前立腺肥大ってどんな病気?

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人間の男性と同じく、犬にも前立腺というオス特有の器官があります。膀胱の真下、尿道を囲むようにしてあるこの前立腺という器官は、精液を作ったり射精や排尿を補助する働きを行っています。

前立腺肥大はこの前立腺という器官が大きくなることで起きる病気ですが、まだ詳しい原因は解明されていません。

加齢と男性ホルモン(テストステロン)の影響が原因で起こると言われており、未去勢の5~6歳以上のオス犬によく見られる病気です。

前立腺肥大になったときの7つの症状

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前立腺肥大の症状には以下のものがあります。

  • オシッコの量が減る
  • 頻尿になる
  • 一度に出るおしっこの量が少なくなる
  • 血尿が出る
  • 尿とは関係なく血のようなものが尿道から出る
  • 便秘になる
  • ウンチが出にくくなる

これらの症状は、肥大した前立腺が他の臓器を圧迫してしまうことによって起きるものです。

特に尿が出なくなると細菌性膀胱炎や尿毒症を併発したりすることもあるため、適切な治療が必要となります。

また、前立腺肥大が起きても症状が出ないこともあります。


どうやって治すの?愛犬が前立腺肥大になったときの治療方法

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前立腺肥大の治療方法で最も効果があるとされているのは去勢手術です。去勢手術をすることによって精巣を取り除き、男性ホルモンの濃度を下げて前立腺を縮小させます。

症状がまだ軽いうちであれば、ホルモン剤の投与で前立腺の肥大を遅らせる方法をとることもできます。また、対症療法として食事を変えることで便秘を改善させることもあります。

反対に前立腺肥大がかなり進行している場合は、外科的手術で前立腺を除去する方法がとられます。この方法はかなり重篤な場合で、ほとんどは去勢手術で症状が改善するようです。

前立腺肥大の予防には去勢が一番って本当?

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オスであればどの犬にもリスクのある前立腺肥大。できるだけ病気のリスクは減らしてあげたいものですね。

前立腺肥大の原因は男性ホルモンと年齢によるものです。そのため、去勢手術を行って男性ホルモンが分泌されにくくなると前立腺肥大のリスクはぐっと下がります。特に繁殖の予定がない場合は去勢手術を若い元気なうちに行っておくのが良いでしょう。

また、「前立腺が大きい」という診断を受けた場合も早期に去勢手術を行っておいた方が良さそうです。繁殖を考えている場合には、獣医師と相談してどちらを優先させるかを決めるようにします。

去勢をしないまま老齢になった場合には、普段から排便や排尿の様子を観察して早期に前立腺肥大を発見できるようにしておきます。場合によっては外科的な処置が必要になるので、できるだけ早期発見できる体制を整えておきましょう。

前立腺肥大になりやすい犬、なりにくい犬というのはあまりないようです。もし愛犬が未去勢なら、一度動物病院で去勢手術の相談をしてみるのも良いかもしれませんね。

前立腺肥大は早期発見をすれば特に問題もなく治る病気です。普段から良く愛犬をチェックしてあげてくださいね!

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