世界中の子どもたちの8.4%はストリートチルドレン

引用の出典元:www.photo-ac.com

犬に愛情を見せたストリートチルドレンの本題に入る前に、ストリートチルドレンの実態について知っておく必要があるでしょう。

ストリートチルドレンの明確な定義はありませんが、「家や家族もなく路上で暮らす子ども」、「たまに家に帰るものの多くの時間を路上で過ごす子ども」など、温かい家庭からかけ離れた生活をしている子どもたちのことを指します。

この地球上の子どもたちの人数は、およそ16億人。それに対してストリートチルドレンの人数はどのくらいだと思いますか?

実に、全体の約8.4%にあたる1億~1億5千万人以上と推定されているのです。仮に100人子どもがいたら、約8人はストリートチルドレンということになります。

貧困や戦争、災害のほか、親から捨てられたり家出したりといったことが主な原因と言われています。

日本にも、生活や教育費に困窮する家庭の子どもや、親や親戚もいない天涯孤独の運命を背負った子どもたちはたくさんいます。

しかし、ほんの一握りのストリートチルドレン以外は何らかの国の手助けが入り、実質、路上で暮らす子どもはほぼ皆無なのではないでしょうか。

ストリートチルドレンの高い死亡率や虐待、ドラッグの誘惑、男女問わず降りかかる身の危険など、彼らは常に死と隣り合わせです。

ストリートチルドレンは、現代の日本人の想像をはるかに超えた環境で必至に生きています。

思いやりの美しい心を持つ少年

引用の出典元:www.lifewithdogs.tv

パキスタンでストリートチルドレンとして過酷な毎日を過ごしている少年がいました。彼もまた戦争の犠牲者かもしれません。

寒い季節にもかかわらず、拾った洋服でしょうか、体に合わないブカブカで薄手の洋服を重ね着し、足元は裸足です。

小脇にはオモチャの入った袋を抱えています。おそらくは、こうした物品を路上で販売して暮らしているのでしょう。

そして、少年のかたわらに寄り添うのは1匹の洋服を着た犬でした。少年自身も満足に寒さをしのげない中、出会った野良犬に自分の洋服を着せてあげたのです。

写真に写る少年の笑顔だけ見れば、まさか彼がストリートチルドレンだとはわからないほど美しい笑顔です。

この写真を撮ったのは、写真家のモハマド・ベラール・イムランさん。彼は、少年が野良犬を見つけると、寒いだろうと犬に自分の服を着せると、無邪気に遊び始めたと言います。

自分のことだけで精一杯のはずの少年は、今の自分にでき得る最大限の愛情を犬に分け与えたのです。なんて美しい心を持っているのでしょう。

善意の寄付金が集まる

引用の出典元:www.photo-ac.com

写真家のモハマドさんは、クラウドファンディングとして急成長を遂げた『GoFundMe』 上で、少年と野良犬の心温まる写真を紹介し募金を募り始めました。

少年と野良犬がまともな食事や衣類、医療などを受けられるための募金活動に多くの人が賛同し、6,600ドル(約75万円)以上も寄付金が集まりました。

この少年は銀行口座を開設し、善意の寄付金で学校に通い、犬を獣医師に診せるということです。2人が安全に暮らせる家や、生きていくための職業訓練によるスキルをぜひ身に付けてほしいですね。

1枚の写真は、少年と犬の未来を明るいものに変えたことは間違いありません。

ただ、世界中にはたくさんの野良犬や1億人以上ものストリートチルドレンが今日も懸命に生きていることだけは、決して私たち日本人は忘れてはいけないのだ、と強く感じました。

人も犬も安心して暮らしていける地球の未来のためにも、今私たちができることから始めたいですね。

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Tsunayoshi ひまわり
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