家族への想いを残し戦場に散った息子

引用の出典元:abcnews.go.com

22歳のジャスティン・ロリンズさんは、アメリカ、ニューハンプシャー州から遠く離れたイラクの戦場にいました。

緊迫する日々を癒やしてくれたのは、現地で拾った子犬でした。基地に設置された簡易トイレの下に、何匹も子犬が捨てられていたのを、彼と同じ部隊の仲間が発見したのです。

彼は子犬を抱きかかえた写真を、故郷で待つ両親に送りました。

しかし、これが彼から送られる最後の写真になろうとは、本人も両親も思ってもいませんでした。

イランでの戦闘は激しく、彼は翌日、爆弾の爆発に巻き込まれ、命を落としてしまったのです。

人々の尽力で子犬は家族の元へ

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自ら志願して戦地に赴いた勇敢な息子を誇りに思っていた両親ですが、当然ながら息子の死を嘆き悲しみ、心は壊れかけていきます。

どれだけの涙を流し続けたことでしょう。涙も枯れてしまったころ、母親は彼の最後となった写真を思い出します。

「あの子が遺していったあの犬を家族に迎えたい!」そう決意した家族は、何とか探すことができないかと米軍に相談します。

命の危険にさらされている戦場での子犬捜索は困難を極めましたが、米軍の尽力により子犬は発見されました。しかし、その道のりは子犬にとってもかなりの長旅になります。

イラク→バーレーン→ブリュッセル→ニューヨーク→ニューハンプシャーと、本当に長い距離を移動してようやく息子の形見となった子犬と家族は対面を果たすことができました。

悲しみを希望に変えてくれた"ヒーロー"

引用の出典元:abcnews.go.com

母親の息子を想う気持ちは、まさに深く美しいものでした。犬が家族になってくれたことで、悲しみに沈んだ気持ちは希望へと変化していきます。

そして、小さかった子犬も立派な成犬へと成長していました。付けられた名前は"ヒーロー"。まさに戦場に散った息子さんが報われる名前です。

この話を知ったメディアは、家族の元に取材に訪れます。そして、デッキで家族にインタビューを行いました。

天から降り注ぐ虹色の光に包まれて

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ふと気がつくと、ヒーローは庭の方へと歩き始めます。その様子を撮影するテレビ局のスタッフは、まさしく奇跡の映像を撮影することになるのです。


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引用の出典元:abcnews.go.com

ゆっくりと庭を歩くヒーローに、こつ然と天から眩いばかりの光が降り注ぎ始めました。そして、虹色の光はヒーローの全身を包み込んでいったのです。

目の前で起きた美しい光景に、スタッフも家族も間違いなくこれはジャスティンからのサインだと確信しました。

取材した人は興奮気味にその時の様子を語っています。

「あの瞬間、何が起きたのかはわかりません。ただ、私がわかるのは、あの瞬間、ジャスティンと家族が共に過ごした美しい時間だったこと。そして、ヒーローが両親に安らぎと希望を与えたという事実だけです」

撮影日の空は雲に覆われていたと言います。その隙間から降り注いだのは、実際はかすかな太陽光だったのかもしれません。

しかし、そこには間違いなくジャスティンのぬくもりを知るヒーローがいたのです。両親は、「きっと息子がヒーローと私たちを見守ってくれているのでしょう」と語りました。

「君が僕の代わりにパパとママを守ってくれよ」と、天国から語りかけてきたジャスティンの声を、ヒーローは静かに聞いていたのかもしれませんね。

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