カリフォルニア州最後の安楽死用ガスチェンバー

引用の出典元:blog.humanesociety.org

今月3日、カリフォルニア州コウリンガ市のアニマル・シェルターの『窒息ガスチェンバー(ガス室)』の使用が永久的に停止されました。これは、カリフォルニア州で使用されていた最後のガス・チェンバーでした。

同州では1998年に、アニマル・シェルターにおける一酸化炭素を使用したガス・チェンバーは違法になりました。しかし、そこには二酸化酸素を使用したガス・チェンバーは含まれていませんでした。

日本の行政による殺処分でも使用されている二酸化炭素による犬猫のガス殺。安楽死という言葉からは程遠く、長い苦しみと痛みを伴う死と言われています。

アメリカにおける殺処分事情

引用の出典元:blog.humanesociety.org

アメリカでは州により動物の殺処分に関する法律が異なり、また、市によっても事情はさまざまです。今日では、多くの州で認められている安楽死の方法は、静脈への薬物の注射、銃殺、感電死、減圧、そして、ガス殺です。

この中でも、訓練を受けた専門家により行われる薬物の注射が、もっとも思いやりのある安楽死の方法と考えられています。

アメリカのヒューメイン・ソサイェティー(The Humane Society of The United States / HSUS)は、長年ガス殺の廃止を求めて尽力を尽くして来ました。

結果、全米中で70以上にも及ぶ一酸化炭素使用のガスチェンバーを停止させ、2013年の頭には残っていた16のガスチェンバーを、4つにまで減らすことに成功しました。

現在では全米50州中26州が、ガス殺による安楽死を全面的に、または部分的に禁止しています。

HSUSの今後の取り組み

ヒューメイン・ソサイェティーは、ガス殺による安楽死はまったく受け入れられないとしています。多くの場合、小さく暗い箱型のガス室に複数の犬猫が入れられます。そのガス室には、以前殺処分させられた犬猫のにおいが残っているといいます。

その小さな箱の中で、犬たちは恐怖に怯え、助けを求め、苦痛にもがき苦しみながら最後の数分を終えます。犬たちはガス室内でどうにか呼吸をしようと暴れまわり、すべてが終わったときには、折り重なるようにして息絶えているそうです。

ヒューメイン・ソサイェティーは今後も、ガスチェンバー使用の廃止を求めて活動を続けて行きます。差し当たりの目標は、全米中のシェルターでのガスチェンバーの使用の全面廃止です。

最終的な取り組み・目標としては、犬猫の殺処分を完全になくすことです。それがどうしても不可能なのであれば、せめて人道的な方法での安楽死を選ぶことが、我々人間に出来ることだと説いています。

不幸なペットを増やさないために

アメリカ同様日本でも、今日も罪もない犬猫が人間の身勝手な理由により殺処分されています。

アメリカでの静脈注射による安楽死がいくらもっとも思いやりがある殺方法だといっても、それはあくまでも人間の解釈でしかありません。

この記事を読んでいる愛犬家のみなさんは、犬たちが人生の最期を飼い主のそばではなく、暗く恐ろしいガス室で、苦しみ絶望しながら死んでいくことを想像するだけで胸が押し潰されそうな気持ちになることかと思います。

ペットは最後まで責任を持って飼うこと。愛犬家なら当然のことと思われるでしょう。しかし、それをすべての飼い主が出来れば、不幸な最期を迎えるペットはいないはずです。殺処分をなくすには、飼い主の意識改革を始め、自治体のみならず、国をあげての取り組みが必要です。

ペットの最後を看取るのは飼い主の義務です。長年無償の愛で飼い主を癒し、喜ばせてくれた愛犬の旅立ちのときに、そばで見送ってやりたいと思いませんか?真の愛犬家たちの思いが、すべてのペットの飼い主に届くことを心より願います。

参照:Turning off the gas on last gas chamber in California

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事を書いたライター

Tsunayoshi オリビア
読者の皆様により良い情報をお届けします!

話題のキーワード

今話題のしつけ関連ワード