散歩道で発見したのは生き埋めにされた老犬

引用の出典元:www.facebook.com

フランスのパリ、キャリエール・シュル・セーヌに暮らすペドロ・ディニースさんと愛犬のデエス。2015年5月、いつものように散歩を楽しんでいたのですが、突然、愛犬デエスが砂山を掘り始めました。

ペドロさんは、わが目を疑うほど信じられない光景を目の当たりにします。なんと、デエスが掘っている砂の中から犬の頭が見え始めたのです。

ペドロさんは犬の上に乗っている石をどけ、脱水症状に陥っている犬にペットボトルの水を与えながら救助を続けました。デエスは砂を掘り起こしながら、途中で息も絶え絶えの犬の顔を舐めて励まし続けます。

ペドロさんとデエスが掘り進めた砂の中から姿を現したのは、年老いたフレンチマスティフのメスでした。

フレンチマスティフの首に巻かれたロープと石の袋

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ようやく生き埋め状態から解放されたものの、フレンチマスティフの見るからに悲しい表情に心が締め付けられる思いです。

さらにペドロさんは大きな衝撃を受けます。なんと、フレンチマスティフの首に巻かれたロープの先には、石がたくさん詰め込まれた袋が繋がって埋められていたのでした。

ペドロさんと愛犬デエスの発見によって助けられたフレンチマスティフは、連絡を受けた地元警察によって動物病院に運ばれます。しかし、相当な体力の消耗と生き埋めにされたショックから、犬の瞳には生きる力はまったくありませんでした。

砂まみれの体を綺麗にシャンプーしてもらい、優しく撫でられても、彼女の視線は下を向いたままです。どれだけの不安と恐怖と絶望感を感じていたのか伺い知ることができます。

当然、犬を虐待した飼い主は逮捕!

飼い犬を生き埋めにし、そこから逃げられないように重たい石袋までくくりつけるという、信じられない虐待をした飼い主は、21歳の男性でした。

逮捕された男性は、警察の取り調べに対して「犬は捨てていない!勝手に逃げてしまったんだ。」と容疑を否認し、警察官に対しても侮辱的な発言をするありさまです。

救助された老犬はおよそ10歳で、変形性関節炎を患っているため自ら脱走するのは不可能でした。

フレンチマスティフを救助したペドロさんは、残忍な行為をしたこの男性を許してはならないと、ネット上で署名を集めるサイトに投稿します。2016年7月現在、集まった署名の数は55万人を超えました。

2016年6月8日、虐待事件の裁判が行われました。犬を虐待した男性は法廷の場でも「私は犬を虐待したことはありません。私の人生で唯一の慰めは愛犬の世話をすることだった。」と、自分のした行為を認めるどころか嘘をつき通そうとまでする人間だったのです。

2016年6月29日、裁判所の判決が下されました。禁固8ヶ月、今後5年間犬の飼育禁止、侮辱した警察官に150ユーロ(約1万7千円)、動物保護民事訴訟に関する7団体への損害賠償金1,000ユーロ(約11万円)を支払うことが命じられました。

多くの署名が集まった事件ですが、あまりにも軽い刑なのではないでしょうか。

フレンチマスティフのアテナ逝く

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ペドロさんと愛犬によって救助されたフレンチマスティフは「アテナ」と名付けられ、里親の元で暮らしていたのですが、2016年2月に飼い主に見守られて静かに息を引き取りました。

アテナは老犬だったこともあり寿命だったのかもしれませんが、あの時のショックが寿命を縮めてしまったことは疑いようがありません。

辛い思いをしている期間のほうが長かったアテナの生涯。わずか1年足らずの幸せな時間を、彼女は何を想って過ごしたのでしょうか。天国で幸せに暮らしていることを願います。

動物への虐待行為は犯罪です。犬に愛情をかけられない人間がいることに、深い悲しみを覚える事件でした。

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