飼い主の乗った救急車を追いかけた愛犬

引用の出典元:www.thedodo.com

ブラジルサンパウロ郊外の公園で、59歳のホームレス男性がケンカの末に刃物で刺されてしまいました。

男性を乗せた救急車は『Santa Casa de Novo Horizonte病院』へと急ぎます。男性の飼い犬は、一心不乱に救急車の後を追いかけました。

病院に到着した救急車からは慌ただしく男性が運び出され、正面玄関から手術室へと向かいます。彼の愛犬は救急車がいなくなったのを確認すると正面玄関の前に座り込み、再び飼い主が戻って来るのを待っていました。

残念ながら、男性は刺され傷が原因で亡くなってしまったのですが、愛犬にはそれを知ることができません。

こうして、犬は2度と帰ってくることのない飼い主を何カ月も待ち続けることになるのです。

よくしつけられた賢い犬

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病院のスタッフは、男性の愛犬が毎日玄関の前に横たわっていることに同情を覚え、毛布を用意してあげました。

犬のための食べ物や水も提供し続けていましたが、1週間、1カ月、2カ月と月日だけが無情に過ぎて行きます。

犬は1日中毛布の上に座り続け、玄関から飼い主が出てくるのを待ち続けました。そして3カ月が経ち、4カ月が過ぎても、犬は戻って来ることのない飼い主の姿をいつも探していました。

メディアからの取材を受けた担当者は、「彼はよくしつけられていて、本当に賢い犬です。病院の扉が開いても中に飛び込んで来ることもなく、ああやって毎日入り口の前で飼い主が戻るまで待ち続けているだけなんです」と話しています。

一度は保護されたものの再び病院へ

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スタッフの一人クリスティンさんは、そんな悲しい姿を見て、彼を助けるためになにか方法があるはず、と考え始めます。自らも2匹の犬を飼っているサルデラさんにとって、彼を引き取るのは容易ではありません。

そこで、SNSにこの悲しい運命を背負ってしまった犬の物語を投稿することに。

「私たちは動物から学ぶことがたくさんあります。この犬は2度と飼い主に会うことができないのに、ひたすら待ち続けているんです。
確かにその行為は無駄かもしれません。でも、飼い主との間に築かれた愛は永遠だと思います。私は犬から真の愛を教えてもらいました」

すると、犬を心配する人々からの声がたくさん寄せられ、地元の動物保護団体から引き取りたいと連絡が入ったのです。

これで犬も幸せになれる、誰もがそう思っていた矢先のこと、犬は施設を脱走してしまいました。

そして再び、3キロ以上離れた病院に戻って来たのです。

誰もが望んでいたハッピーエンドに!

クリスティンさんは、飼い主に会いたくて戻って来た犬に予防接種などを受けさせ、体も綺麗に洗ってもらいました。このまま彼はずっと病院の玄関で暮らすのかと思いきや…。

クリスティンさんのFacebookに、犬を家族に迎えてくれる里親が決まったことが投稿されていました。

クリスティンさんは犬に"チャンピオン"と命名し、彼がこれから新しい飼い主の元で一生幸せな生活を送れることを願いました。

自分を愛し大切にしてくれた亡き飼い主との思い出を胸に、チャンピオンは新しい犬生を力強く生きていくことでしょう。

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