カチカチでボロボロの被毛の犬

引用の出典元:stories.swns.com

アメリカ南部に位置するミシシッピ州、クラークスデールのとある動物保護シェルターに、1匹のオス犬が遺棄されていました。

捨てたのは飼い主と思われましたが、手掛かりはまったくありません。見捨てられてしまった犬の姿は、まるでカチカチに絡まったボロ布のようでした。

スタッフたちは「今までに見た中で、彼はもっとも分厚い被毛で覆われていました」とその時の様子を語っています。

推定3~4歳のシーズーミックス犬には、少し可哀想ですが"Rags・ラグ(ボロ布)"と名付けられ、シェルターでケアされることに。

ハサミも入らず歩けないほどだった

引用の出典元:stories.swns.com

ラグの被毛はまるで石のようにカチカチに固まっていたため、ハサミすら入らないほどでした。しかも、被毛が足に絡みつき、真っすぐには歩けないほど酷い状態です。

目や耳回りの被毛も伸び放題で、全身の皮膚は被毛の重さで突っ張っていました。

スタッフたちは、なんとしてもラグの苦しみを早く取り除いてあげたいと、バリカンを手にトリミングを続けます。

トリミング中もお利口に過ごす

引用の出典元:stories.swns.com

そして3時間が過ぎたころ、ようやくボロ布を除去することに成功します。被毛の重さは2キロもありました。

しかし、ラグの皮膚にはノミに巣食われた傷跡ばかりか、ノミが数百匹も素早く走り回っていたのです。

自分の被毛の重さとノミでどれだけラグは苦しんでいたことでしょう。

多くの犬を見てきたスタッフも、この大きさの犬で2キロもの被毛をトリミングしたことはない、と語っています。

トリミングを受けている間、ラグの体には間違いなく痛みがあったにもかかわらず、彼はとてもお利口に静かに立っていました。

トリミングされたラグの顔には笑顔が見られるようになり、スタッフも一安心します。

ハートワームの治療を受けて里親を待つ

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しかし、治療を受けたラグの体は、「ハートワーム」(蚊の媒介による寄生虫・フィラリア)にやられていることが判明します。

ハートワームに寄生された心臓や肺は次第に血管を巣食われ、循環不全を起こして死に至ります。担当獣医によると、きちんとした治療を受けることで多くの犬は治癒することができるとのこと。

おそらく、ラグはこれまでに獣医の診察や予防薬すら受けさせてもらえなかったのでしょう。蚊の多い外で暮らす犬や野良犬たちは、常にハートワームの脅威にさらされています。

笑顔が愛らしいラグは今、ハートワームの治療を受けながら新しい家族を探しているのだそうです。

シェルターでは、ラグの治療費の寄付や里親希望者を募っています。1日も早く病気が治り、笑顔で迎え入れてくれる家族ができますように。

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