外見的な美しさとともに運動能力もバツグンなアイリッシュ・セッターの特徴

引用の出典元:www.shutterstock.com

アイリッシュ・セッターの特徴である外見的な美しさは、猟犬としての必要性から生まれたものです。

それは、長めの被毛にも表れています。

身体全体はシングルコートのやや長めの平らな直毛で、耳・脚の後ろ側・おなか・胸前・しっぽに、身体より長めの飾り毛が見られるのが特徴です。

この被毛のおかげで、狩猟の際にイバラなどにひっかかることなく、草木などから身体を守ることができているんですね。

そしてアイリッシュ・セッターは、外見の美しさのみならず、筋肉が適度に引き締まった身体を持っており、狩猟の際に不可欠なスピードとスタミナを持ち合わせているのです。

体長が体高より長くスリムな骨格をしていますが、スピードを上げて走る際に前脚と後脚がぶつかったりしないように、身体の長さも脚の運びには程よいスペースが確保されています。

アイリッシュ・セッターの平均的な体重は、男の子で32kg前後、女の子で27kg前後です。

体高は、男の子で69cm前後、女の子で65cm前後とされています。体高の割には体重があまりないので、うらやましいくらいのスリム体型ですね♪

見た目も作業能力も高評価!アイリッシュ・セッターの歴史


アイリッシュ・セッターの起源ははっきりとしていないそうですが、スパニエル系とポインター系、その他のセッター系の犬を掛け合わせて作られてきたという説が最も信憑性のあるものとされています。

アイルランドの猟師たちは、仕事を素早くこなすことができ、鼻が良く利き、そして遠くからでも見つけられやすい大型犬を必要としていました。

このような条件をすべて満たす犬が、イングリッシュ・セッターやポインター系などの犬たちを交配させて誕生した赤毛に白毛が入ったセッターでした。

1800年前後に初めて赤毛のセッターが誕生し、それから数年の間にマホガニー色に改良され、世間から高い評価を受けるようになりました。

1862年頃のアイルランドでは、アイリッシュ・セッターという犬種に多大な影響を与えたといわれるチャンピオン犬「パルマーストン」という犬が誕生しましたが、アイリッシュ・セッターの祖先犬であるスパニエルやポインターと同じようにスラッとした細身の身体だったために、このような外見では猟には向かないと当時の飼い主は殺処分を考えました。

しかし、それを知ったセッター愛好者がそれを思いとどまらせ品評会に出したところ、思いがけず素晴らしい成績を取る結果となって、数多くの子孫を残すことになりました。

現在、世界各地に暮らしているアイリッシュ・セッターのすべてが、このパルマーストンを祖先犬としているといっても過言ではないといわれています。

その後、多くの人々の関心は時代の変化とともに、猟犬としての評価から外見的美しさ求められるドッグ・ショーでの評価へと移っていきました。

それでも、アイリッシュ・セッターは猟犬としての資質も変わらず持ち続け、特に熱心な愛好家たちは「狩猟犬としての能力」と「外見的な美しさ」の2つの能力を保たせながら繁殖に努めてきたといいます。

ドッグ・ショーで評判が高くなると、家庭で一緒に暮らすペットとしての人気が急上昇することになり、1970年代には最も人気の高い犬種の仲間入りをしました。

現代に至っても、ドッグ・ショーで華やかな姿を見せるだけでなく、実際の猟犬としての改良も続けられていて、見た目の美しさを競うドッグ・ショーと、猟犬としての能力や健全さを競うフィールド・トライアル競技の両方でチャンピオンになる、素晴らしいアイリッシュ・セッターも生まれています。

陽気で温厚な性格が特徴的なアイリッシュ・セッター

引用の出典元:www.shutterstock.com

もともとアイリッシュ・セッターは、心身ともに逞しく、熱心に仕事をこなす猟犬として交配されてきました。

そのため、勇敢で怖いもの知らずな面や、感受性はとても強いのに細かいことには動じないという精神的な強さを持っています。

一方で、猟犬としての資質はあるものの、何ごとにも陽気で温厚、また、とても社交的で家族と一緒に何かをすることが大好きな性格もアイリッシュ・セッターの特徴といえるでしょう。

子供との相性はとても良いのですが、その陽気な性格が小さな子供にとっては少し乱暴すぎると感じることもあるようですよ。

アイリッシュ・セッターの寿命はどれくらい?


アイリッシュ・セッターの平均寿命は12~14歳前後とされています。他の大型犬種とあまり差はありません。

しかし、せっかく一緒に暮らす家族ですから、出来るだけ健康で長生きしてもらいたいと思いますよね。

日頃からスキンシップをたくさん取って、体調や精神的なちょっとした変化を見逃さずにしてあげてくださいね。

アイリッシュ・セッターの特徴的な病気は?

引用の出典元:www.shutterstock.com

まずは、大型犬の特徴的な病気である「胃捻転」や「胃拡張」に注意が必要です。

体型的に胸が深いアイリッシュ・セッターは、胃の部分があまり固定されておらず、食後の激しい運動で胃が捻じれてしまったり、ドカ食いで胃が大きくなってしまうことがあります。

放置すると命に関わりますので、食後の様子がいつもと違う・おかしいなと感じたら、早めに動物病院に行きましょう。

また、遺伝性の病気ではありますが「進行性網膜委縮症」になる確率が他の犬種よりも高いといわれています。光を感知する網膜が変質して、萎縮が進行し視力が低下、その後失明するという病気です。

夜の散歩が不安そうだったり、室内でも暗い所で良くぶつかるということがあれば可能性を疑ってみてください。

他には、大型犬であるアイリッシュ・セッターも「股関節形成不全」が起きやすいとされています。

アイリッシュ・セッターと楽しく暮らすための飼い方とは?


アイリッシュ・セッターは、持って生まれた持久力には目を見張るものがあり、狩猟においては1日で100km以上の距離を走ることも珍しくないといわれています。家庭犬として一緒に暮らす際にも、充分な運動欲求を満たす必要があります。

お散歩は毎日2回くらい、1回あたり30分から1時間かけてあげたいものです。

愛犬の性格などにもよりますが、時にはドッグランなどを活用するのも良いかもしれませんね。アウトドアが好きな方には、一緒に楽しく過ごすことができますので、もってこいの犬種ではないでしょうか。

被毛のケアは、飾り毛が長いので絡まりやすく毛玉が出来てしまうので、毎日ブラッシングを行いたいところです。

しかし、時間に余裕が無ければ、少なくとも週に3回程度はブラッシングしてあげましょう。

アイリッシュ・セッターは外見的な美しさからクールな印象がありますが、実際には精神的に子供っぽさを残していることが多いといわれています。

いつまでも愛らしい仕草を見せてくれますし、物覚えが良いことも特徴ですから、幼いころから「やって欲しいこと・止めてほしいこと」を教えておくと、愛犬との暮らしがとても楽しいものになりますよ。

運動能力バツグン!海岸を走るアイリッシュ・セッター

引用の出典元:www.youtube.com

さすがタフさを誇るアイリッシュ・セッター♪

こんなに嬉しい&楽しいという表情で走ってくれると、私たちもついつい一緒に走り出したくなってしまいますね。

アイリッシュ・セッターは、基本的に陽気で明るい性格が特徴でとても暮らしやすい犬種です。愛犬と思いっきり遊びたいという方にオススメです♪

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事についたタグ