わずか2歳で見捨てられた歩けない小型犬

引用の出典元:www.thisdogslife.co

2016年9月、飼い主の手によってアメリカの動物保護団体『サクラメントSPCA』に持ち込まれたのは、まだ2歳の小型犬のオスでした。

ある日、飼い主が帰宅すると犬が歩けなくなっていた、というのです。愛しているなら治療を受けさせるのが当たり前ですが、この飼い主は、犬の後ろ足が麻痺してしまったことを理由に彼を見捨てました。

それがたとえ路上に置き去りにしなかったとしても、この飼い主は「犬を飼う」という意味をまったくわかっていない人間としか言いようがありません。

後に、"ヘラクレス"と名付けられた小型犬が頼れるのは、目の前にいる医療チームの人間だけでした。

私たちは絶対に見捨てないよ!

引用の出典元:www.thisdogslife.co

毎日のように治療が必要な犬たちがここには集まってきます。医療スタッフは行き場のない犬たちの心を痛いほど理解しています。

スタッフたちは、ヘラクレスの寂しさや不安を少しでも和らげるために、思い切り彼を抱きしめてあげました。

ヘラクレスにどのような治療が必要か、入念に検査が行われます。その結果、脊髄の圧迫により完全に後ろ足が麻痺してしまったことが判りました。

麻痺の影響で、ヘラクレスは自分でトイレに行くことができません。それでもスタッフたちはヘラクレスを見捨てることなく、彼に合った治療法を模索し始めました。

犬の足が麻痺する病気の代表的なものに「椎間板ヘルニア」があります。この病気の症状として、足の麻痺(足を引きずる、立ち上がるのにすごく時間がかかる)、背中を触ると痛がって嫌がる、排泄や排便が困難になる(後ろ足の麻痺によって)などがあげられます。

出典:犬の足が麻痺 Doctors Me(ドクターズミーペット)

ヘラクレスとみんなの願いが叶ったた瞬間



ヘラクレスの麻痺の症状から、外科手術ではなくリハビリによる治療方法が選択されます。ヘラクレスが歩けるようにと、水中での歩行練習を含む様々な治療が始まりました。

ウォーターセラピーを受け持ってくれたのは、ボランティアさんでした。ボランティアさんの家にある丸いプールはヘラクレスのリハビリにピッタリの大きさです。

ヘラクレスはこのプールで泳ぐのがとても楽しみで、辛い気持ちではなく遊び感覚で毎日毎日頑張ります。

スタッフを始めボランティアの人も、心の底からヘラクレスがもう一度歩けることを願い、不断の努力を続けました。



そして2ヵ月後。とうとうヘラクレスは文字通り偉大な一歩を踏み出しました!まだグラグラしていますが、間違いなく自分だけの力で歩みだすことができたのです。

ヘラクレス、そしてケアにかかわったみんなの願いが叶った瞬間でした。

クリスマスまでに里親が見つかることを願って

引用の出典元:www.thisdogslife.co

ヘラクレスのリハビリは今も続いています。お友達犬の存在もかなり良い影響があったそうです。ヘラクレスはお友達犬やオモチャ遊びを通して、ますます回復しています。

獣医によると、あと2ヶ月ぐらいでだいぶ上手に歩けるようになるということです。

サクラメントSPCAでは、クリスマスまでになんとかヘラクレスに里親が見つかることを願って、懸命に里親さんを探しています。

ヘラクレスのように永遠の家族を必要としている犬の数に対して、里親になる家族の数はアンバランスなままです。早くバランスが取れるようになってほしいですね。

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