交通事故で視力を失った犬と運命の出会い

引用の出典元:www.thedodo.com

ベアはアメリカのペンシルバニア州に住むピット・ブルです。ある日、車にはねられたベアは、最寄りの獣医師のもとに連れて行かれたものの状態は思わしくなく、視力を失ってしまいました。

手術費用や今後続くであろう治療費の支払いが不可能であったベアの飼い主は、ベアに関するすべての権限を獣医師に明け渡しました。

獣医師は地元のレスキュー団体ローハイド・レスキューに連絡を取り、彼らがすべての費用を負担することになりました。しかし、条件がひとつあったのです。それは、『ベアに帰る家があること』。

そこで飼い主に見捨てられてしまったベアの運命を大きく変えたのは、偶然そのクリニックで勤務していたひとりの女性。彼女は、後にベアの新しい飼い主になる15歳の少女ケイティーの母親でした。

失明にも負けない不屈の精神

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そこで、ケイティーと母親は、ベアを自宅に連れて帰る決心をしました。ケイティーによると、事故当時は、ベアの顔はまるでホラームービーを観ているようだったといいます。満身創痍のベアのために、フレーム家は自宅だけでなく、心も大きく開放したのだそうです。

残念ながら視力回復の見込みはなく、眼球を摘出しなければならなくなったベア。両方の眼球を失ったベアは、完全に盲目の犬になってしまいました。

しかし、そんなことでへこたれるベアではありませんでした。視力を失ったにも関わらず、それがまるで大したことではないかのように、ベアは普段通りの生活を送りました。

ケイティーは気付きました。盲目の犬と暮らすことは、そうでない犬と暮らすのとさほど変わらないということを。時にはベアは、誤って物にぶつかることもありました。しかし、すぐに障害物のある場所を覚えて、次からはそれを避けるようになりました。ベアには、ケイティーが想像していたより遥かに適応能力があったのです。

ベアの頼りになる相棒リース

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フレーム家の心配は、自宅に連れ帰ったベアが、先住犬のゴールデン・レトリーバーのリ-スと果たして上手くやって行けるかということでした。

初めて2匹を引き合わせたときは、上手く行きませんでした。ベアが少しパニックになってしまったのです。しかし、諦めずに再挑戦してみると、今度は上手く行きました。

徐々に距離を縮めて行った2匹。今ではリ-スはベアにとってはなくてはならない存在です。彼らは共に水遊びを楽しみます。歩くときは、ベアはリースの横にぴったりくっついています。今では2匹は、唯一無二の親友です。

少女の価値観を変えた盲目の犬

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今ではベアは、知らない人が来たら膝の上に飛びついて顔を舐めるまでに回復しました。ベアにとって、フレーム家に出会えたことは人生最良の出来事でしょう。しかし、同じように思っているのは、ベアだけではありません。

ベアはケイティーの価値観を大きく変えました。ベアに会う前は、人生に意味を見出せず、ただただ毎日を無駄に生きているような気がしていたと言います。ところが、ベアを家族に迎えてからは、自分の人生に意義を見つけることが出来たのです。

ベアは彼女の犬に関する知識を深めるのを助けただけではありません。どんなに気分が乗らない日であっても、人生を謳歌しなければ。日々前進しなければという動機を彼女に与えたのです。15歳という多感な時期に、ベアが少女に与えた影響は大きいに違いありません。

ベアは言葉を発することは出来ません。しかし、ベアをはじめとする犬たちは、私たち人間の価値観を根底から覆し、より良い人物になろうと思わせる大きな力を持ち合わせています。目の見えないベアが日々、『どんな困難にも負けず、人生を謳歌する』態度で、周りの人々にそれを示しているのに疑いの余地はありません。

参照:Blind Pit Bull Wound Up Comforting The Girl Who Rescued Him

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi オリビア
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