保護したのは狼犬だった!

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動物保護団体「Hope For Paws」のスタッフが連絡を受けた現場に到着すると、確かに犬に似た動物が頭を下げてこちらを見ています。

実は、この動物は「狼犬」だったのです。数多くの犬を救助しているHope For Pawsのスタッフですら、狼犬を見たのは初めてだったようです。

全身の毛は汚れ、首にはボロボロのロープがぶら下がっていました。保護しようとすると狼犬は警戒して逃げ出そうとします。

しかし、その体は相当弱っている様子で、何とか救助しようとエサを与えてみました。最初は強い警戒心を見せていた狼犬ですが、スタッフの優しい声と粘り強さで少しだけエサを食べ始めます。

何とか無事に保護し、シェルターに連れて行くことができました。

放浪生活から解放された狼犬

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シェルターに到着した狼犬は、すぐに獣医によって診察が行われます。狼犬の全身は腫れ上がり、傷口は化膿していました。ご飯もほとんど食べていなかったのでしょう。体は痩せ細り栄養失調状態でした。

狼犬の首に巻かれた緑色のロープ。それは、一度は人間に飼育されていたことの証でした。病気になって捨てられたか、狼犬の特性が理解できずに飼育放棄されたのかもしれません。

この可哀想な運命を背負った狼犬のメスには「ジュリア」と名前が付けられました。ジュリアとは、優しいとか若々しい、やわらかい毛の、という意味があります。

ジュリアはシャンプーされると傷が痛むようでしたが、暴れることもなくじっと我慢できるお利口さんです。シャンプーが終わりケージに入れられると、安堵した表情でぐっすりと眠ってしまいました。

長い放浪生活で、身も心も疲れ切っていたのでしょう。長期間一人ぼっちで不安な日々を過ごしてきたのかと思うと、早く元気になってほしいと願うばかりです。

狼犬に体と心のケアが施される

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ジュリアは免疫力が低下していて食欲もないため、十分な休息と栄養補給が必要でした。伸びきった足の爪は、体力がなくあまり走っていなかったことを感じさせます。

人間への不信感も強くなってしまったようで、精神面のケアも必要です。ジュリアの体調が完全に良くなるまでは、シェルターで治療が続けられます。

ジュリアは、シェルターで友達とも遊べるようになり体調も気力も回復しつつありますが、まだ時間はかかりそうです。

回復後は、同じ狼犬がいる別のシェルターに移され、共に暮らすことを計画しているとのことです。

狼犬の特徴とは?

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狼犬とは、犬とオオカミを交配した犬種で、オオカミ犬、ウルフドッグなどと呼ばれます。海外では違法ブリーダーによって野生の狼と犬を交配繁殖させ、高値で取引するケースがあるようです。日本でも狼犬の繁殖や飼育がされています。

狼犬の体重は45~70キロ、体高は66~80センチ程度で大型犬に該当します。外見は、立ち耳でフサフサとした毛が逆立つように生えています。

狼犬の性格はオオカミの血が多くなればなるほど、野生の警戒心が強くなると言われています。一説では犬よりも知能が高く人間の感情を瞬時に見抜く能力を備えているようです。

人間がペットとして飼育する際には、しっかりとしたリーダーシップと信頼関係が必要なことは言うまでもありません。学習能力や知能が高い分、社会性や愛情不足、虐待を行う人間には攻撃的な行動をとる場合があります。

私も狼犬に触らせてもらった経験がありますが、決して人間に媚びるような表情はしなかったことを覚えています。狼犬の野性味に溢れた瞳に魅了され飼育している人もいますが、一般的な犬の飼育方法ではないということですから、興味本位で飼う犬種でないことは確かです。

アメリカで保護された狼犬のジュリアも、興味本位や悪質ブリーダーの犠牲者なのかもしれません。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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