名もなき野良犬の過去

引用の出典元:www.thedodo.com

恐らく今までずっと、その犬は名前もないまま生きて来たのではないかと考えられています。名前の代わりに、ひとつはっきり分かること。それは、その犬が壮絶な人生を送って来たこと。彼の身体を見れば、一目瞭然でした。

彼の後ろ脚はひどく折れ曲がっていました。まるで、車にはねられたかのように。とにかく体中に傷が多数あったのです。

ピットブル専門の保護団体代表カーラ・ウェルチは語っています。「彼はずっと大変な思いをして来たのよ。」

しかし7月も後半に突入したころ、恐らく人生で初めて、その犬は名前を付けられました。そして、名前だけではなく、『明るい将来』も得たのです。

見ず知らずの女性を救うための自己犠牲

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その野良犬がアメリカはジョージア州ボールドウィンを徘徊していたときのこと。彼は男女が激しい剣幕で言い争っている場面に出くわしました。そして男性が、おもむろにナイフを取り出した次の瞬間。犬は男性と女性の間に割って入りました。

その犬は女性を救ったために、5回もナイフで刺されてしまいました。女性の命を救った代償で、彼自身の命は風前の灯火に。

ティモシー・クレー軍曹とダニエル・シーレイ警察官が犯罪現場に到着したとき、犬は血を流して道路に横たわっていました。

犬の容態は思わしくなかったものの、ふたりには犬をそのまま見殺しにすることなど出来ませんでした。そこでシーレイ警察官は、開業時間を遥かに超えた遅い時間帯にでも診察してくれる獣医師を探し出したのです。

ついに名前を得た犬

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クリニックに運び込まれた犬は、診察台の上で崩れ落ちました。保護団体のカーラ曰く、犬の出血量が多く、歯茎が真っ白になっていたのだとか。

徐々に犬の容体は回復し、数日後には、カーラがテネシー州にある彼女の保護団体に犬を連れて帰ることになりました。そのとき、名もなき野良犬だった彼についに名前が与えられたのです。その名は、『ヒーロー』。

「ヒーローは生きる運命だったのよ。」カーラは続けます。「彼は壮絶な人生を送って来たにも関わらず、素晴らしい犬。そんな彼の人生も昨日から好転したのよ。」

善意の連鎖

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クレー軍曹は語っています。「シーレイ警察官と私は、ヒーローの命を救うために手を差し伸べてくれた全ての人にとても感謝しているんだ。残念ながら、世の中には悪いことが溢れているけれど、このような出来事があると、この仕事をしていて良かったなと思うんだ。」

犬から警察官へ、警察官から獣医師へ、獣医師から保護団体へ…。善意の連鎖は続きました。しかし、ひとつだけ欠けていることがまだあります。

それは、ヒーローの新たな飼い主です。

見知らぬ女性を何の見返りも求めずに、とっさの判断で女性の代わりに盾となったヒーロー。勇敢で危険察知能力に長けた彼が忠犬でなければ、一体どの犬がそうだというのでしょう。

いざとなれば身を挺してでも人間を守ろうとするであろうヒーローは、将来の飼い主の守護神になるに違いありません。

参照:Stray Dog Sees Guy With Knife — And Jumps In To Save Woman’s Life

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi オリビア
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