ピットブルのお乳を飲むのは子猫だった!

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動物保護団体のスタッフがピットブルに近づくと、それは母犬でした。人間に取られまいと赤ちゃんを守る母犬と、おっぱいにしがみつく小さな子犬。

しかし、よく見ると子犬ではなくそれはまだ目も空いていない子猫だったのです。まさにピットブルは自らの母乳で子犬を育てるがごとく、子猫を育てていることがわかりました。

2匹に目立った外傷はなかったものの、ダラスの動物病院「Mercy Animal Clinic」に連れて行き、健康状態を確認してもらいます。

子猫は形こそおっぱいを吸っているかのように見えましたが、すでにピットブルの母犬のお乳は出なくなっていました。

そこで、獣医が子猫用にミルクを温めて哺乳瓶を咥えさせようとしたところ、ピットブルは子猫を守るかのようにピッタリと寄り添って離れません。

そして、獣医がミルクを与えている間、ずっと子猫の体を優しく舐め続けていたのでした。子猫を守ってきた母性本能のなせるわざです。

偶然が2匹を親子にさせた

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犬が猫を育てるなんて、いったい何がこの2匹に起きたのでしょうか?

獣医のリック・ハムリン氏は、このような事例は今まで一度もなかったことに驚きを隠せませんでした。そして、動物保護団体のスタッフにこう伝えます。

「2匹が保護された通りは捨て犬や猫が多いことは知っている。おそらく、ピットブルの母犬が子どもを産んだものの、何らかの理由ですべて死んでしまったのだろう。そこに偶然にも母猫を失ってお腹を空かせた子猫の一匹がこのピットブルによって見つけられたのだろう。母性の強い性格だったため、わが子として育てようとしたとしか思えない。」

2匹は異種でありながらも、心は母と子として強い絆で結ばれていました。2匹を別々に管理しようと引き離すと、ピットブルの母犬は、悲痛な声で泣き続けるのです。

母犬から子猫への献身的な愛情

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2匹は病院内の同じケージで暮らすことになりますが、動物保護団体のスタッフや獣医は、その献身的ともいえるほどの深い愛情に驚いたといいます。

母犬は子猫がケージの中で寝ている間、寄り添って体温が冷えないように温め続けます。子犬を育てるのと同じように子猫の体やおしりを舐めて排泄を促すなど、とにかく面倒見が良いお母さんぶりです。

今後、子猫が元気に育ったら里親を探す予定ですが、2匹を一緒に引き取ってくれることが最低条件です。

永遠となった深い絆

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子猫の体が思うように大きくならず、獣医が診察を重ねたところ、先天性の腎臓疾患と膀胱疾患を抱えていることがわかりました。母猫がこの子猫を育てなかったのも、それが原因だったと思われます。

そして、保護されてからわずか2週間足らずで子猫の小さな鼓動は止まってしまったのです。

ピットブルの母犬はどれほどの悲しみを感じたことでしょう。血を分けた子犬たちも失い、最後の希望だった子猫まで目の前から消えてしまった母犬の気持ちを思うと、涙が溢れてしまいます。

それでも、子猫を守り続けたピットブルと子猫は本当の親子だったことに変わりはありません。短くはかない命でしたが、親のぬくもりと人間の優しさに包まれたことだけは子猫の魂に刻み込まれることでしょう。

悲しい運命を背負ってしまった母犬はPittyと名付けられ、今では同じピットブルを飼っているご夫婦が里親となり、楽しい毎日を過ごしているそうです。

Pittyと子猫は永遠に深い絆で結ばれ続けることでしょう。

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