トリミングルームで起きた暴行

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テキサス州ヒューストン郊外にある大型ペット用品販売店『ペット・スマート』で事件は起きました。

ペット・スマートに来店したテラ・レーダーさん。店の奥に設置されたトリミングルームに目をやると、トリマーが犬に対して暴力ともいえるような扱いをしている光景が飛び込んできました。

トリミングテーブルに乗せられた犬の耳を無造作に梳かしたかと思うと、マズルを強引につかみ首周りのカットに入ろうとします。

乱暴に扱われている犬は当然嫌がって動き始めてしまいます。そして次の瞬間、イライラしたトリマーは犬の頭を激しく振ったのです。

それだけでは感情が抑えきれず、「言う事を聞け!」とばかりに犬の耳を激しくつかんで暴行を加えました。

犬に暴行するトリマーの動画を会社に送る

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トリミングルームがガラス張りだったため、テラさんはトリマーの暴行をスマホに録画していました。

しかし、耳をつかんで激しく揺さぶったトリマーの行動を見た瞬間、反射的にトリミングルームの扉を開け、トリマーの虐待を阻止していました。

「今あなたが犬に何をしていたか私は見ていたわ!最低よ!あなたはトリマーの仕事をこれで失うことになるでしょうね!」

怒りが収まらないテラさんは、すぐに店のマネージャーに今起きたことを説明し、ペット・スマートの本社の連絡先を聞き出しました。

こんなことが日常的にあって言い訳がありません。テラさんはこの動画を本社に送り、トリマーへの適切な処遇を求めました。

酷い目に遭った犬の飼い主にも事実を伝える

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残念なことに、マネージャーがこの事実をテラさんから聞いた後も、同じトリマーによってトリミングが続けられたそうです。

テラさんは、身震いするような思いで建物から外に出て、飼い主が戻って来るのを待っていました。1時間後、飼い主のブルックさんが愛犬"ブー"を抱えてペット・スマートから出てきます。

飼い主の知らない所でブーに何が起きていたのか、スマホを見せながらブルックさんに説明しました。

まさか愛犬の身にこんな悪夢のようなことが起きていたとは知らなかったブルックさんは、ショックを受けてしまいます。

そして、自身のFacebookにテラさんが撮影した動画とトリマーの実名を公開し、メッセージを発信しました。

「動画を見たとき、本当に悲しくて腹が立って胃が痛くなりました。もうあの店には絶対に行くことはありません!!!この動画を拡散してください」

ペット業界に課せられた課題

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トリマーの暴行問題を受けて、ペット・スマートは「許しがたい行動であり、黙認するべきではありません。しかし、従業員はみな心から動物を愛しています。あの動画は我々の企業理念を現すものではありません」と声明を発表。

問題を起こしたトリマーは、ただちにクビを勧告されました。

一連の出来事を知った人々からは、「こんな横行が平然と起きている会社の管理体制はどうなっているのか?」と、トリマーの管理や業務内容を疑問視する声が多く上がりました。

犬の飼い主ブルックさんとしても、「テラさんがもし動画を撮影していなかったら、あのトリマーが何をしていたのかが知られることはなかったかもしれない」と会社の管理不行き届きを語っています。

1986年に創業したペット・スマートは生体販売は行わず、犬猫などのペット用品を販売する大型店舗で、現在は、全米やカナダなどに1,500店舗以上を構えるまでに成長しています。

2014年にはイギリスに拠点を置く投資会社に買収されたことで、業績の管理はかなり厳しくされているそうです。

同時に、シェルターの犬猫の里親探しを行うセクションもあるなど、ペット業界のリーダー的存在にもなっています。

アメリカで起きてしまったトリマーによる暴行事件の背景には、度が過ぎた利益追求やトリマーのキャパシティーを超えた業務が課せられていたのかもしれません。



■ペット業界に課せられた課題


実は、日本でも似たような虐待事件を起こす店舗があり問題視されています。

トリマーからすれば犬に噛まれたり感情的になってしまったりするのは珍しくないことで、経験や感情のコントロールを身につけるのも技術なのだそうです。

特に、忙しい店舗では時間に追われてさらにイライラが募るということですから、トリマーの適性チェックやゆとりのある業務が求められます。

すべてはペットたちの笑顔のために…。

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