世間が抱くピットブルのイメージと、その弊害

アニマルシェルターに収容されているピットブルの人々が抱くイメージは、残念ながらポジティブなものではありません。

定期的に起こるピットブルによる殺傷事故や一部のメディアからイメージで、ピットブルは攻撃的・高圧的・怖いなどのレッテルが貼られがちです。

そして、それに追い打ちをかけているのが、シェルターでは雑種・純血種問わず犬種を記載することが義務付けられていることです。

以前、著者が記事『“ピットブル”と表記されるだけで前途多難な道。偏見がもたらす悲しい4つの事実』でもご紹介しましたが、犬種をピットブル(または、その雑種)と特定するだけで、里親探しは難航してしまうのです。

その結果、ピットブルは里親を見付けぬくい犬種となり、殺処分になることも珍しくはありません。

ある写真家が思い付いたプロジェクトとは?

引用の出典元:www.huffingtonpost.com

ピットブルには、印象(イメージ)の問題があると気付いたのはアダム・ゴールドバーグさん。アメリカのフロリダ州で活動する写真家です。

アダムさんがピットブルの里親探しを助けるために立ち上げたプロジェクトは、『ピットブル・ピクチャー・プロジェクト』。プロジェクトの趣旨は、ピットブルに花の冠を被せたポートレートでお馴染みの写真家ソフィー・ゲイマンドさんの『ピットブル・フラワー・パワー』と同じです。

アダムさんはこう語っています。

「僕は人々がピットブルを見るときに、僕と同じように彼らを見てもらいたかったのです。ピットブルはとぼけてるところもあるし、愛らしい犬種。メディアのせいで、ピットブルに悪印象が付きまとっているのは残念なことだし、そのせいで益々里親探しが困難になっています。ピットブルが飼い主と一緒にいるのを見ても、人々にはやみくもに怖がって欲しくはないんです。」

プロジェクトの成功例

アダムさんは、無償でピットブルのポートレートを取り続けています。そして、その効果は絶大です。

フロリダ州タンパベイのアニマルシェルターにいたピットブルのジンジャーは、プロジェクトの成功例です。ジンジャーは人が大好きで性格に何の問題もありませんでした。しかし、元の飼い主がガンに侵されホスピスで過ごすことになり、ジンジャーを泣く泣く手放すことになったのです。

すぐに里親が決まったジンジャーでしたが、クレートを破って脱走し、再びシェルターへ戻って来てしまいました。アダムさんがジンジャーの写真を撮影した数ヶ月後、ジンジャーには無事に新しい里親が見つかりました。

新しい飼い主は、四六時中ジンジャーと一緒に過ごしてくれる老夫婦。クレートを破って脱走した理由は、ジンジャーが極度の寂しがりで、ひとりぼっちでいたくなかったからなのです。

参照:These ‘Goofy And Lovable’ Photos Destroy Violent Pit Bull Stereotypes

ポートレートの中のピットブルたち

引用の出典元:www.huffingtonpost.com

アダムさんが撮影した写真の中のピットブルたちは、どの子もみんなリラックスした表情で、それぞれのチャームポイントが引き出されています。


引用の出典元:www.huffingtonpost.com



引用の出典元:www.huffingtonpost.com


引用の出典元:www.huffingtonpost.com


引用の出典元:www.huffingtonpost.com

とぼけた感じやひょうきんな姿の彼らからは、攻撃的といったネガティブなイメージは連想されません。

写真を見ると、いかに私たちが偏見や固定概念に縛られがちかということと同時に、どの犬もピットブルという犬種の悪いイメージでくくることはできないと気付かされます。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi オリビア
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