日常的に繰り返される銃による事件・被害者は人間だけじゃない



銃社会として知られるアメリカ合衆国は、一般人でも銃を所持できることから何気ない日常生活の中に銃を携帯する人も少なくありません。

そんな社会を守るべく警察官の存在が今、犬を飼っている人たちの間で不安材料になっています。

アメリカでは日常的に違法薬物などの押収で、犯人の自宅やアジトにSWAT部隊が襲撃することがあります。

もちろんその現場にはギャングが飼っている犬もいて、襲撃時に銃弾を受けて犠牲になってしまうことも。

しかし、今まさに増え続けているのはこのようなシリアスな場面ではなく、ほんの数秒前まで幸せにのんびり暮らしていた一般家庭の飼い犬に対する被害の増加なのです。

ひとつのミスが犬の命を奪う!安全なはずの自宅で一体何が?



今現在アメリカ合衆国で深刻化しているのが、一般家庭の飼い犬が警官に殺されてしまう数が急激に増加していることです。

決して問題があるわけでもない普通の飼い犬が、なぜ警官に銃を向けられるようなことになるのでしょうか。それは決して他人ごとでは済まされない小さなミスが重なって悲しい結果を招いているのです。

誰かが家庭問題などで警察に通報を入れ、もし警官が間違った住所に足を運んでしまい、そこに飼い主に忠実な賢い番犬がいたら、もしお客さんが来たと思って駆け寄る人懐っこい飼い犬がいたら。

警戒心を持ってそこに足を運んでいる警官が驚いて銃を発砲してしまうというのです。

法務省によると、毎年アメリカでは10,000頭もの飼い犬が警察官に殺されており、これは驚異的な数字であり事の深刻さを物語っています。

ただ、何千もの飼い犬が不必要に殺されただけでなく、飼い主が目を離した隙にこのような悲しい事故は起き続けているのです。

自分の家にいても安心できない、一緒に暮らしている飼い犬が銃で撃たれて殺される事件が増えるにつれ、犬を飼う人たちの間で不安と恐れが広まってきています。

これらは予防可能な悲劇ではありますが、まずは何万頭もの動物が命を落とす前にそれらの原因を解決するべき人員を動員することが必要とされています。

事件の真相を探るドキュメンタリー作品が警鐘を鳴らす

毎年10,000頭もの飼い犬が殺されてしまうという事実は、同じだけの家庭・家族が悲しんでいるということです。そんな事件の根底を探ったドキュメンタリー映画「Dogs and Men」を、the Animal Legal Defense Fund(ALDF)がOzymandias Entertainmentと協同で製作しました。

この作品は、愛する動物を失ってその原因を探りながら闘う人たちにスポットを当てたストーリーで、この国が抱える悲劇に光を与えるものです。

「Dogs and Men」はすでに、the 2015 Austin Film Festival の公式セレクション作品として絶賛され、名誉ある観客賞を受賞しました。2016年のAnthem Film Festivalでも賞をとり、多くの人たちが警官と飼い犬の間で何が起こっているのかを知るきっかけになったのです。

この作品は“警察の訓練の欠如”という問題の根源を明らかにしています。今増え続ける飼い犬と警察官の事件をなくすためには、すべての警官のために完全に資金提供された包括的な訓練プログラムが必要なのです。

すべての警官は、犬に直面した時に致命的なリアクションを取るのではなく、お互いに良好な関係を築けるような接触方法を知る必要があります。

家族の一員を失った人たちが受けた心の傷と同じように、誰かが愛する犬を撃つことの恐怖とショックを知ることが警官に求められています。

参照:A National Epidemic is Threatening Family Dogs

気を付けていても防げない!事故が起こる前に対策を



飼い主が気を付けていても、ふとしたことがきっかけで大きな事故に繋がってしまうことが日本でもあり得ます。

今回こちらで紹介した警官が飼い犬を撃ってしまうようなことは私たちの日常では考えられませんが、事前に防げる事故などは飼い主が前もって対策を行っておくことが大切です。

今一度、飼い犬はもちろん周囲の人たちの安全を確保できるように、犬と人間との距離感や飼い主としてのあり方を見つめ直してみましょう。

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Tsunayoshi cba-kyoto
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