背中が折れ曲がった犬を放っておけなかった!

引用の出典元:happytoutou.com

ギリシャのクレタ島を観光していたキアラさん家族がドライブ中に目撃したのは、前方の道路に横たわっている背中が折れ曲がった野良犬でした。

旅行中ということもあり、そのまま見過ごすこともできたはずですが、キアラさんは違いました。すぐに車を停め犬に近寄ってみると、背中が折れ曲がって"こぶ"のような状態になっていたのです。

このオスの野良犬の後ろ足には酷い麻痺があり、まるで這うようにして移動しているようだったと言います。脊髄が損傷したことによる麻痺でした。

野良犬に初めて手を差し伸べた家族

引用の出典元:happytoutou.com

しばらく犬の様子を伺っていたキアラさんは、すぐ近くにこの野良犬が暮らしている場所があることに気が付きます。

ゴミが散乱した小屋の中で、たった一人ぼっちで暮らしていたことを知り、キアラさんの胸は潰れそうなぐらいに痛みました。

悲し気にキアラさんを見つめる瞳からは、この犬が辛さをこらえて必死に生きてきたことがひしひしと伝わってきます。

今まで、この野良犬を見かけた観光客は数多くいたでしょうが、実際に手を差し伸べたのはキアラさん家族だけだったのです。

野良犬の里親になる決意を固める

引用の出典元:happytoutou.com

キアラさん家族は、このあまりにも可哀想な一人ぼっちの野良犬に、ギリシャ語で"輝く"という意味の"Fos=フォス"と名付けました。

それから数日間、毎日傷ついたフォスの面倒を見るために小屋を訪れます。キアラさん家族はフォスにとって初めての友達です。

フォスは友達が自分の家に訪れてくれるのを本当に喜びました。しかも、体中に痛みや辛さがあるにもかかわらず、キアラさんたちにとても懐いて喜びを表現するのでした。

「こんなにも愛らしく自分たちを慕ってくれる犬を、このまま置き去りにして国に帰ることはできない!」フォスを前に、里親としてオランダに連れて帰ることを決意しました。

虐待という過去の記憶を忘れてほしい!

引用の出典元:happytoutou.com

キアラさんは、地元の動物レスキュー組織にフォスの里親になりたいことを伝え、正式な手続きを取ることができました。

オランダに無事にフォスを連れて帰ることができたものの、獣医からフォスの恐ろしい過去を告げられたのです。

それは、フォスの脊髄が損傷し後ろ足が麻痺してしまったのは、虐待を受けた結果ではないか、というものでした。

愛すべき存在の犬に対して、ここまでの障がいが残るほどに虐待をする人間は、どんな気持ちを持つ人間だったのでしょうか。

そんなに痛めつけられたのに、キアラさん家族に対して威嚇することも怖がることもなく、懐いてくれるなんて…。

フォスは治療によって前よりはだいぶ歩けるようになってきていますが、散歩中に年配の男性と猫を見ると異常に怖がるのだそうです。

虐待を受けていた過去の記憶がフォスを怖がらせてしまうのです。しかし、もうフォスは一人ぼっちではありません。

傷つけてしまったのも人間ですが、過去の恐ろしい記憶を忘れるほどに愛するのも人間です。フォスは、キアラさん家族の愛情をたっぷり受けて、少しずつ体も心も回復していくことでしょう。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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