ダルメシアンの特徴:謎に包まれたルーツの白黒の斑模様

引用の出典元:www.shutterstock.com

  • サイズ:中型犬~大型犬
  • 体高 :オス 56~61cm メス 54~59cm
  • 体重 :オス 27~32kg メス 24~29kg

ダルメシアンの特徴は、なんといっても白黒の斑模様でしょう。白い被毛をベースに黒毛の水玉のような斑が全身に入っています。この模様がどこから来たのか、そのルーツは諸説あり、未だに謎に包まれています。

ダルメシアンの被毛は滑らかな短毛です。毛色は、ホワイトの地色にブラック、またはブラウンの斑が入っています。ブラックとブラウンの色味は混合されていないことが理想で、できるだけ輪郭がはっきりしていて、全身にバランス良く配置されているのが良いとされています。

ダルメシアンの体は、力強くまっすぐな背中に、引き締まった腰、筋肉質な肩を持ち、非常にバランスが整っている犬種です。耳の位置は高く頭部に沿うような垂れ耳です。尾はムチ状で力強く、先端にかけて細くなっています。

筋肉質の体で軽やかにリズムをきざむように走る姿が特徴です。馬車の伴走犬として使われていたので、30kmもの長距離を走ることができる持久力を備えています。


ダルメシアンの歴史


  • 原産国:旧ユーゴスラビア(ダルメシア地方)
  • 用途 :同伴犬、家庭犬、万能犬

ダルメシアンの歴史は諸説ありますが、記録を紐解くと、古代エジプトの墓の壁画には、すでにダルメシアンと思われる、ブチの入った犬が描かれていますので、数千年前から存在していた古い犬種と思われます。

他にも、1400年代にはエジプト人がフランスやドイツまで移動してきたことが記録されていますので、当然ダルメシアンも一緒に移動したと考えられます。

その後、様々な民族や異文化が集まるバルカン半島付近、旧ユーゴスラビアのダルメシア地方まで移動するなかで、ダルメシアンが地域に定着し、原産国や名前の由来になったのではないかと考えられます。

祖先犬も不明で、一説には同じ斑模様を持つグレードデーンやポインターを交配したのではないか、と言われていますが、すべては推測の域を脱することはできません。

そんな謎の歴史を持つダルメシアンですが、19世紀中期から後期のイギリスにおけるヴィクトリア朝時代になってからは、貴族らの馬車に併走させたことが記録されています。優雅に見せたり、盗賊からの護衛犬として使われたりしました。

また、ダルメシアンは教えなくても、不思議と馬車のどの位置に立てば最も優雅に見えるのかを把握していたといいます。長い歴史の中で代々学習したことは、遺伝子に組み込まれるといいますから、ダルメシアンも例外ではなかったのでしょう。

ダルメシアンは万能犬といわれるほどで、猟犬、番犬、牧畜犬、軍用犬、サーカスの芸をする犬としても活躍していました。ダルメシアンの体力と持久力、好奇心の旺盛さなどの特徴によって、多くの仕事をこなすことができたのでしょう。

ダルメシアンはイギリスにおいて初めて犬種が公認され、貴族を始め富裕層の間で人気を得ました。アメリカにも持ち込まれ、車がなかった当時の消防馬車の伴走犬を務め、現在でも消防署のマスコットになっています。20世紀に入り車の普及とともに、ダルメシアンの活躍の場所はなくなり、次第に人気は衰えていきます。

1961年、ディズニー映画の「101匹わんちゃん」で、主人公のポンゴとパーディとしてダルメシアンが使われ、頼りになる家庭犬として再度人気を博することとなります。

2014年度ジャパンケネルクラブのダルメシアンの登録頭数は、138犬種中42位で267頭ですので、日本でもダルメシアンは一定数飼育されていると推測できます。

ダルメシアンの性格:好奇心旺盛で明るい!

引用の出典元:www.shutterstock.com

ダルメシアンの性格はとにかく好奇心が旺盛です。新しいオモチャや初めて見る景色には、はしゃぎまくります。子供との遊びでは時に興奮しすぎることがあります。

無駄吠えや攻撃性は少ない犬種です。しかし神経質な性格もあり、初対面の人や犬には警戒することが多い犬種です。

ダルメシアンは、飼い主に従順で、目をじっと見て飼い主に気持ちを伝えようとする愛情深い性格です。

ダルメシアンの性格まとめ


  • 好奇心旺盛
  • 興奮しすぎる傾向にある
  • 神経質
  • やや警戒心が強い
  • 愛情深い

ダルメシアンの平均寿命とかかりやすい病気


ダルメシアンの平均寿命は12~14年程度と考えられています。大型犬の中では比較的長生きの犬種です。

ダルメシアンがかかりやすい先天的な病気として、聴覚障害や尿路結石症があります。


聴覚障害


ダルメシアンは聴覚障害が多く発生する犬種です。ほとんどは子犬の時のテストでわかるのですが、片方だけの聴覚障害の場合、診断が難しいこともあります。


尿路結石症


尿路に石のような塊ができてしまい、尿が排泄されずに腎臓にダメージを与える病気です。特にダルメシアンは他の犬種と比べて尿酸を分解する酵素が少ないので、かかりやすい病気として注意が必要です。

頻繁にトイレに行くようになったり、尿が出にくくなったり、血尿、排尿の際に鳴く、食欲の低下などがみられたら、尿路結石を念頭に獣医師の診察を受けて下さい。

運動量を確保することで、アルカリ尿になりにくいといわれています。さらに飲み水を多めに摂取できるよう、フードをふやかし、複数回に分けて食餌をさせるのも予防になります。また尿を濃くしないよう、長時間排尿を我慢させる環境を避けましょう。

ダルメシアンの飼い方:室内飼育が理想的

引用の出典元:www.shutterstock.com

ダルメシアンを飼うなら、室内飼育が理想的です。孤独を嫌いますので、いつも家族の姿が見えるような場所にケージなどを設置しておきましょう。

しつけは、的確に気長に行います。大型犬の突発的な力を出させないように、「ツケ」は確実に教え込みます。アイコンタクトが上手な犬種ですから、正しくしつけることで、いつも飼い主の指示を待てる良い子に育ちます。

運動量は大変多いので、一緒につきあえるだけの体力は必要です。子供の力では到底散歩は出来ないので、大人がきちんと管理できる家庭で飼うのが向いています。

1日の散歩量は1時間程度を2回は行います。ロングリードやドッグランに行くなどして、十二分に体力を使わせます。運動不足が長引くと、ストレスがかかり問題行動につながりかねません。ダルメシアンをのびのびと飼育させられる環境を確保してから、購入を検討しましょう。

ダルメシアンは短毛ですが、比較的被毛は多く抜けますので、毎日のコーミングは欠かせません。特に換毛期は丁寧に無駄毛を取り除き、清潔な皮膚の状態を心がけます。

大きな垂れ耳ですので、耳の中は蒸れやすい状態です。定期的に耳の掃除を行って清潔を保ちましょう。

【動画】笑うダルメシアン!

引用の出典元:www.youtube.com

犬が笑っているように見えることはよくありますが、このダルメシアンは、かなり必死に笑おうと努力している模様!

観ているこちらまで、思わず笑ってしまいました。

10歳になったダルメシアンのギャビー、顔の筋肉を目いっぱい使って、本人最高のスマイルのつもり。だけどちょっと歯がむき出しになって怖いんだな〜。

頑張ったダルメシアンに、ツナヨシから努力賞を差し上げます!

さすが、万能犬と言われたダルメシアンだけありますね♪

ダルメシアンとアウトドアを楽しむ!


ダルメシアンは、持久力がありますので、飼い主さんとのアクティブな行動に付き合わせるには、ぴったりです。

ダルメシアンのオフ会に参加するのも楽しいですよ。ドッグランで走らせようものなら、似たようなブチ模様ばかりで、自分の愛犬がどこなのか、わからなくなるほどです。まさに101匹わんちゃんが大行進しているようで賑やかです。

トレッキングや長距離のウォーキングにもつきあってくれる良い相棒となるでしょう。ダルメシアンが若いうちは、こちらが根負けしてしまうかもしれませんね。

それでも9歳頃になれば、少々老いが始まります。これまで通りの運動量よりも減らしてあげないと、体に負担がかかります。いつものような遊びに興味を示さなくなれば、飼い主側の意識も変えていく必要があります。

ダルメシアンの躍動感のある走りっぷりは見事です。若いダルメシアンとはアクティブにアウトドアを楽しみ、老犬になったダルメシアンとは、語り合い見つめ合い、お互いの心の絆をさらに深めるような、素敵なワンライフを楽しんで下さいね。

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事についたタグ

この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
読者の皆様により良い情報をお届けします!

話題のキーワード

今話題のしつけ関連ワード