犬好きの夫婦が手作りで築いた保護施設

引用の出典元:www.facebook.com

アメリカ・ワシントン州に住む、テイン・ハミルトンさんと妻のクリスさん夫婦は、大の犬好きで何匹も犬を飼っていました。

ある時、そのうちの1匹が病気に罹ってしまいます。それをきっかけに、行き場もなく殺処分される犬たちを保護し、犬が安心して永遠に暮らせるような楽園を作ろうと決意します。

虐待や飼育放棄された犬たちのために、私費を投じて作られた保護施設の名前は「グレイ・マズル・レスキュー」。

この夫婦は、決してお金に恵まれていたわけではありません。広い敷地にさまざまな廃材などを上手に活用し、立派とはいえないまでも、温かみのある「犬の永遠の楽園」ができあがりました。

悲しい過去を持つ犬たちから、逆に勇気をもらえた

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テインさんとクリスさんは、シェルターで殺処分の運命にあった犬たちを次々と保護します。病気の犬、年老いた犬、目が見えない犬など、多くの犬が何らかの不自由さを抱えていました。

中には、ひどい虐待を受けていたと思われる犬や、14年間も鎖に繋がれたまま散歩もしてもらえず、歩けない状態の犬もいました。

犬たちは、みなトラウマを抱えていたはずなのに、どんどん素敵に変化していく様子を夫婦は目の当たりにします。

実は、妻のクリスさんは、若いころ工場の事故に巻き込まれた恐怖心により、長年トラウマに苦しんでいる状況にありました。

犬がこんなに変化しているのに、自分はいつまでも過去の恐怖を手放すことができず、「今」を生きていないことに気が付かされます。

彼女は、保護犬から前に進む勇気をもらい、完全にトラウマを克服できたのです。

そこには、人間が犬を助ける、という一方的なものではなく、犬からも人間が助けられる、という双方向のエネルギーがありました。

妻の死をしっかりと受け入れて

引用の出典元:youtu.be

日々の犬たちの世話は、もちろん大変な労働です。飼育にかかるお金もすべて自費なので、餌代だけでも大変な額です。

それでも頑張れるのは、かつては生気のない瞳の犬たちが、自分たちの愛情を受け止めて変わっていく、美しい姿があったからです。

夫婦は、金銭的には苦しいながらも、大好きな犬に囲まれ幸せな生活をかみしめていました。そんなある日、妻のクリスさんが末期の病に罹っていて、余命いくばくもないことが判明します。

しかし、アメリカの治療費は高額なため、延命治療は受けずに病とともに生きていくことを選択しました。

そして、クリスさんはご主人のテインさんと保護犬たちに見守られながら、そっと天国へと旅立っていきました。テインさんは決してひとりぼっちではありません。保護犬たちがいつも彼に寄り添ってくれます。

残されたテインさんは、涙をこらえながら自作のモニュメント「天国への虹の橋」を作り上げます。愛しき妻がいつでも犬たちと交流ができますように、と祈りを込めて。

保護施設にネットテレビ局からのサプライズが

引用の出典元:youtu.be

彼の命ある限り犬の楽園を守っていく力強い姿が、テインさんの友達の働きかけにより、メディアの目に留まりました。

NGO団体のネットテレビ局「Talk it Up」が、彼の地道で愛のある保護活動に称賛の意を込めて、ウェブ放送で取り上げました。

放送を観た人からは「素晴らしい行動だ。彼と犬たちが人生をより楽しめますように。」など多くのコメントが寄せられ、寄付金も集まりました。

テレビ局のスタッフは、ペットフード店の協力を得て、フードや近々誕生日を迎える老犬へのおやつなど、盛りだくさんのサプライズをテインさんと保護犬たちに用意します。

さらには1,000ドルの賞金も携えて保護施設を訪問しました。決して大きな金額ではありませんが、テインさんは諸手を挙げて喜びと感謝を表現しました。

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テインさんのように、私費を投じて保護施設を運営していくのは、そう簡単に真似できることではありません。私たちは、犬の終生飼育、里親、団体への寄付など、できることを積み重ねていきたいですね。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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