韓国の食肉処理場で発見されたチチ

引用の出典元:www.youtube.com

2015年、チチが発見されたのは、韓国のとある食肉処理場でした。

しかも、ゴミ袋の中から救出されたのです。

アメリカの動物救助団体ARMEのスタッフがチチを見つけたとき、全身には切られた痕や叩かれた痕がありました。

驚くべきことに、チチは、食肉市場で販売するための食用犬として扱われていたのです。

体の怪我は、肉を柔らかくするために棒で叩かれていたと思われます。しかも、4本の脚をロープで縛られ、逆さまに吊り下げられていたせいで、すべての脚が骨まで見えて腐敗し始めていました。

腐敗した犬の肉は売れない、ということで、チチはゴミとして捨てられていたのでした。

チチの脚を切断するしかなかった

引用の出典元:armeteam.org

レスキューのスタッフは、ガリガリに痩せ細った体のチチを抱きかかえて、急いで動物病院に運び治療を受けさせます。

診断をした獣医は、腐敗している脚すべてを切断しなければチチの命を救うことはできないと判断しました。可哀想ではありましたが、チチの命を救うためです。

手術を終え麻酔から覚めたチチは、自分の脚がすでになくなっているにもかかわらず、歩こうとしたのです。チチには生きる気力がちゃんと残っていたのです!

チチには歩行器が与えられ、スタッフと一緒にリハビリを続けました。チチは2ヵ月のリハビリで、歩行器がなくても病院の廊下を走れるようになりました。

チチは、ボール遊びがこんなにも楽しいということを初めて経験しました。美味しいおやつも覚えました。人懐っこく、スタッフにも甘えっぱなしです。もしかしたら、チチはペットだったのかもしれません。

恐ろしい体験をしたにもかかわらず、チチの目には、決して不安や恐怖や怒りはなく、いつも尻尾を振って周りの人たちを安心させるまでに回復したのです。

チチの幸せな第二の犬生が始まった!

引用の出典元:www.youtube.com

明るく頑張っているチチに、里親さんが現れました。アメリカのアリゾナ州フェニックスに住む、ミーガン・ハウエルさん家族によって、幸せなチチの第二の犬生が始まったのです!

初めての芝生にチチはご機嫌です。歩行器無しで走り回って元気いっぱいです。唯一彼女にできないことがあります。それは、階段を上がること。でもそれ以外はなんでもできるんです!

飼い主さんが座っている膝の上に、ジャンプすることだってできちゃいます。これには飼い主さんも驚いたと言います。

安心して暮らせるようになったチチ。

韓国語でチチとは、「愛」を意味します。2ヵ月前には消えかかっていた命は、多くの人の支えで繋がれました。もう誰もチチを恐怖に陥れることはありません。

チチは今、みんなから愛されて生きています。

犬食文化が生んだ悲劇

韓国では現在でも犬肉を用いた料理があります。一般的には、食肉用に改良された犬種「ヌロンイ」という、黄色系の被毛でスピッツを大きくしたような犬種が使用されています。

しかし、野良犬や愛玩犬をいまだに食用としている可能性もあるようです。また韓国だけではなく、中国、台湾、フィリピン、ベトナムなどアジア圏では、犬食文化が今尚現存しています。

アジア圏のみならず、スイスの山間部では犬食が黙認され、北米のインディアン民族が、宗教的儀式などに犬を使うなど、過去からの犬と人間の関わりが根強く残っています。

たまたま日本では、すでに犬食文化が衰退しているだけのことで、昭和に入ってからも犬を食べる日本人は実際にたくさんいました。現に、私は「犬を保健所からもらって食べていた」と、ご高齢者から話を聞いています。

日本のイルカ食の文化と同様に、他国の文化を否定することはできません。しかし、実際に韓国の動物愛護団体ではこういった食文化に反発しています。

たとえ文化といえども、ペットとして飼われる犬に、こんなことが実際に起きているのは本当に辛いことです。せめて、ペットとして人間と暮らす命だけは、食用としない方向に変化してほしいと思います。

チチの笑顔が、世界を変えるきっかけになることを信じて。

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
読者の皆様により良い情報をお届けします!

話題のキーワード

今話題のしつけ関連ワード