野良犬が迷い込んだのは学校だった

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ブルガリアに住む16歳の少女、アニータの通う学校の校庭で、男子たちの大きな声が飛び交っていました。いったい何事かとアニータが視線を向けた先には、どういうわけか野良犬がいたのです。

しかも、野良犬の体は皮膚病に侵されているようで、被毛が抜け落ち皮膚がただれているように見えました。

アニータは、さらに衝撃の光景を目撃します。校庭を逃げ回る野良犬に、男子たちが石を投げつけ笑っているのです。

アニータは目の前で繰り広げられている悲しい状況の一部始終を遠くから見ていました。

犬嫌いを克服できた瞬間

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「あの可哀想な野良犬を助けなくちゃ。」アニータの心の声はそう叫んでいましたが、彼女の体は恐怖心でこわばってしまい動けないのです。そう、アニータは犬嫌いの少女だったのです。

しかし、このまま放っておけば、野良犬はさらに虐待を受け続けるだけ。彼女は自分がすべきことは野良犬を助けることだ!と決意します。

「この犬に石を投げるのはもうやめて!死んじゃうじゃない!」彼女は自分が犬嫌いであることも忘れ、男子に向かって叫ぶと野良犬を自分の体に引き寄せました。

犬嫌いだったアニータでしたが、これをきっかけに犬への恐怖心が消え、見事に克服することができたのです。

救出されたメスの野良犬は、皮膚病と汚れでボロボロでした。アニータは家族に犬を保護したことを連絡しますが、父親が迎えに来るまで2時間かかると言われ、寒い中でじっと待っていることになります。

到着した父親は、寒さの中でアニータが犬を守るように寄り添っている様子を見て驚きます。「犬嫌いだったアニータがこんなにも犬を大切にしているとは・・・。」

「野良犬を飼う」というリスク

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父親はアニータと野良犬を車に乗せ、急いで動物病院に向かいました。獣医の診察では、皮膚病さえ治ればこの犬は健康な状態に戻る、ということでした。投げつけられた石によるケガも軽症で済んだようです。

動物病院でアニータに抱えられた犬は安心したのか眠ってしまいました。アニータは、もうこの犬に「アルフェイヤ」と名前をつけていました。アルフェイヤを家族に迎えたい、と必死に両親を説得します。

しかし、両親は野良犬を保護することのリスクを考えます。人にいじめられていた犬なので家族に馴染まないかもしれないし、アニータを噛んでしまうこともあるかもしれません。

それでも、あの犬嫌いだったアニータがここまで懇願するなら、と両親も承諾しました。

犬嫌いだった少女と野良犬、今では親友に!

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アルフェイヤが家族として迎えられたものの、案の定、懐くどころか人を怖がり部屋の中でも居心地が悪そうです。アニータが触ろうとすれば噛むこともしょっちゅうでした。

アニータは、ただただ悩みます。私が犬嫌いだから?この子の性格はもう治らないの?どうすればいいのか分からない日々が続きました。

それでもアニータは決してあきらめることなく、アルフェイヤに愛情を与え続けます。オモチャを買い一緒に遊んだり、優しくなでたり、とにかくアルフェイヤが安心できることは何でもしました。

最初は犬が望んでいることがわからなかったアニータですが、触れ合う時間が増えるごとにアルフェイヤの気持ちを理解できるようになってきます。

野良犬だったアルフェイヤも、アニータの愛情を受け徐々に心を開いていくのでした。時には枕の中身を噛みちぎって散らかしてしまうアルフェイヤですが、今では二人は最高の親友です。

「アルフェイヤは私の愛しいベイビーよ!ちょっと甘やかしすぎているかもしれないけどね!」

野良犬だったアルフェイヤ、素敵な飼い主さんと出会えて良かったですね。そして、犬嫌いだった少女がここまで犬を大好きになれたのは、たくさん悩ませてくれたアルフェイヤのおかげかもしれませんね。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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