心当たりがある?犬を見ると自然と“赤ちゃん向けの喋り方”に!

引用の出典元:www.shutterstock.com

人は無意識のうちに自分の話し方を変えながら周囲の人と関係を築いていきます。これは人間同士だけには限らず、可愛い犬を前にした時にも人は自然と話し方を変えていることにお気づきでしょうか?

あるフランスの研究チームが、そんな私たちの話しかけ方の違いに注目し、実際に犬たちの反応を見る実験を行いました。

その結果はいかに…?

“赤ちゃん向きの喋り方”に反応するのは子犬だけ?その理由とは

フランスの研究チームは、普段私たちがよく犬に使うフレーズ(※「良い子は誰かな?!」「ハーイ!元気?」「おいで!」「いい子いい子」など)を録音したものを、すべての年齢の犬に聞かせ、同じフレーズを“ノーマルな話し方”で録音した物も聞かせてその反応の違いを見ました。

実験の結果、赤ちゃんに話すような話し方に成犬は無視を決め込む中、子犬は遊びたいためかポジティブな反応を見せたのです。

私たち人間は、犬に話しかける時に人間の赤ちゃんに話しかけるのと同じように、ゆっくりと高めの声で喋ります。

この話し方が子犬の注意を引き、良い反応が返ってきたのです。

なぜ人は犬を見ると“赤ちゃん向きの喋り方”をするのか?

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研究者たちは、人間がこのような話し方をするのは、主に聞き手が話すことができない場合である時に、自然とこのような“赤ちゃんに語りかけるような話し方”をするのだと言及します。

それは、話すことが難しい相手と関わりを深めたい時に、自然とこのような話し方になるのだそう。

フランス・リヨン大学のNicolas Mathevon教授は、「ペットに対する話し方は人間の赤ちゃんに話しかける方法と大変似ています。それは、彼らの注意を引きつけて言葉を学ぶことを促進させるためだからです。

特に子犬は、視覚的に興味を引きつけられるような物がない時に、このような話し方を人間がすることでかなりの良い反応を示します」とBBCニュースで語りました。

また成犬については、「成長した犬になると、こちらが普通に話しかけようが赤ちゃんに話しかけるような声やトーンで話しかけようが、特に大きな反応を見せることはありませんでした」と話します。

もしかしたら、録音された声が飼い主や親しい人の声で無かったため、無反応だったことも考えられます。


犬と赤ちゃんの顔の共通点は“母性をくすぐる可愛さ”にある?!


実験では、犬の顔が人間の赤ちゃんを連想させる“ベイビーフェイス”なため、私たちはその母性をくすぐる外観に「お世話をしてあげたい」という気持ちを覚えるのではないか…」と付け加えています。

Mathevon教授は、「一つの仮定としては、私たちは赤ん坊の顔に敏感に反応して赤ちゃんに向けた話し方をするのと同じで、犬を目の前にした時に自分たちの人間の赤ちゃんの顔を連想させるため自然と赤ちゃんに話しかけるような話し方をしてしまうのではないか」と話します。

イギリスのサセックス大学の心理学者・David Reby氏は、「この研究が将来的に犬と話すための方法を特定すると、人間が動物とコミュニケーションを取るために実用的な使用が可能になるだろう」と語ります。

試す価値あり!犬の注意を引く話し方で仲良しになれるかも?

皆さんの中には「犬が寄ってこない」「犬は好きなのに仲良くなれない」なんて人もいらっしゃるのではないでしょうか?

もしかしたら同僚や友達・家族と喋る時のような“ノーマルな話し方”をしているのかもしれません。少し声のトーンをあげてゆっくりと赤ちゃんに話しかけるように声をかけてみましょう。

そうすることで犬の注意を引き、良い関係を築くチャンスを得られるかもしれませんよ!

※この研究は「Proceedings of the Royal Society of London B- Biological Sciences」に紹介されたものです。

参照:'Puppy talk' - why do we use it and do dogs respond?

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi cba-kyoto
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