理由①.母犬とのコミュニケーションの名残

引用の出典元:www.flickr.com

もともと、犬の祖先と言われているオオカミは、親が「子供から口元をなめられること」をきっかけに、自分が食べた物を吐き戻して、半分消化した獲物の肉を離乳食として与えていました。

この習性が、現代の犬にも残っていて、自分が親だと認識している者に対して、母犬に接するときと同じような行動を取るのです。

子犬が、母犬に甘えるという意味もあり、親子間のコミュニケーションの名残…とも言えますね。

母犬の口をなめることで、不安や寂しさを紛らわし、安心感を得ることにも一役買っているようです。

理由②.自分より上位の者への親愛の表現

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犬が口をなめることには、母犬から食事をもらう手段以外に、自分より上位の者に対する「あいさつ」いう意味があります。

オオカミは上位の者に対して、親愛の表現をする時に相手の口をなめるのです。

母犬の代わりであり、自分より上位であると認識している飼い主に対して『甘える・慕ってくれる』という、愛情表現の一種なのかもしれませんね。

「好き、好き」「一緒に居ると、嬉しいの」という気持ちを、精一杯表現してくれていると思うと、私たち飼い主としては、最高に嬉しい瞬間ですね。

気をつけたいこと:人獣共通感染症(ズーノーシス)について

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「犬が飼い主の口をなめる」ということが、犬の本能である「甘える」「親愛の表現」だとしたら、いつまでも続けてもらいたいと思ってしまいますよね。

しかし、犬の口の中には、約150~160種類もの細菌がいると言われています。中でも、犬や猫から人間に感染する病気の総称「人獣共通感染症(ズーノーシス)」のひとつに、細菌性の「パスツレラ症」というものがあります。

「パスツレラ菌」によって起こる感染症の一種で、普段は感染したとしても無症状のことが多いのですが、免疫力の下がっている時や、小さなお子さんなどが、この菌に感染すると、場合によっては「気管支炎・肺炎」などを発症します。

特に、赤ちゃんなどは抵抗力が弱いですから、口の中をなめさせたり、食器などを共有するようなことは、控えた方が良さそうですね。

口をなめることを、止めさせるには…

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犬が口をなめることは、親愛の表現から行動していることなので、いきなり叱っても、なぜ叱られるのかを理解することができません。

まして、上位の者へのあいさつという意味もありますので、叱られれば叱られるほど、「そんなに叱らないでよ」と更に口をなめたがることになってしまいます。

「ダメっだって言ってるでしょ!」などと、無理に叱って止めさせるのではなく、「もういいよ、ありがとう」と言って、口元から犬を離しましょう。離したら、すかさず「それでいいんだよ。イイ子ね」と笑顔で褒めてあげましょう。

そうすることで、徐々に「止めたら、褒めてもらえる」と、犬が覚えます。

この方法は、私たちも犬の愛情表現を叱らずに済み、そして犬の感情を、ある程度受け止めて満足させてあげることができて一石二鳥です。

愛犬には、人間と一緒に暮らしていく上で必要な、さまざまなルールを覚えてもらわなくてはいけません。

私たちと犬が、お互いに「心」を感じ合えるような関係を築ければ、とても素晴らしいですよね♪

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この記事を書いたライター

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