高齢犬を襲った嵐は運命を変えてしまった

高齢犬"バディ"の運命を狂わせたのは、2017年6月19日に襲った「嵐」でした。その日、ゴードン・セッターのミックス犬、バディの住むペンシルバニア州デラウェア郡を嵐が通り抜けました。

12歳のバディは庭で飼育されていたのでしょう。目も耳も不自由な高齢犬にとって、強風と豪雨は飼い主が思う以上に強い恐怖を与えていたのかもしれません。

嵐が過ぎ去り飼い主が気が付いたときには、庭からバディの姿は消えていたのです。飼い主は地域を探し回り、オンライン掲示板にも通知を出し、警察にも愛犬が行方不明になったことを知らせました。

「どうか死なないでくれ!」

引用の出典元:www.facebook.com

翌日20日、住民から警察に1本の通報が入ります。民家の裏山の斜面から倒れた木の下に、犬が押しつぶされて動けないようだ、という内容でした。

すぐに2人の警察官が通報のあった現場へと急行すると、そこには土砂崩れを起こした森の木が倒れ、犬が下敷きになっていたのです。

24時間近くこんな状態で苦しんでいた犬を早く助けなくてはと、なんとか木を移動しようとしましたが、豪雨で水分を含んだ大木はあまりにも重く、地元消防署に連絡を入れ応援要請を入れました。


消防士たちが到着し、ただちにレスキューが始まりました。その間、消防士のトレーシーさんはバディに酸素を供給し、少量の水で口元を濡らして励まし続けます。

怪我の状態が判らない以上、水を飲ませるのは危険とトレーシーさんは判断したのです。

トレーシーさんは、目の前で苦しむ高齢犬がこのまま息を引き取ってしまうことだけはなんとしても避けたい、と神に祈るような想いで、バディの体に寄り添いさすり続けました。

手の施しようもなく安楽死に……

引用の出典元:www.facebook.com

救助活動が始まってから40分後、ようやくバディは大木から解放され、警察車両で動物病院へと運び込まれます。

バディの容態はかなり悪く、獣医師の診断は「もう手の施しようがない」というものでした。

警察では、前日に行方不明になった犬の飼い主に連絡を入れます。飼い主のメアリーさん家族が動物病院に到着し犬を確認すると、紛れもなく自分たちの愛犬バディであることに衝撃を受けました。

高齢に加え、これ以上何の処置もできないほどの状態に獣医師は安楽死を勧め、家族はそれを受け入れました。

行方不明のまま一人ぼっちで亡くなってしまうことを考えれば、自分たちに看取られて逝ったことだけでも良しとしなければ、家族も心の整理が付かなかったことでしょう。

多くの人の善意に感謝

引用の出典元:www.facebook.com

飼い主家族は、バディを懸命に救助してくれた警察や消防の人々に心からお礼を伝えました。

さらに、バディを探し続けてくれていた地元の動物愛護団体のボランティアスタッフたちにも感謝を述べ、次のように語っています。

「バディの救出にあたり、地元警察を始め消防、多くの人々の善意に本当に感謝しています。私は本当にこの地域社会を誇りに思います」

高齢犬のバディが嵐の日に外にいたことは、飼い主の過失かもしれません。しかし、消防署のFacebookでこの救出を知った人々からは飼い主を責めるコメントはなく、愛犬を失った飼い主の心中を労わるコメントがありました。

そして、全力で地元の人々の暮らしを守り続ける警察、消防に従事する人々にも多くの称賛と感謝が寄せられています。

バディのような高齢犬になると、これまでしなかったことをすることがあります。これまで脱走したことがないからと安心せずに、飼い主として安全の確保だけはしてあげたいですね。

参照元:Firefighter comforts just-rescued dying dog

\クリックするだけ!/無料でNPOを支援する方法

Tsunayoshiでは、誰でも簡単に動物保護団体を支援できる新しい取り組み始めました。みんなの「いいね!」で動物愛護の輪を広めませんか?目指せ、殺処分ゼロ!

興味のあるページに「いいね!」した後は記事をシェアして、多く人に動物愛護に関心を持ってもらいましょう!

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
読者の皆様により良い情報をお届けします!

話題のキーワード

今話題のしつけ関連ワード