トイ・マンチェスター・テリアの特徴:無駄のない体型

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  • サイズ:小型犬
  • 体高 :オスメスともに 25~30cm
  • 体重 :オスメスともに 2.7~3.6kg

トイ・マンチェスター・テリアは、ブラック&タンの毛色を持つ小型犬です。体高よりも体調が長く、とてもバランスのとれた流線形の体型が特徴的です。

細長い精悍な顔立ちに、尖った三角耳、首も脚も細いのが特徴です。尾はサーベル型の垂れ尾で長く、毛並みは光沢のあるスムースです。

トイ・マンチェスター・テリアは、ネズミを駆除する犬として有名で、100匹のネズミを13秒6という素早さで駆除した犬がいたほど、俊敏さと筋力が備わっています。

毛色は、ブラック&タンのみで、他の色がないのも特徴です。その毛色からブラック・アンド・タン・テリアの別名を持っています。


トイ・マンチェスター・テリアの歴史


  • 原産国:イギリス
  • 用途 :ネズミ獲り、ウサギ獲り

トイ・マンチェスター・テリアは、イギリス原産で、国を代表するテリアです。

当時、イギリスの労働者階級では、ネズミ殺しゲームというギャンブルが流行していたことや、農場のネズミを駆除する目的で、トイ・マンチェスター・テリアは多く飼育されるようになりました。

19世紀後半に、一回り大きいサイズのマンチェスター・テリアを改良して生まれたのですが、この基礎犬は、ウィペット、グレー・ハウンド、イタリアン・グレーハウンドといった流線型の体の犬種を交配して作られ、もともとネズミ狩りの能力に優れていた犬種です。

それをさらに改良して、トイ・マンチェスター・テリアが誕生したのですから、運動神経が抜群になって当然な犬種なのです。

しかし、ゲームで優秀な成績を残し賞金を獲得したいという欲望のせいで、トイ・マンチェスター・テリアは食事制限によって小型化され、病弱な個体が多くなり絶滅の危機に瀕した、といいます。

その後、動物愛護精神の普及とともに、ネズミ殺しゲームは禁止され、トイ・マンチェスター・テリアは次第に人気が衰えていった、という歴史を持っています。

20世紀になると、トイ・マンチェスター・テリアの体重を3.1kgとしていた上限制限が緩和され、健全な犬種となり再び人気を取り戻していきました。

1938年には、イギリス・ケネル・クラブにミニチュア・ブラック・アンド・タン・テリアの名称で公認されます。さらに1960年にはイングリッシュ・トイ・テリアの名称になり、現在もイギリスではこの名称で呼ばれています。

戦後アメリカに輸入されたトイ・マンチェスター・テリアは、当初はブラック・アンド・タン・テリアと呼ばれていました。1923年にマンチェスター・テリア・クラブが設立された際に、マンチェスター・テリアと名称を改めます。

日本ではアメリカと同じく、トイ・マンチェスター・テリアの名称でジャパンケネルクラブに登録されています。2014年度ジャパンケネルクラブのトイ・マンチェスター・テリアの登録頭数は、138犬種中57位で124頭ですので、希少犬というほどではなく、比較的多く飼育されている犬種です。

トイ・マンチェスター・テリアの性格:好奇心旺盛

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トイ・マンチェスター・テリアの性格は、とにかく好奇心旺盛で、いつも四方八方にアンテナが張られ活発に動き回ります。また飽きっぽい性格もあり、次から次へと好奇心の対象が変わっていきます。自分よりも小さい生き物に興味を持ち、時に追いかけ回すこともあります。

明るい性格で飼い主に従順ですが、甘えん坊な一面もあるので、家族の側にいつも一緒にいたがります。知らない人には怖がることがあり、臆病な性格も備えています。

全てに興味を示し、一時もじっとしていない、まるで幼稚園児のような性格です。

トイ・マンチェスター・テリアの性格まとめ


  • 好奇心旺盛
  • 飽きっぽい
  • 従順
  • 甘えん坊
  • 臆病

トイ・マンチェスター・テリアの平均寿命とかかりやすい病気


トイ・マンチェスター・テリアの平均寿命は14~16歳と、多くの犬種の中でも長生きです。

トイ・マンチェスター・テリアのかかりやすい病気として、皮膚病や関節疾患や椎間板ヘルニアが知られています。また、細い脚のリスクとして、骨折しやすいので、高い所からの飛び降りは厳禁です。

皮膚病にかからないように、獣毛ブラシで全身の血流を良くし、強い免疫を作る食餌を心がけて予防します。

椎間板ヘルニアにならないように、前脚を持ちあげて立たせるポーズは避けます。関節への負担を減らすため、滑りやすく固い床は避けたいところです。普段遊ばせる床は、コルクなど衝撃を吸収するタイプがおすすめです。ソファに乗りたがりますので、犬用の階段を準備しておけば安心です。

老犬になる前から栄養のバランスを考えた食餌を与えましょう。肥満もあらゆる病気の原因になりますので、運動量もきちんと確保して、太らせ過ぎに気をつけましょう。

トイ・マンチェスター・テリアの飼い方:日焼けと寒さに注意

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トイ・マンチェスター・テリアは、屋外飼育は向いていませんので、室内飼育が最適です。寒がりですので、ケージ内には柔らかくて温かい毛布を入れてあげましょう。

暑いのはもちろんですが、寒さにはめっぽう弱いので、散歩時は洋服を着せてあげましょう。夏場は長時間日焼けすると皮膚に水ぶくれができることがあります。UV加工の犬服で紫外線を予防しましょう。快適温度維持機能付きの「プレサーモC25」という素材を使った犬の服は、1年中25度をキープする快適な服ですのでおすすめです。

トイ・マンチェスター・テリアの散歩は1日に30分程度を目安に歩行運動を行います。走るのも大好きなのですが、コンクリートではなく芝生など衝撃の低い場所で、ロングリードで自由に走らせるのも良いでしょう。小動物に反応しますので、突発的なダッシュには気をつけます。

とても賢い犬種ですので、しつけは簡単に覚えてくれます。警戒心から来訪者やインターホンの音に反応しやすい犬種です。幼犬の頃から、人、音、他の犬とたくさん触れる機会を作り、社会性を育てます。

好奇心旺盛なトイ・マンチェスター・テリアには、あまり広い空間で過ごさせるのはおすすめしません。神経を張り詰める範囲が広くなるとストレスがかかりますし、走り回り過ぎて脚を傷める可能性も大きくなるからです。

また、お留守番の練習も早い段階から行っておきます。始終部屋で自由にさせずに、ケージ内でおとなしく過ごせるようなしつけをしておくと、誤飲や家具をかじるといったイタズラも防ぐことができます。

被毛は獣毛ブラシを使い週に2~3回程度毛並みを整えます。抜け毛の量は普通に抜けますので、適宜掃除は必要です。

探検家みたいなトイ・マンチェスター・テリアの赤ちゃん

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ちょこまか走る、生後8週目のトイ・マンチェスター・テリアの赤ちゃんです。

広すぎる床を好奇心の赴くままに走る姿からは、まさにトイ・マンチェスター・テリアの性格がよく伝わってきます。

トイ・マンチェスター・テリアは、こんな赤ちゃんの時から、好奇心が強くて、頭が良い犬種なのですね。

抱っこ好きなトイ・マンチェスター・テリアと暮らそう


トイ・マンチェスター・テリアのちょこまかした可愛い動きが気に入って、飼おうと決める方も多いようです。近くにブリーダーさんが見つからない時は、ジャパンケネルクラブに問い合わせてみると良いでしょう。最寄りの支部長はブリーダーさんに詳しいので情報が頂けるはずです。

抱っこが好きで、ひざの上にちょこんと乗っている時は、いつまでもおとなしく寝ています。寒がりなので、きっと飼い主さんの体温が温かくて気持ち良いのでしょうね。

トイ・マンチェスター・テリアは、ひとり遊びも得意ですが、寂しがり屋な面もありますので、あまり長時間のお留守番はさけたほうが良いですね。

全身で愛情表現をしてくれるトイ・マンチェスター・テリアとの暮らしは、これまでにない楽しい時間を満喫できることでしょう。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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