警戒心が強い捨て犬

引用の出典元:www.youtube.com

日もとっぷりと暮れたころ、動物保護団体に捨て犬の救助要請が入りました。1週間ほど前に誰かに捨てられたオス犬がいるから保護してほしい、という内容でした。

現場は車通りの多い場所だったため、スタッフたちはかなり慎重に行動する必要があります。犬が怖がり道路に飛び出してしまえば、車に轢かれて命を奪われかねません。

まずは、捨て犬に声を掛けてみましたが、怯えているようで近づく気配すらありませんでした。その横を車が大きな音を立てて走り去ります。

女性スタッフは車の中から美味しいエサをいくつか投げてみます。かなりお腹が空いていたようで、すぐに食べきりました。次に、車から降りて犬と同じ目線になるよう地面に座り込んでエサを与えてみます。

女性スタッフは早く保護してあげたい気持ちが先走り、保護用のリードを取り出します。しかし、車内から「ダメダメ、まだ早いぞ!」の指示が入りました。

車内から様子を見ていたのは団体の代表で、まだ犬の警戒心が解けていないことを把握していたのです。犬を保護するにも、やはり経験がものを言うようです。

捨て犬を安全に保護するための仕掛け

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この捨て犬は、ほんの少し前まで飼われていたのか、それともだいぶ前に捨てられ飼い主を探してこの場所に辿り着いたのかはわかりません。

しかし、かなり警戒心が育っていることから、捨てられる前から愛情を受けることなく飼われていたことは間違いないでしょう。

捨て犬を安全に保護するために、エサを入れた捕獲用ケージを使うことにしました。これなら道路に飛び出す危険性が低くなります。

捕獲用ケージをセットし終わると、スタッフたちは通りの反対側の路地に隠れ、忍耐強く仕掛けに犬が入ってくれるのを待つことに。

マズイ、犬が逃げてしまう!

引用の出典元:www.youtube.com

その後、タイミング悪く地元警察のパトカーが通りかかり、路地に隠れていた『不審な車』を発見します。

まさか、パトカーのすぐ近くに捕獲用ケージがあることを、警察官が知る由もありません。ライトをスタッフたちの車に向け、「そこで何してるんだ!?」と、大声で呼びかけてしまいました。

代表:「今、捨て犬を保護するためにケージを置いて待機していたところです」

警察官:「どこだ?」

代表:「パトカーのすぐ前です、あ~、犬が逃げてしまった…やり直しだ」

警察官:「これか!?」

代表:「ええ…」

警察官は、彼らが不審者ではないことを確認すると、「グットラック!」と言い残し、立ち去りました。

警察官にとっては何でもない職務質問でしたが、スタッフたちはどれだけ肝を冷やしたことか!ただ、犬が道路に出なかったことだけが救いでした。


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パトカーが立ち去ったあと、再び捨て犬が捕獲用ケージに入るのを待ち続けます。そして、とうとう、捨て犬がケージに入り込みました。

カシャーンという扉の音を合図に2人は車から飛び降りケージへと急ぎます。捨て犬は確かにケージ内にいました。ようやく安全な場所に捨て犬を保護することができたのです。


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犬がこれ以上怯えないように、ケージの外から犬を撫でるようなしぐさを見せ、決して危害を加えないことを伝えます。それでもまだ犬は牙をむいて怖がっていました。

保護した犬の安全を考え、捕獲用ケージに入れたまま動物病院へ連れて行くことになります。

笑顔を見せるほど嬉しかった!

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"ペペ"と名付けられた捨て犬が動物病院に到着するころには、まるで憑物が取れたかのように別の性格に変わっていました。

信じられないことに、スタッフから撫でられることを喜び、こんなに可愛い笑顔まで見せてくれたのです。

建物の中に入ったことで安心したのかもしれませんが、なによりもスタッフの愛情を受けて、固く閉じていた心を開くことができたのでしょうね。

パトカーが近づいたときはヒヤッとしましたが、本当に無事に保護できて良かった…。


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キレイにトリミングを終えたペペ。もう怯えて牙をむく必要はなくなりました。翌日にはスタッフに腕枕をせがむほどの甘えん坊に大変身です。

今回の動画はこちら↓


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そう遠くない将来に、ペペの甘えを受け入れてくれる家族が見つかることでしょう。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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