オーストラリアン・キャトル・ドッグの特徴:ワイルドな外見は野生犬の血が入っているから!?

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オーストラリアン・キャトル・ドッグは、牧羊犬というだけあって走り続けても疲れを知らない体力に、がっちりとした体つき。中型犬くらいの大きさで、とにかく俊敏で忍耐力のあるワーキングドッグ(仕事犬)です。

そんなオーストラリアン・キャトル・ドッグの中には、オーストラリアに生息する野生犬・ディンゴの血を色濃く引く系統もあるんだとか。プードルのような飾り毛はなく、素朴な外見ながらピンと立った耳に精悍な顔つきは、野生的な美しさを醸し出しています。

オーストラリアン・キャトル・ドッグの毛色は、犬には珍しい青みがかったグレー(ブルー)に赤みがかった茶色(レッド)。

一見すると雑種のようにも見えますが、それは様々な犬種が交配に用いられた経緯の名残だと言われています。

オーストラリアン・キャトル・ドッグが歩んできた歴史


オーストラリアン・キャトル・ドッグは、1800年代のオーストラリアで活躍した牧羊犬だと言われています。

当時、広大な土地を利用した牧畜が盛んに行われるようになり、そこで牛を制御できる牧羊犬が必要不可欠だったのです。(日本の牛はおとなしくしていますが、当時のオーストラリアの牛は凶暴だったのだとか。)

文字通りの「暴れ牛」を手名付けられる、知性と体力、両方を兼ね備えた犬が必要でした。そこで活躍したのが、オーストラリアン・キャトル・ドッグだったというわけです。

オーストラリアン・キャトル・ドッグは犬種名に「オーストラリア」とありながら、実はイギリス原産の犬。1840年にイギリスからオーストラリアに渡り、牧羊犬として改良されていったと言われています。

ハイランド・コリー(ブルー・マール)と言う犬種や、ダルメシアン、ケルピーを掛け合わせて現在のオーストラリアン・キャトル・ドッグに固定していったと言われていますが、すでに絶滅してしまったブルー・ヒーラーという、イギリスの牧羊犬がベースに改良されたのではないか、という説もあります。

さらに、野生犬・ディンゴも掛け合わせられたと言われていて、暴れ牛を追いかけられる勇敢さ、頑丈さは、こうした犬種の掛け合わせによって残された性質なのです。

オーストラリアの牧場では欠かせない存在となっていったオーストラリアン・キャトル・ドッグ。しばらくはこの地で牧羊犬として役割を果たしていきますが、やがて舞台は牧場からドッグショーのステージへと移り変わっていきます。

アメリカのケネルクラブ・AKCがオーストラリアン・キャトル・ドッグを犬種として登録したのは1980年に入ってから。

以来、野性味溢れる外見を「美しい」と判断する人々も増え、ドッグショーでも活躍する犬種になりました。カットなどで魅せる犬種とはまた違った、犬の中でも犬らしい外見、そして精悍な表情にスポットライトが当たるようになったのです。

舞台が変わっても人々を魅了して止まないオーストラリアン・キャトル・ドッグ。

アメリカやヨーロッパでは家庭件としての需要も増えつつあるようです。

オーストラリアン・キャトル・ドッグの性格:外見は野生的でも、性格は従順

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暴れ牛を追いかけ回せるだけタフなオーストラリアン・キャトル・ドッグですから、独立心が旺盛でとても賢い犬種です。

野生犬の血を引いているものの、飼い主にはとても従順。忠誠心も強いので、きちんとしつけを行えば飼い主に絶対服従は間違いありません。

ただ、賢すぎるがゆえに、飼い主が頼りないとそのことを見抜いてしまい、足にかみついて自分がリーダーだと主張してくる可能性もあります。ですから、オーストラリアン・キャトル・ドッグは犬を飼うことに慣れていて、毅然と、そして堂々としているリーダーとしての風格が備わった飼い主でないと、扱うことが難しい犬種とも言えます。

オーストラリアン・キャトル・ドッグで気をつけたい病気


オーストラリアン・キャトル・ドッグの寿命は10~13歳。様々な犬種を掛け合わせて固定されたオーストラリアン・キャトル・ドッグには、かかりやすい病気もたくさんあります。

まず、きちんとした歩行ができなくなる「股関節形成不全」。
そして、最悪の場合失明に至る「進行性網膜萎縮症」。

この二つは遺伝性の強い病気なので発症を抑えたり完治させたりすることは難しいですが、遺伝子検査で因子がないか確認しておくと対策を講じやすくなります。

あとは、耳が聞こえなくなる「聴覚障害」も気をつけたい病気。聴覚障害の原因は、耳垢が溜まりすぎて引き起こされる外耳炎であることが多いようです。耳の掃除はこまめに丁寧に行うようにしましょう。

オーストラリアン・キャトル・ドッグの飼い方や向いている家庭

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運動神経も抜群で、とても賢いオーストラリアン・キャトル・ドッグ。犬を飼うことが初めて、または、あまり慣れていないと言う方にはオススメできません。

というのも、オーストラリアン・キャトル・ドッグは飼い主がリーダーをしてふさわしいか見極める力に優れています。毅然とした態度でしつけや指示を出せる飼い主でないと、見下してしまい、問題行動を引き起こす要因になってしまうからです。

暴れ牛を追いかけていた名残は残っていますから、運動量も毎日の散歩だけでは足りません。頻繁に広場でボール投げなど思いっきり走れて、かつ頭も使うような知的な遊びを取り入れる必要があります。

ただ、運動大好きなアウトドア派の飼い主には、良きパートナーとなるでしょう。一緒にマラソンをしたり、広場で遊んだりすることが苦でない飼い主であれば、オーストラリアン・キャトル・ドッグも飼い主もとても潤いのある毎日を送れることでしょう。

また、被毛のお手入れも簡単。
短毛なので、基本的には週に1回のブラッシングでOK。

このときに抜け毛を取り除いてあげれば、オーストラリアン・キャトル・ドッグもすっきりと気持ちよく過ごせるはずです。

野性味溢れるオーストラリアン・キャトル・ドッグの魅力が満載!

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常に動き回っている印象が強いオーストラリアン・キャトル・ドッグ。

ハイテンションですが、飼い主に従順で甘えてくる表情は可愛いですよね。

オーストラリアン・キャトル・ドッグの魅力と特徴まとめ


珍しい犬種で、ちょっと飼ってみたいなと思わせる不思議な魅力を兼ね備えたオーストラリアン・キャトル・ドッグ。

野生犬の雰囲気が、犬本来の美しさを感じさせますよね。

愛玩犬を飼い続け、もっと犬と一緒に思いっきり遊びたい、という飼い主におすすめです。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi サッチモ・ルイザ
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