PTSDから救ってくれる愛犬の存在

引用の出典元:barkpost.com

ホームレスのマイク・ヒースさんは、PTSDを患う元米兵です。彼が飼っていた介助犬ベイビーがある日連れ去られてしまいました。大変な苦労はあったものの、心の優しい警察官との出会いのおかげで、大事な介助犬と再会を果たすことができたのです。

ヒースさんはベトナム戦争の時に獣医として派遣されPTSDを患いました。PTSDとは、Posttraumatic stress disorderの略で、心的外傷後ストレス障害のことです。命の危険を脅かされるような事件や出来事など強い精神的なショックを経験することでできる深い心の傷が原因で、時間が経ってからも何度も同じことを夢にみたり、恐怖を感じたりする精神的な疾患です。ひどいときには心身ともにさまざまな症状を引き起こすことがあります。

ベトナム戦争での大変な経験からPTSDを患ってしまったヒースさん。PTSDの専門医はヒースさんのPTSDを良くするために犬を飼うことを提案します。

彼が可愛がっていたのは10歳のシーズー犬で名前はベイビーと言います。彼はベイビーのことを「穏やかでとっても可愛くて、いつもキスするような恋人みたいな子なんだ」と話します。

「PTSDのフラッシュバックは本当に最悪なんだ。フラッシュバックした後の自分がいつも敵なんだよ」彼はテレビの取材陣に話しました。「本当に僕の犬ベイビーが必要なんだよ。ベイビーと一緒にいることが僕の人生のすべてだと思っている。ベイビーも僕のことを必要としているはず」と犬が連れ去られてしまった現状をテレビで訴えました。

盗んだ犯人は誰?

引用の出典元:barkpost.com

ヒースさんの介助犬ベイビーが見つかる2か月前にさかのぼります。ヒースさんは、ブルーミントンにいた別なホームレスと一緒にモーテルの部屋に泊まっていました。

この男は、友人の女と一緒に、ヒースさんのデビットカードを盗んで貯金をすべて使ってしまいました。その時にヒースさんの大事なベイビーも盗んでいったのです!

ヒースさんはお金も大事な介助犬も失くして精神的に荒れていました。ショックは受けていましたが、ヒースさんは犬を取り戻すためにできるすべてのことをやろうと決めて動きだしました。

彼はベイビーを探すための報酬200ドルを貯めるために、車の中で眠る生活をはじめました。

そして、犬を盗んだ男が住んでいると思われるエリアに犬捜索のポスターをあちこちに張り出しました。

ここまでして彼がベイビーを探す理由。ベイビーはヒースさんにとって本当に可愛らしくとってもいい犬なんです。

ところが、ヒースさんは心配していました。大好きな愛犬が盗んだ相手と楽しく過ごしていて、相手のことを好きになってしまっているんじゃないかと。

自分のところに戻ってこないかもしれない。でも、ヒースさんは他の人たちに勇気づけられて、自分が正しいと思うことを実行しようと考えていました。

愛犬との再会、願いが叶った瞬間!

引用の出典元:barkpost.com

ヒースさんの努力の甲斐もあって、「介助犬のベイビーと再会する」という願いは叶えられました。トニーさんとアンディさんジョンソン姉妹が、ビンテージショップの店の外にベイビーがいるのを見つけたのです。20代の男の子二人によって保護されたベイビー。

しかし、そのあとに連れていかれてしまいました。

奇跡的にヒースさんが犬を捜索するためのサイト「lostdogsmn.com」に登録していたこと、獣医師がベイビーのマイクロチップのデータを照合してくれたこと、警察と5月の事件がテレビで紹介されていたおかげで、ジョンソン姉妹もベイビーがヒースの介助犬だということを理解してくれました。そして、ブルーミントン警察署でヒースとベイビーは再会を果たしました!

ジョンソン姉妹は報酬を受け取る代わりにヒースさんが犬を見つけるのに役立った「lostdogsmn.com」に寄付をしました。

ヒースさんは、ベイビーと再会できると分かったとき、一晩眠れなかったと言います。「僕は幸せ者だよ。ベイビーが元気でいてくれて僕は本当に幸せ者だ」と喜んでいました。

犬が救う?PTSD患者

ヒースさんは戦争での後遺症でPTSDを患っていましたが、PTSD患者には「アニマルセラピー」といって、犬や馬、猫など身近な動物を使って症状を軽減させる治療が行われることがあります。

ヒースさんの場合は、ベイビーによるアニマルセラピーの治療効果もありました。アニマルセラピーでは、一緒にいる犬や猫などの動物と一緒にいることで同じ境遇だということを認識できます。一緒にいるペットと常に共感する気持ちを持ち「自分も負けてはいられない」というような競争心や、「自分が守らないといけない」という意識を持てるようになり、一緒に社会復帰を目指すという効果があります。

ヒースさんは、ベイビーがいなくなったことから「守りたい」という一心で、お金を貯めたり、ポスターを貼ったりと自分を犠牲にしてさまざまな行動をしていました。ベイビーがいなくなったこともヒースさんが社会復帰をするための第一歩だったのかもしれません。

Homeless Veteran With PTSD Reunited With His Stolen Service Dog

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Tsunayoshi Natsumi
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