引退した盲導犬が向かった先はパピーウォーカー宅

引用の出典元:www.youtube.com

目の不自由な人を11年間サポートし続けた盲導犬の「オリバー」。引退が決まり、第二の犬生を過ごすことになります。

車に乗せられたオリバーが向かう先は、元飼い主の佐藤さん宅です。佐藤さん家族は、パピーウォーカーとしてオリバーを生後45日から1歳まで育てた親のような存在です。

幼いころに散歩した懐かしい風景がオリバーの瞳に映ります。車から景色を見続けるオリバーは何を感じているのでしょうか。遠い記憶を思い出しているのでしょうか。

老犬になり腫瘍を抱えたオリバーと暮らしたい!

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オリバーの到着を今か今かと待ちわびているのは、佐藤雪子さん(64歳)と晃子さん(31歳)親子です。

盲導犬という過酷な仕事に従事し、人間に貢献してきたオリバーの体には腫瘍があることがわかりました。

娘さんの晃子さんは、そのことを盲導犬ボランティアスタッフから聞き「余生をわが家で送ってほしい。」と引き取ることを決めたのでした。

オリバーと再会したら、「おかえりなさい。ご苦労様だったね、と言ってあげたい。」と、笑顔で語る雪子さん。

雪子さんは、「オリバーが自分たちを覚えていなくて当たり前じゃないかな~。ユーザーさんのお家で楽しく暮らしていたからね。」と言います。

11年前の思い出が詰まったアルバムとグローブ

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佐藤さん親子は、はやる気持ちを落ち着かせるかのように、幼かったころのオリバーと家族が写ったアルバムを眺めながら思い出を語ります。

「これは、運動会のパン食い競争ね。パンは取れなかったけどね!」と、昨日のことのように話す佐藤さん親子。

子犬だったオリバーと甘噛み遊びで使っていた「スキー用のグローブ」も用意しました。いつかオリバーが帰ってくる日を夢見て、11年間捨てずにとっておいたのでした。

オリバーが佐藤さんに別れを告げてから、もう11年も経っています。オリバーは佐藤さん家族を覚えているのでしょうか。

11年ぶりの帰宅に走り出すオリバー!

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佐藤さんのお宅から少し離れたところに車を駐車して、スタッフが老いたオリバーをゆっくりと降ろします。

オリバーの体にはハーネスではなく、首輪とリードが付けられました。スタッフとオリバーは、佐藤さんの家に歩いて向かいます。

佐藤さん宅が近くなると、太いシッポをフリフリするオリバーの歩みはスピードを増し、まるで「もう、この角を曲がれば僕のお家だからネ!」と言わんばかりです。

「オリバー、お帰り!」佐藤さんの声を聞いたとたん、オリバーは走り出しました。ハーネスを外されたオリバーは、もう、走っても良いことを知っていたのです。

雪子さんと晃子さんの元に、一目散に飛び込んでいきました。「会いたかったよ!」と二人を見上げると体をこすりつけて、再会の喜びを全身で表現しました。

勢いよく走る姿からは、盲導犬だったころのオリバーを想像することすらできません。

オリバーは、再び佐藤さんの家族に戻れたことをわかっていたようで、スタッフを追いかけることもなく、自ら佐藤さんの家の中に入っていきました。

懐かしい匂いがするのか、ひととおり部屋の中を確認したオリバー。晃子さんは、例のグローブを手にはめ「オリバー!」と呼ぶと、お得意のカミカミ攻撃を始めます。とても1ヶ月前まで盲導犬だったとは思えないほどのはしゃぎようです。

オリバーは、大好きだった家族のことを、決して忘れてなんかいませんでした。確実に佐藤さん親子のことを覚えていました。

11年という長い空白の時間を超え、オリバーは第二の犬生を歩み始めたのです。

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ユーザーに愛されながら盲導犬として活躍した日々、引退して再びパピーウォーカー家族と暮らす平凡な日々。

そのどちらもがオリバーの美しい犬生です。オリバーは、人間と犬との絆の美しさを私たちに伝えてくれました。

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Tsunayoshi ひまわり
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