらしく、ほとんどの人がシェルターに足を運ぶか、ブリーダーさんから引き取るらしいです。(そもそも、ペットショップでは生体販売が行われていない国が多い)


また、向こうのブリーダーさんは自身の業にポリシーを持っていて、
育てた犬は自分の化身のように思い入れがあるんだそうです。

今回の件を繁殖業者によるものだとは断定することはできませんが、
なんにせよ、この負のスパイラルに陥ってしまった日本の現状を、
社会構造そのものから見直すべき時が来ているのではないでしょうか。

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事を書いたライター

Tsunayoshi オオバやん
読者の皆様により良い情報をお届けします!

話題のキーワード

今話題のしつけ関連ワード