ブリーダーの元からボストンテリアを保護

引用の出典元:www.facebook.com

2016年7月4日、動物愛護団体のSperanza Animal Rescue(通称:SPR)に、恐ろしく状態の悪い子犬の写真が匿名で送られてきました。

動物愛護団体のスタッフが、写真と一緒に添えられていたペンシルバニアの住所に急行すると、そこはブリーダー宅でした。スタッフがこの写真の子犬がいるかと確認したところ、ブリーダーはあっさり認め、引き渡しに応じたのです。

保護した子犬を動物病院で診てもらったところ、生後16週ぐらいのボストンテリアのオスで、全身がダニによる疥癬にかかっていることが判明しました。

獣医によれば、すでに免疫力がかなり低下しているため、子犬の命が助かる保証はないとのことでした。唯一我々にできることは、リブレの生きる力を信じ、神に祈ることだけだ、と。



この病気は、不衛生な環境や免疫の低下によって、さらに悪化してしまう厄介な病気です。

ブリーダーは「治療しても治らなかった」と主張しているのですが、ウジが湧くほどまでに悪化していることから、完全にこの子犬を見捨てていたものと思われます。

子犬の奇跡の回復に世界中が感動

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動物愛護団体のスタッフは、この可哀想なボストンテリアに自由を意味する「リブレ」と名付け、奇跡が起きて自由に走り回れるようになることを願いました。

リブレの小さな体を蝕み続けてきたひどい痒みと、目にできた潰瘍の治療が行われます。固くなって割れた皮膚に湧いたウジはすべて取り除かれ、疥癬にはレーザー治療が施され、抗生物質が投与されました。

柔らかくふやかしたドッグフードを食べるリブレ。生きる気力と食欲が残っていたリブレを見た獣医やスタッフたちは、命が繋がるかもしれないと感じ始めます。

そして1週間後。リブレは自らの足で立ち上がれるまでに回復し始めたのです。




ほんの数秒間の出来事ではありましたが、そこにいた全員がリブレの奇跡を目の当たりにし、リブレに生きる力をくれた神に感謝しました。

さらには、フェイスブックでリブレの回復を知った世界中人々から、ぬいぐるみや素敵な名前入りの毛布、激励の手紙が寄せられます。

1ヶ月後、まるで別の犬のように!

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来る日も来る日も懸命なケアがなされ、リブレの疥癬は完治しました。目にできていた潰瘍も今ではもうまったく消えています。

そして1ヶ月後。1つ目の奇跡が起こります。痒さから解放されたリブレの体には弾力が戻り、ボストンテリアらしい姿になることができたのです。

スタッフに抱かれたリブレからは「みんな、僕を助けてくれてありがとう!」と聞こえてくるようです。

リブレにどれだけ生きる気力があったとしても、悪質なブリーダーから保護されていなければ、私たちは間違いなくリブレの笑顔を見ることはできなかったことでしょう。

もう1つの奇跡!動物虐待法の強化に貢献

引用の出典元:www.facebook.com

リブレを酷い目に合わせたブリーダーは、ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)から動物虐待の罪で訴えられたのは当然のことです。しかし、裁判の結果はなんの刑も科せられず、期待を裏切るものでした。

この判決結果はフェイスブックでリブレの奇跡を喜んでいた人々からも大きなブーイングを受けます。ここで立ち上がったのがペンシルバニア州の知事さんでした。

それまでのペンシルバニア州は、動物虐待に関する重罪が科せられない州として知られていました。知事はこの判決を受けて、動物虐待法を強化することを決意したのです。

しかも、その名前は「リブレ法」です。保護からわずか1ヶ月で州の法律まで変えてしまったことは、リブレの起こした奇跡としか言えません。

今後、動物虐待法が強化されて少しでも動物たちの処遇が良くなることを期待したいですね。

リブレは自らの存在を通して法律まで変え、他の多くの動物たちの命を守る犬だとして、世界中の人々が感動しました。

リブレは、ずっと介抱してくれていたスタッフのグィードさんの家族として迎えられ、先住犬7匹と共に幸せに暮らしています。

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