スコティッシュ・テリアの特徴:穴にもぐる猟犬

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  • サイズ:小型犬
  • 体高 :25cm メスはオスよりもやや小さい
  • 体重 :8~10kg メスはオスよりもやや小さい

スコティッシュ・テリアは小型犬で、狭い穴の中に入り込み、アナグマやカワウソなどを捕まえる猟犬として、テリアグループに分けられています。現在、テリア種は44種類以上もいますが、スコティッシュ・テリアを始め、その多くは家庭犬として飼育されています。

スコティッシュ・テリアの頬周りには、長い髭と長い眉毛があり、テリア独特の風貌を備えています。胴が短く引き締まったコビー型で、直立した耳と頭がやや長いのが特徴です。猟犬らしく、筋肉質ですばしっこく動ける柔軟さを備えています。

短めで人参のような形の太い尾も特徴的で、狩猟で穴に入り込んだスコティッシュ・テリアを、飼い主が尾を持って引きずり出しやすいように改良されています。

スコティッシュ・テリアの被毛はダブルコートで、密集したアンダーコートと硬いワイヤー状のオーバーコートが特徴です。

毛色は、ブラックが多いですが、ブラックとブラウンなどがまだらに混じったブリンドル、グレー、淡い小麦色のウィートンがあります。


スコティッシュ・テリアの歴史


  • 原産国:イギリス(スコットランド)
  • 用途 :狩猟犬、家庭犬

スコティッシュ・テリアはイギリス・スコットランド原産で、スコッチやスコッティの愛称で親しまれています。犬種の名前は、「スコットランドを代表する素晴らしい犬」という意味と、「土を掘るもの=テリア」から付けられました。

スコットランド北部に位置するハイランド地方原産のテリアとしては、最も古い犬種ではないか、と考えられています。当時は、アバディーン市付近で飼育されていたことから、アバディーン・テリアと呼ばれていました。他にも、ハイランド、ケアーン、ダイハードなど様々な名前で呼ばれていました。

スコットランドで2番目に大きな島で、魔法の島として有名なスカイ島では、様々な特徴を持つ地犬をひとまとめにしてスコティッシュ・テリアと呼んでいました。現在でも、スカイ・テリアという名前の犬種がいます。

このように、スコットランドのテリアは、交雑がなされ何種類もいたために、どのタイプがスコティッシュ・テリアとしてふさわしいのか、相当論議がなされ、1880年には最初のスタンダードが決められました。さらに改良が続き、イギリスのケネルクラブに登録されたのは、50年後の1934年になってからでした。

19世紀後半にはアメリカに輸入され、20世紀初頭にはアメリカで3番目の人気犬種として、愛されるようになりました。ルーズベルト大統領、レーガン大統領、ジョージ・W・ブッシュ大統領もスコティッシュ・テリアを飼っていました。また、ディズニー映画では、わんわん物語の「物知りジャック」として登場し、名脇役ぶりを発揮しました。

日本には、戦前には輸入されていたといわれ、おもに上流階級で飼育されていました。現在は、ブリーダーさんから比較的容易に購入することができる犬種です。

2014年度ジャパンケネルクラブのスコティッシュ・テリアの登録頭数は、138犬種中、51位で161頭です。

スコティッシュ・テリアの性格:テリア気質を理解しよう

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スコティッシュ・テリアは、小さい体からは想像しがたいのですが、テリア気質といって、飼い主には忠実なものの、周囲への警戒心が強く、信頼関係のない人や、不用意に近づく犬には、威嚇することがあります。小動物を捕獲する気質から、勇敢で大胆不敵な性格の持ち主でもあります。

また、頑固な性格で、自分の判断を強く主張します。飼い主の判断と違う時には、断固動かなくなって、聞きわけのない行動をとることもあります。

19世紀の貴族ダンバートン伯ジョージからは「最後まで抵抗する頑固者=ダイハード」というニックネームを付けられたことは有名です。

人と犬を超えて、深い信頼関係を求めるような賢い性格の犬種といえるでしょう。幼犬の頃から多くの経験を積ませ、人、音、物に警戒しなくて大丈夫なんだよ、と教えていくことが大切です。

スコティッシュ・テリアの性格まとめ


  • 頑固
  • 警戒心が強い
  • 勇敢
  • 賢い

スコティッシュ・テリアの平均寿命とかかりやすい病気


スコティッシュ・テリアの平均寿命は11~13歳と考えられています。

先天的な病気として、フォンウィルブランド病という、出血が止まらなくなる病気が挙げられます。ブリーダーさんから購入する際には、一度この病気について聞いてみるのも良いでしょう。

スコティッシュ・テリアを飼う際に、気にしておく病気として、尿結石や皮膚病やガンが挙げられます。オシッコが出にくい、フケがひどい、食欲が落ちて痩せるといった症状がきっかけで発見される病気です。まれに全身の痙攣を起こす、スコッチ痙攣にかかることがあります。

また、活発に動く犬種ですので、目を強く打ったりしないように気を付けて育てましょう。

スコティッシュ・テリアの飼い方

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スコティッシュ・テリアは、室内飼育に向いています。寒さには強いですが、暑さは苦手なのでエアコンで快適な状態を心がけて飼育しましょう。

被毛は抜けにくいのですが、やはりコーミングは必要です。小さい時から体全体のどこを触っても大丈夫なように育てます。

スコティッシュ・テリアの頑固で、自分の主張を通すというテリア気質をよく理解しておけば、なんともマイペースでしっかりものだ、とわかるような微笑ましい暮らしが待っています。

決して闘犬のような気質ではないので、意味もなく吠えかかるわけではないのです。ただ少し、自分の価値観と違う行動をされると、言うことを聞きたくないだけなのです。

とはいえ、これからお子さんを計画している家庭では、先住犬としての嫉妬心からイタズラをするかもしれません。できれば、順番としては最後に迎える家族としてスコティッシュ・テリアを飼うほうが良いでしょう。すでに一度は犬を飼育したことがある、という中級者向きの犬種です。

運動は、1日に30分を2回程度行います。激しい運動は必要としていませんが、頭の良さを存分に発揮できるような経験や、お散歩のルートを変えて、新しい刺激をいつも入れてあげると喜びます。

しつけは、スコティッシュ・テリアの性格を尊重して、激しく叱責することは避けて、良いことと悪いことを理解させるような気持ちで、気長に根気強く行ったほうが良い犬種です。

家族全員で愛情をかければかけるほど、信頼関係が築かれていき、従順な良い子に成長していきます。

スコティッシュ・テリアの動画:獲物捕まえたジョ!

引用の出典元:www.youtube.com

ドイツのブリーダーさんの元で生まれた、生後6週目のスコティッシュ・テリアの子犬たちが元気に遊び回る動画です。

揃いも揃った10匹の子犬が並んで食べているのは、犬用のヨーグルトかな?

小さな体で、獲物に見立てたカメラをグイグイ引っ張る姿が可愛い~!どんな風に遊んであげれば喜ぶのか、よ~く分る動画でした。

後半に出てくる、お母さん犬のおっぱいに群がるように集まる、何十匹ものスコテ

スコティッシュ・テリアと休日にどこ行く!?


スコティッシュ・テリアは退屈な日々が嫌いです。スコティッシュ・テリアは、勇敢で水を怖がることもありません。休日には、渓流に連れて行って水遊びを存分に楽しんでみてはいかがでしょう。その際は、犬用のライフジャケットをお忘れなく♪

スコティッシュ・テリアとドッグランに出かけるのもおススメですが、1点だけ注意が必要です。

正直なところ、ドッグランには、良い子も悪い子も来ています。相手を正すことはできませんので、ドッグランデビューは、しっかりと社会性が育ってからのほうが安心ですよ。

犬と飼い主が一緒に遊べるアジリティーだって大得意です。短い脚でチョコチョコと走り回って、障害物にもへこたれません!近くにしつけ教室があれば、アジリティーについて相談してみましょう。

スコティッシュ・テリアと長く付き合えば付き合うほど、お互いの理解が深まって味わい深い日々を過ごせることでしょう。

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Tsunayoshi ひまわり
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