先天性疾患を持って生まれた子犬の運命

引用の出典元:www.youtube.com

先天性疾患や奇形を持って生まれた子犬の多くは、どのような道を辿るかご存知ですか?アメリカに関して言えば、残念ながらほとんどの場合『規格外』の子犬たちには、私たちの知らない所で破棄されたり殺処分される運命が待ち受けています。

症状が軽かったり、ミス・カラーなど犬種のスタンダードから外れる場合は、無料で子犬を引き取ってくれる人を探す良心的な人やブリーダーもいるでしょう。しかし、そういったケースはラッキーです。悪質な場合になると、子犬に病気があることを隠して販売されることもあるのです。

『スイマー症候群』で生まれた子犬

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アメリカのカリフォルニアのブリーダーの下で生まれたナポリタン・マスティフの子犬ウィローには、生まれつき病気がありました。『スイマー症候群』と呼ばれる先天的障害を持って生まれたウィローは、ブリーダーに処分される寸前だったのです。

『スイマー症候群』の子犬は、胸が平らになっており、四肢が広がった状態になっています。まるで泳いでいるかのような姿に見えることから、この病名が付いています。生後3週間までには仔犬は立ち上がったり、歩き出します。しかし、この障害がある子犬は亀のような恰好で、脚をバタバタするだけです。

適切な治療をしなければ、生涯を通じて立つことも歩くことも出来ないばかりか、平らな胸部が内臓を圧迫するために長生きすることも期待出来ません。

ある救世主が献身的な世話で子犬を救った

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ブリーダーは駄目元でウィローをソーシャル・メディアに掲載したところ、瞬く間にニュースが広がって行きました。殺処分寸前のウィローの存在を知った保護団体セカンド・チャンス・レスキューの代表ジェニファー・ウィリアムさんは、居ても立っても居られずに車に飛び乗ってブリーダーの許へ向かいます。

ジェニファーさんがブリーダーのもとで目にしたのは、元気に走り回っている健康な5匹のウィローの兄弟犬と、ジタバタと脚を動かしてもがいているウィローでした。

ウィローは飲み食いが出来なかったため、健康状態が思わしくありませんでした。ジェニファーさんは急いでウィローを動物専門のセラピストのもとへ連れて行きました。すると、驚いたことに、リハビリから2日も経つとウィローは自分の脚で歩き始めたのです。1ヶ月後には、走られるようにまでなりました。

まずはウィローの胸部を固定し、四肢を正しい位置に来るようにました。そして、アキュスコープと呼ばれる電気医療機器の使用し、水泳療法を行った結果、ウィローの病気が完治したのです。

保護されてから8ヵ月経った今日では、ウィローの体重は36キロまで増えました。ウィローはやんちゃそのもので、仔犬らしい幸せで健康な生活を送っています。

『スイマー症候群』は治る病気だった!

ブリーダーに見捨てられたウィローの病気は、実は生後すぐに適切な治療を行えば、完治する病気でした。病気と向き合うのに必要だったのは、時間と、適切な治療と、献身的なお世話でした。

きちんと治療すれば完治する病気なのも関わらず、煩わしいのは御免だ、手っ取り早いからという理由で殺処分されそうになったひとつの命。残念ながら、ウィローのブリーダーには時間・費用だけでなく、病気に向き合う覚悟もなかったのでしょう。

アメリカには、難聴や盲目なの先天性疾患や奇形を持って生まれたの犬を専門に保護するレスキュー団体が多く存在します。そして、そんな犬たちの医療費を出すことも厭わず、『病気や奇形もその犬の個性』と、進んで里親になる飼い主たちもいます。まさに、捨てる神あれば拾う神ありです。

障害のある犬を家に迎え入れることにはかなりの覚悟が必要で、綺麗ごとでは済まされない部分があるのも確かです。しかし、すっかり元気になったウィローと彼女を救った保護団体から、わたしたちが考えたり学べることは沢山あるのではないでしょうか?

参照:Heartless Breeder Planned on Tossing Willow for Being “Defective”

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi オリビア
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