上海市全域に撒かれた殺鼠剤

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11月1日から10日にかけて、ネズミの一斉駆除を目的にとした「殺鼠剤(さっそざい)」が、中国・上海市保健当局により同市全域に撒かれました。

殺鼠剤が撒かれたのは、住宅街を始め、レストランやスーパーマーケットなどの食料品店、農家、屠殺解体場など、ネズミが生息すると思われるエリア全般です。

秋はネズミが子どもを産む季節だということで、上海市内に住む住民だけでなく、観光客にも「衛生を保ちネズミを繁殖させない環境を心がけてほしい」と呼び掛けているとのこと。

同時に、「小さな子どもや犬猫が誤って殺鼠剤を食べないよう、ご注意ください」と注意喚起しました。

殺鼠剤はどこにでも撒かれている

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クマリン系抗凝固剤という成分を主体とする殺鼠剤を食べたネズミは、出血死します。

日本でも都会、田舎にかかわらず、公道であったり、レストランのゴミ置き場、鶏小屋周辺、畑、家の玄関回り、裏庭など、あらゆるところに殺鼠剤が撒かれます。

殺鼠剤は特に行政しか撒いてはいけない、という薬剤ではないためです。個人でもホームセンターやインターネットで普通に購入できます。

ペレット状の殺鼠剤には、赤色や緑色など着色が施されていますが、小さなお子さんや犬にはわかるはずがありません。

日本のネズミ駆除業者によると、繁殖時は毒エサを食べないため、繁殖前の2月や8月が駆除に適しているそうです。

また、猫のフン害で困っている人が、自宅周辺に殺鼠剤を撒くこともあります。

除草剤も犬の命を奪う!

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除草剤は比較的多くの家庭で使われる薬剤ですが、犬を飼っている場合は自宅周辺に撒かないほうが安全です。

除草剤散布で気を付けたい場所は、公道や田んぼ、畑、農業ハウス周辺、ゴミ置き場などです。場合によっては河川敷などにも撒く自治体があるかもしれません。

予想が付きにくい場所として、「お墓」が挙げられます。先日、筆者の自宅付近のお墓を散歩したワンちゃんが、お墓の脇の道路に落ちていたウィンナーを拾い食いし、死亡してしまいました。

飼い主さんによると、その近辺を通った際に、少し異様なニオイがしていたとのこと。「おそらくは、お墓参りに来た人が周辺全体に除草剤を撒いたあとに、弁当の残りを捨てたのでは」、ということでした。

数日前には自治体の班長さんが「道路脇に生えている草に除草剤を撒いたので、ワンちゃんがニオイを嗅がないように気を付けてください」と、近所で犬を飼っている人全員に伝達して回っていました。

ほかにも、ゴルフ場周辺や観光地など、思いがけない場所にも除草剤が撒かれていることがあるので注意が必要です。

除草剤は異臭がしないものもあるので、犬が顔を下げてニオイを嗅ぐ姿勢をしているときは、舐めていないか、拾い食いしていないか注意して見守ってください。

殺鼠剤や除草剤を犬が誤食してしまったら

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万が一、犬が殺鼠剤を誤食してしまったら、直ちに吐かせる必要があるので動物病院に連れて行ってください。

殺鼠剤の誤食から1時間以内に吐かせずに数時間経過すると、かなりの薬剤が吸収されています。

殺鼠剤中毒の場合、すぐに症状が出ずに数日後に現れます。その間、体のどこかでは出血が起き始めていますので、誤食の可能性が低かったとしても素人判断は命取りです。

除草剤中毒の場合、下痢や嘔吐、血便、脱水症状、呼吸困難などを起こしたり、死亡してしまうこともありますので、動物病院に搬送し適切な治療を受けさせてください。

大雨のあとには、殺鼠剤や除草剤が道路に流れ出ていることもあるので、常にそうした危険なものがあることを前提に散歩をさせてあげたいですね。

犬に靴を履かせるのは、除草剤が付いた足を舐めて中毒や肝臓障害を避けるため、という話もあります。

普段から草を舐めさせない、下を向いているときは注視する、お散歩のあとは足裏や顔、体全体を拭く、といった習慣を付けておきましょう。

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Tsunayoshi ひまわり
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