バンビのように跳ね回る動きが特徴的なイタリアン・グレーハウンド

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サイトハウンド系統の犬の中でも最少のイタリアン・グレーハウンドは、同じ系統の大型犬とよく似た特徴があります。

例えば、視覚的に獲物を捕らえて狩りをするサイト・ハウンドらしく、目が顔の側面に付いているので「視野は270度」、動体視力は至っては距離的に何百メートル先のものまで見えるといった特徴です。

イタリアン・グレーハウンドは、とにかく走り回ったり、何かを追いかけたりすることが大好き!首を伸ばして頭を上げ、まるで小鹿が跳ねるように前脚を高く上げて下ろすという気品ある歩き方です。

しかし、走る時はグレーハウンド譲りのスタイルで、両手両足を揃え背中を使って飛ぶように走ります。

イタリアン・グレーハウンドの平均的な体重は、男の子も女の子も5kg前後です。体高も、男の子でも女の子でも32~38cmくらいとされています。細身の割には意外に筋肉質の身体を持っていて、優美さと俊敏さを兼ね備えている容姿なんですよ。

イタリアン・グレーハウンドの被毛は、とても艶やかでサテンのように輝いています。

毛色は、フォーン、レッド、グレー、ブルー、クリーム、ホワイト、ブラック、スレート・グレー、イザベラ(栗毛色)などと、豊富な毛色があり、白のマーキングが入っています。

ブラック&タン、ブルー&タン、ブリンドルなどの犬もいるようですが、ブリード的な犬種基準としては認められていないようです。

絶滅の危機もあったが見事復活!イタリアン・グレーハウンドの歴史


イタリアングレーハウンドは、グレーハウンドを小型化した犬と考えられています。

祖先であるグレーハウンドは、古代エジプト時代の壁画にそれらしい姿が描かれているなど、はるか昔から人間の近くで暮らしてきた犬であると推定されています。

イタリアン・グレーハウンドが、いつ・どこで小型化され発展していったのか判然としない部分もあるようですが、イタリアン・グレーハウンドに近い犬たちが存在していたとされる証拠の品は、トルコ、ギリシャ、そして地中海周辺などで発見されており、なかには2000年以上前に遡るものもあります。

そのため、当初から愛玩犬として飼育され、16~17世紀ごろには南ヨーロッパ一帯にも広がり、特にイタリアの王室や上流階級の貴族たちに大変愛されて、絵画や器の絵柄などの美術品などに繰り返し登場するほどになったといわれています。

イタリアン・グレーハウンドがイギリスに渡ったのは17世紀のことで、イタリアと同じように王室や上流階級の人たちの間で人気が高まりました。

当時、犬について書かれた本には2種類しかない「トイ・グループ」のうちの一犬種としても知られ、ヴィクトリア女王の時代には最高の人気を誇っていたそうですが、イギリスの寒い気候はイタリアン・グレーハウンドの性質には合わないため、一般にまで普及することはなかったようです。

第二次世界大戦後のイギリスから消えてしまったのではないと思うほど、その頭数は減少し、一時は絶滅するのでは…というほどでした。その理由のひとつは、犬への健康に配慮せず、サイズを小さくするためだけの交配が繰り返されたことが挙げられます。

しかし幸いなことに、少数だったものの血統的に優れたイタリアン・グレーハウンドが1800年代にアメリカに持ち込まれていました。

この犬たちに、イギリスに残っていた個体や、後々に輸入された犬たちと交配・繁殖され、ヨーロッパでの復活に一役買うこととなります。

日本には江戸時代に初めて輸入され、身分の高い人たちの間で愛されたといわれています。

イタリアン・グレーハウンドの性格は、外見と同じようにとても繊細

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イタリアン・グレーハウンドは、とても繊細で感受性が強く、穏やかで優しい性格が特徴です。

他人に対しては距離を置いて近づこうとしませんが、家族に対してはとても忠実で献身的に接してくれます。嫌なことがあっても攻撃しない代わりに、距離を置いたり、逃走するという方法で身を守る性格です。

小さな子供や他の犬などとも仲よく過ごすことができますが、あまりにも穏やか過ぎて乱暴な犬や子供に怪我をさせられてしまったといったケースもあるようです。

辛抱強さのあまりストレスを内面にためてしまうことで、病気の原因になることがありますから、特に小さなお子さんがいるご家庭では注意が必要かもしれません。

イタリアン・グレーハウンドは、サイト・ハウンド特有の独特の神経質さがありますが、それをキチンと頭に入れておけば、家族として良い関係が築けます。

イタリアン・グレーハウンドの寿命はどれくらい?


イタリアン・グレーハウンド平均寿命は12~15歳前後とされています。

生まれつきの体質や、普段の生活環境などによって平均寿命より長生きする犬はたくさんいます。

愛犬に出来るだけ長生きしてもらうには、食事のバランスも大事です。カロリーを考えて与えることはもちろんのこと、四肢の骨が細いイタリアン・グレーハウンドは骨折してしまいがちですので、カルシウム補給にも気をつけてあげましょう。

日頃からスキンシップをたくさん取って、体調や精神的なちょっとした変化を見逃さずにしてあげてくださいね。

イタリアン・グレーハウンドの特徴的な病気あるの?

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イタリアン・グレーハウンドが遺伝病以上に起こしやすい病気と言えば、やはり骨折です。

体重が軽く跳躍力はありますが、骨が細いのでベンチくらいの高さの所から飛び降りただけで「骨折」するということもあるようです。骨折を防ぐにはカルシウムが必要。小魚などを食べさせてたり、日光浴なども骨を丈夫にする秘訣です。

また、若い頃から足場の良い場所などで運動をさせて、骨を守る筋肉を付させておくというのも効果的です。尻尾も物にぶつけて骨折を起こしやすいので、生活環境にも注意が必要です。

イタリアン・グレーハウンドは、被毛が短いのでとても寒さに弱い犬種です。

身体が冷えることは万病の元になりますので、冬場は洋服を着せて散歩するのが基本ですし、朝晩のお散歩が寒すぎるような場合は、陽が高くなってから行くことをオススメします。

ハウスには毛布類を用意し、ハウス用ヒーターや湯たんぽなどを、火傷に注意しながら活用するのも良いですね。

その他には、CDA脱毛症(カラー・ダイリューション・アロペシア)というものがあります。ブルーの因子を持つ犬で、ブルーの毛色部分が脱毛してしまうという病気です。

毛色が薄くなるほど発現率が高くなるという症例報告もあり、近親交配ではその出現率も高くなると推定されています。

イタリアン・グレーハウンドの飼い方は?


イタリアン・グレーハウンドは、外で走り回ったり飛び跳ねたりすることが大好き!

運動能力かなり優れていますし、足も速く、ジャンプ力も相当なものです。健康的な心身を保つためにも毎日充分な運動が必要です。

お散歩は朝晩2回、1回に付き30~40分くらいは行くことが理想です。広い公園などがあるようでしたら、ロングリードに変えて思い切り走らせてあげることも良いかもしれませんね。

イタリアン・グレーハウンドは、頭が小さく細いので首輪が抜けやすい体型ですから、サイズがきちんと合っている物をつけてくださいね。お散歩の際は、首輪が緩んでいないかを必ずチェックするようにしましょう。

被毛のケアは、短毛ですが毎日グルーミング用のミトンで軽くブラッシングしてあげてください。血流が促進し新陳代謝が良くなり、健康維持のためにも毎日行うことをオススメします。

また、室内が乾燥しているとフケが出やすくなるので、乾燥しないように注意しましょう。ファンヒーターや床暖房などの暖房器具を使っている時はどうしても空気が乾燥しますので、特に気をつけてあげる必要があります。

しつけに関しては、飼い主の気持ちをとても敏感に感じ取る犬種ですから、お小言ばかりでは性格が萎縮してしまいます。

気長に「やって欲しいこと・止めてほしいこと」を教え、出来ることや実際に出来たことを必ず褒めてあげてください。

2頭のイタリアン・グレーハウンドが暴れてる~♪

引用の出典元:www.youtube.com

飼い主が見ているから、余計に張り切って遊んじゃっている~って感じがしますが、いかがですか?

飛んだり跳ねたり、本当に楽しそうですよね。

イタリアン・グレーハウンドの特徴まとめ


繊細な心の持ち主でありながら、遊び好きなイタリアン・グレーハウンドは、一緒に暮らすと本当に楽しいことがいっぱい♪

お互いに気持ちが解りあえれば、さらに家族としての絆は深まるばかりです。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi anddog_nao
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