甲状腺機能低下症ってどんな病気?

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甲状腺とは、犬ののどの部分にある器官で、ここから分泌される甲状腺ホルモンは、全身の細胞の代謝を上げる働きがあります。この甲状腺ホルモンの働きが低下して起こる病気が甲状腺機能低下症です。

甲状腺機能低下症の原因は基本的に後天的なものです。免疫系の異常により本来体を守るはずの免疫が甲状腺を攻撃してしまったり、甲状腺そのものが委縮してしまったりすることが原因だと言われています。また、副腎皮質ホルモンの異常が原因で起こるクッシング症候群など他の病気に併発して甲状腺機能低下症になる場合もあります。

ゴールデンレトリバー、シェルティ、柴犬、ダックスフンド、ドーベルマン、ミニチュアシュナウザー、プードル、ボクサーなどの中・大型犬で多くみられる病気であり、小型犬ではあまり発症しないとされています。

甲状腺機能低下症は、他の病気に併発しているものでない限り治らない病気です。症状を抑えることはできますが、投薬治療など一生付き合い続けなければなりません。

甲状腺機能低下症が疑われる、11の症状はコレ!

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甲状腺機能低下症には様々な症状が表れます。主に起こる症状としては、以下のものがあります。


  • 腹部~脇腹が左右対称にハゲる
  • ぼんやりとして悲しげな表情(皮膚がぶよぶよ)になる
  • 体温が低くなる
  • 寒がりになる
  • 全身がむくむ
  • 心拍数や血圧が低下する
  • 動作が鈍くなる
  • 体重が増える
  • 皮膚が乾燥してフケが多くなる
  • 皮膚が黒ずんだり厚くなったり、荒れたりする
  • 発情が止まる
  • てんかん様発作を起こす

これらの症状は老化によるものだと見過ごされがちですが、特に甲状腺機能低下症で目立つのは皮膚の異常です。いくつか該当するようであれば動物病院に相談してみましょう。血液検査で結果がでます。

症状が重篤になると、昏睡に陥ったり意識障害を起こすこともあります。特に昏睡症状に関してはドーベルマンで多くみられるようです。

甲状腺機能低下症の治療はどうするの?

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甲状腺機能低下症の治療には大きく分けて2種類があります。もしこの病気がクッシング症候群などに併発して起こっていれば、大元の病気を治すことが最優先です。

甲状腺機能低下症を単独で発症している場合には投薬治療を行います。不足している分の甲状腺ホルモンを人口の甲状腺ホルモン製剤(レポチロキシン)を投与して症状を改善させますが、投与量を謝ると逆に甲状腺ホルモン過多になり別の症状が出てしまいます。

投薬してから1週間~4か月ほどの期間をかけて段々に症状が改善していきますが、投薬は一生続ける必要があります。

犬が甲状腺機能低下症になったら

引用の出典元:luke20020926.blog.fc2.com

犬が甲状腺機能低下症だと診断された場合、投薬治療を続ける覚悟をしなければなりません。甲状腺機能低下症は致死率が低い病気ですが、皮膚の状態が悪かったり疲れやすくなっている状態は犬にとって辛いものです。

気付かれにくい病気ではありますが、発見して投薬をすることで症状は改善します。また他の病気からの併発の場合、病気の早期発見が鍵になることもあります。

特に甲状腺機能低下症になりやすい中型~大型犬種を飼育している方は、こういった病気があるということを認識しておくようにしましょう。

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Tsunayoshi しおすけ
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