保護を一度は諦めかけたものの

引用の出典元:www.thedodo.com

冷たい雨が降る肌寒いある日のこと。テキサス州ヒューストンで保護活動をするローラさんが車で走っていると、何やらバックミラー越しに視線を感じます。

バックミラーに映っていたのは、とても悲し気な瞳をしたピットブルでした。彼女の脳裏に「保護するのは無理かもしれない…」とよぎります。

その理由は、反対の車線に野良犬がいたこと、すでに6頭の犬と一時預かりの犬2匹がいることでした。

しかし、ローラさんは思い直し車をUターンさせ、ショッピングモールの駐車場に停車しました。ところがすでに野良犬の姿はそこになく、しばらくそこで待ってみることに。

首に残されたリードが悲しい過去を物語る

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しばらく待っていたローラさんは、ついに野良犬を発見し声を掛けます。野良犬は冷えた体を震わせながら近づき、ローラさんのニオイを嗅ぐと、開いたドアから一目散に助手席めがけて飛び乗ってきました。

"トール"と名付けたオス犬の首には、かつて装着されたであろう切れたリードがぶら下がっています。

脱走したのか、それとも捨てられたのかはローラさんにもわかりませんでしたが、トールが過去に人間に飼われていたことを物語っていました。

さらに、トールの顔には複数の傷跡があり、その時間が決して幸せなものではなかったことも…。

ローラさんは、虐待されていたと思われるトールをシェルターに連れて行きたくありませんでした。それでなくとも、ヒューストンでは先のハリケーンで数千匹もの迷子犬が発生し、シェルターはいっぱいです。

そして、トールはピットブルであることから、明らかに養子縁組のチャンスは少ないのが現実でした。

愛情を一身に受けてほしいから

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ローラさんは、ひとまずトールを自宅に連れて帰り様子を見ることにします。

トールは暴れたり物を噛んだりすることもなく、ほかの犬たちにもフレンドリーで、用意されたハウスの上でおとなしく座っていました。

「やはり人間に飼われていたことは間違いない。彼の心を回復させるには、里親からの愛情を受ける必要がある」

そう確信したローラさんは、ヒューストンに新しくできたレスキューグループ『Three Little Pitties』に連絡を入れました。

虐待されて尚、ローラさんに愛情を見せるトールを手放すことは辛い選択だったに違いありません。しかし、それがトールのためだと信じての結論でした。

現在、トールの里親探しが始まっていますが、今でもローラさんはトールを自分の家族に迎えたい衝動に駆り立てられることがあるそうです。

トールはとても穏やかで良い犬なので、きっと早い段階で里親が見つかることでしょう。

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Tsunayoshi ひまわり
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