いつもの自由散歩が命取りに

引用の出典元:www.facebook.com

アメリカ・ワシントン州西部には、数多くの島があります。その中のヴァション島で飼い主さんと愛犬2頭は暮らしています。

1頭は、赤毛のゴールデン・レトリバーミックスの「ティリー」。もう1頭は、足が短いバセット・ハウンドの「フィービー」です。2人は大の仲良しです。

人口1万人ほどのヴァション島は、都市圏のシアトルからフェリーで20分程度にも関わらず、田舎の風景が残る別次元の島です。

そんな風土のせいか、飼い主さんは普段から愛犬を自由に散歩させていました。いつもであれば、一通り遊んだ後は2人仲良く家に戻って来るのですが、この日は違いました。

夜になっても2人とも帰ってこないのです。翌朝から懸命に2人を探し回ったのですが、見つかりません。

こっちに来てほしい!と合図する犬

引用の出典元:www.facebook.com

飼い主さんは、次の日もその次の日も探し続けるのですが一向に見つからず、島にある「Vashon Island Pet Protectors」のボランティアに助けを求めます。

ボランティアの手によって捜索が行われ、ようやく1週間に地元の農家から「農場の近くに赤毛の犬がいる」と連絡が入ったのです。

ボランティアスタッフが、農家に詳細な情報を聞きに行ったところ、「赤毛の犬はゆっくりとこちらに近づいた後、いかにもこっちに来てほしいような顔をして何度も振り返りながら、再び渓谷の中に戻って行ったんだ。」という情報を得ました。

貯水槽に落ちた仲間を助けて!

引用の出典元:www.facebook.com

ボランティアスタッフは、「間違いなく渓谷のどこかにいる」と2頭を捜しに渓谷に分け入ります。しばらく歩いていくと、スタッフの目に赤毛のゴールデン・レトリバーミックスの「ティリー」の姿が!

しかし、ティリーはスタッフに駆け寄るでもなく、すぐ横の貯水槽から離れないのです。貯水槽にアゴを乗せて下を見つめています。

まるで、「こっちまで来て!この中にワタシの友達が落ちちゃったの。助けてあげて!」と呼びかけているようです。事態を把握したスタッフは、ゆっくり近づいて貯水槽の中を覗き込みます。

そこには、バセット・ハウンドの「フィービー」がしょんぼりと背中を丸めてうずくまっていたのでした。

仲間を見捨てない犬の友情

引用の出典元:www.youtube.com

フィービーは無事に貯水槽から救出され、2人そろって無事に帰宅することができました。行方不明になってからの2人は、雨水を飲んで命を繋いでいたようです。

スタッフは、このときの2人の様子を生涯忘れられないと言います。1週間もの間、仲間を見捨てることなく励まし続け、さらには人間に助けを求めに来たのですから。

日頃から多くの犬と関わっているスタッフですから、犬は本当に友達想いだということは知っていましたが、ティリーの賢さには感嘆しきりです。

もしも、ティリーが喜び勇んで農家の人やスタッフに駆け寄っていたら、貯水槽に落ちた友達のフィービーは見つけられないままだったでしょう。

赤毛のティリーと短足のフィビーの熱い友情。決して仲間を見捨てない姿勢には、私たち人間も学ぶべきことがあるようです。

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo