異常行動=常同障害?

引用の出典元:shutterstock.com

人間の精神疾患のひとつで「強迫神経症」という病気がありますが、この病気に似た症状は犬にも発症する可能性があると言われています。

皆さんも耳にしたことがあるかもしれませんが「常同障害」といわれる病気が、人間の「強迫神経症」に似た疾患だというのです。

主な症状としては、人間の場合は「手が汚れているような気がして、ずっと手を洗い続けてしまう」、「戸締りなどが気になって、いつまでも外出することができない」など、強力な強迫観念に駆られてしまう症状が表れます。

犬の場合には「常同障害」を発症すると

  • 自傷行為(自分のしっぽや前脚を、繰り返し噛んだり舐め続ける)
  • 同じ場所を噛んだり舐めたりして、それにより皮膚炎を発症します。
  • 同じ場所を行ったり来たり往復する
  • 自分のしっぽを延々と追い掛け回す
  • おもちゃなど、エンドレスのように空中放り上げる


すべての行為をする訳ではありませんが、常同行動(同じ行動)を無意識に繰り返し行い続けることで、その行動をやめられなくなってしまう(強迫行動)状態に陥ってしまうのです。

犬の異常行動の理由①. ストレス



犬の異常行動の理由のひとつに「ストレス」が考えられます。

ストレスとひとことで言っても、原因はさまざま。


  • 運動不足
  • 同居犬との相性が悪い
  • しつけと称した飼い主による体罰
  • 引っ越しなどによる環境の変化 など、多岐にわたります。

できれば原因を突き止めて、改善できるところは可能な限り改善することで、犬の異常行動が減る可能性があります。

犬の異常行動の理由②. コミュニケーション不足

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飼い主とのコミュニケーションやスキンシップが不足している場合も、犬の異常行動が見られる場合があります。

犬は、自分に対しての愛情にとても貪欲な生き物です。出来れば飼い主さんを一人占めにしたいと願ってさえいるのです。

しかし、私たちも日々の仕事や家事に忙しく、愛犬のことが後回しになってしまったり、お留守番を長くさせてしまったりすることもあるかもしれませんよね。

愛犬にほとんど話しかけることもなく、毎日のルーティーンだけをこなしている…といった時に、犬は大いにストレスを感じて、それを解消しようとして異常行動を始めてしまうのです。

そうなってしまう前に、たとえ5~10分の短い時間であっても真剣に愛犬に向き合う時間を取ることで、愛犬にストレスを溜めさせないことが出来ますよ。

テレビを見ながらやメールをしながらではなく、愛犬だけに集中して遊んだり、たくさん話しかけてください。

そして愛犬の気持ちを想像し、思いやりをもって接してください。

その時には「いつもお留守番ありがとうね。イイ子にしていてくれて助かるよ」、「あなたのことが大好きなんだよ」という気持ちを、いっぱい伝えてあげてくださいね。

犬の異常行動の理由③. 病気や怪我の可能性も

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病気や怪我によって引き起こされる持続的な痛みがある場合、その痛みを紛らわせようと同じ行動を繰り返し、異常行動になってしまうことがあります。また、稀に遺伝的なことが原因の場合もあります。

これらの場合は、やはり動物病院でしっかりと検査をして、投薬などで症状を緩和といった方法を取ることをお勧めします。

犬の異常行動には、ストレスが大いに関係していることが解かってきましたが、それを完全に予防する手立ては今のところ無いように思います。

しかし、私たち飼い主が犬たちの気持ちを思いやり、愛情を持って接することで、愛犬のストレスを和らげることは出来るような気がします。

それが、結果的には犬の異常行動=常同障害を予防することにも繋がって行くのではないでしょうか。

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