熱い車内は犬の命を奪う

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英国動物虐待防止協会(RSPCA)は、相次ぐ犬の熱中症に対して「犬は熱い車内で死ぬ」と、危険性を訴えるキャンペーンを大々的に行いました。その内容をご紹介します。

あなたの犬を暖かい日に車に放置しないでください。もし、あなたが暑い車の中で苦しんでいる犬を見たら、999にダイヤルしてください。

多くの人は、暖かい日であっても、窓を開けた状態や日陰に駐車していれば、犬を車に残しても大丈夫だと、未だに信じているようです。しかし、実際には犬にとって非常に危険な状況なのです。

車は非常に素早くオーブンのように熱くなってしまいます。気温22度の温かい日であれば、車内は1時間以内に到底耐えることができない47度に達します。

出典:Dogs die in hot cars | RSPCA

「大丈夫だろう」の過信が愛犬3匹の命を奪う

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RSPCAでは、車内に犬を放置する危険性の意識を高めるために、実際に愛犬を死なせてしまった飼い主の告白ビデオを配信しました。

6月の暖かい日、66歳の飼い主テオバルドさんは、地元のジムで体操するために車で出かけました。車内にはスタッフォードシャーブルテリアの"デイジー"、"ラスカル"、"ミッチー"の3匹を残したまま……。

そして4時間後。車に戻ったテオバルドさんは、自分のとった行動が浅はかだったことを突き付けられました。2匹の愛犬はすでに息絶えており、残る1匹も苦しみもがいていたのです。

熱中症で息も絶え絶えのデイジーを懸命に介抱したものの、残念ながら30分後には命を落としてしまいました。この事態を知ったジムのユーザーにより警察と獣医に連絡が入れられます。

警察官によって犬たちが亡くなってしまった車内の捜索が行われ、数か月後、テオバルドさんには懲役18週間・執行猶予2年、およそ30万円の罰金が科せられました。

さらに、犬たちに不必要な苦しみを引き起こしたとして、10年間動物を飼育することが禁止されました。

あまりにも多すぎる車内放置

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2016年にRSPCAが受けた動物の車内放置の緊急連絡数は、実に7,187件にものぼります。それでも前年度の8,779件からは減少しているものの、これが実態です。

デイジー、ラスカル、ミッチーの死を調査したRSPCA捜査官ジャスティン・スタブス氏は、「7,000人以上の人々が緊急連絡を入れるのは驚くべきことであり、そのほとんどは車に放置された犬である」と述べています。

また、「今回の悲劇的な物語を多くの人が心に刻み込んでくれることを願っています。自分の愛犬はそんな目に遭うはずがないなどと思わないでほしい。彼もそんなことが起こるとは思わなかったのですから」と、危機意識を高めるよう求めました。

犬を車に残す可能性があれば家に置いてきて!

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犬を車内に放置する危険性についての啓発キャンペーン動画に奉仕したデオバルトさん。

「私の不注意で愛犬3匹を殺してしまいました。」と自らの過ちを公表することで、他の飼い主が同じ目に遭わないようメッセージを発信しました。

「私が他の飼い主さんに何を伝えられるでしょうか?犬を車に残して離れることはとても危険です。天気は素早く変わり、車は愛犬の命を奪うことがあることを本当に認識してください。車内に犬を置いて離れる可能性がある場合は、犬は家に置いてきてください」

出典:'My three dogs died in a hot car, my carelessness killed' - RSPCA


「暑くないし大丈夫だろう」という思い込みや過信で3匹の愛犬を亡くしてしまった飼い主の言葉。私たちも真剣に受け止めたいですね。

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Tsunayoshi ひまわり
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