線路に20頭以上の犬の遺体が散乱

引用の出典元:pacma.es

スペイン南部の都市セビリアの郊外で、猟奇的な犬の大量殺害事件が起きてしまいました。セビリア自体は決してさびれた都市ではなく、スペイン広場やフラメンコの舞台「カルメン」で知られる街です。

20頭以上の犬が発見されたのは、セビリアから西に向かって走る鉄道の線路上でした。それは1カ所ではなく、4つの町に渡って点々と発見されました。

地元警察によると、様々な犬種の犬たちが線路にロープで固定されており、身動きできなかった状態で列車に轢かれて亡くなっていたとのこと。

警察と動物保護団体は懸命に動物虐待犯の手がかりを求めています。

動物保護団体のPAMCAセビリア支部のコーディネーター、ハヴィエル・サナブリアさんは現地に赴き、傷ましい姿の犬の写真を撮り、鉄道会社や地方自治体に事件の重要性を提示し、セビリア政府代表団に動物虐待の裁きを要請しました。

また、線路上に犬たちが縛り付けられている状態を運転手が見ていないはずはないとして、内部での調査も依頼しました。

調査にあたったサナブリアさんたちは最初の遺体を発見したあと線路上を歩き続け、次々と犬の遺体を発見します。

うなだれた状態で亡くなっている犬や、全身がバラバラになってしまった亡骸もあり、あまりの悲惨な状況に、当日はまったく眠ることができなかったと言います。

犠牲になった数は20頭を超えており、子犬も何頭か含まれていたそうです。

彼らが根気強く線路上を捜索した結果、奇跡的に生きている犬が発見され、現在は動物保護団体の元に保護されているとのこと。

猟に使われた痕跡が…

引用の出典元:pacma.es

PAMCAと市民自然保護活動を行う活動家たちは、犬たちの所有者の手がかりの1つとして、1頭だけにマイクロチップが装着されていたことを明らかにしました。

マイクロチップの情報から、狩猟犬として登録されていることが判明したことを受け、狩猟に犬を使うことを反対する20万人からの署名を提示し、国に対して狩猟の終了を要求し続けるとのこと。

また、マドリードの議事堂前において、法律を改正するよう抗議の予定を立てているそうです。

一方、狩猟犬が所属する王立狩猟連盟はメディアからの取材に対して、「狩猟活動をしたという犬の登録はない」と、この事件に一切関与していないと主張。

そうであれば、様々な可能性が考えれます。アニマルホーダーや困窮した動物保護団体が崩壊して遺棄したかもしれませんし、闇の処分屋のような存在があるのかもしれません。

推測は尽きませんが、いずれにしても首輪をしている犬たちも多く、一度は人間との生活にかかわったことは明らかです。

いったいなぜ、生きた犬に対してこんなむごいことをするのか…。1日も早い事件の解決を祈るばかりです。

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