冷たい路上から救われた小さな命

引用の出典元:www.youtube.com

野良犬が大繁殖し人間に危害を加える事件が多発する現状を受け、ルーマニア政府は2001~2007年にかけて14.5万匹もの犬を殺処分しました。

恵まれたシェルターや制度があるわけでもない環境下で、決して諦めることなく犬の保護活動を続ける『Howl Of A Dog』という団体があります。

ある日、動物保護団体のスタッフは、冷たい路上に這いつくばる子犬を発見しました。子犬はまだ目も開いていない状態で、手のひらにすっぽり収まってしまうほど小さく、体重はわずか160グラムでした。

一般的に、子犬は生後10日ほど経ったころから目が開くので、この子犬は本当に生れたばかりだったのです。

誰にも気がつかれず、そのまま路上で過ごしていれば、間違いなく低体温と飢えで小さな命は消えていたことでしょう。

スタッフにしてみても、生まれたての子犬を育て上げることは1つの挑戦でもありました。

飲んで寝てスクスクと成長する子犬

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保護されたオスの子犬は"ジョイ"と名付けられ、スタッフからミルクをたくさん飲ませてもらいました。母犬のオッパイを飲むときと同じように、一生懸命前足を動かしています。

最初の1週間は、ほとんどの時間を寝て過ごしました。2週目には目も開いてきてミルクを飲んでは眠ることを繰り返します。



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生後3週目になると、スタッフが用意した「シベリアンタイガー」のぬいぐるみをかじって遊ぶのが大好きになりました。



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生後4週、5週、6週と確実に命は繋がっていきます。大きな犬とも遊べるようになり、少しずつ社会性を身に付けていくジョイ。



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生後7週目には、自分のケージを認識できるようになりました。外で大きな犬たちと遊び、犬に生まれてきた喜びを満喫します。

遠い国から里親希望者が現る!

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7週間、人間から愛情を注がれ仲間の犬たちからもたっぷり可愛がられたジョイに、待ちに待った嬉しいニュースが飛び込んできました。

ジョイを引き取りたいという里親さんが現れたのです。しかも、2500キロも離れたオランダに住むご夫婦から!

エレンさんとリカーさん夫妻は、もう1日も待っていられないほどの喜びようで、すぐにでも施設にジョイを迎えに行きたいと伝えます。

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2500キロと一口に言っても、仮に時速100キロで車を走らせたとして、軽く25時間はかかる距離です。

そこで、オランダから約1000キロほどの距離にあるオーストリアのウィーンまでジョイを連れて行き、そこで夫妻に引き渡すことにしました。

そうまでしても望まれて家族になるジョイは、本当に幸せ者としか言いようがありません。

永遠の家族に囲まれて幸せを掴む

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ジョイは、「もう1匹の動物」と一緒にいくつかの国境を超える長旅を終え、オランダまで到着しました。

そう、保護されて初めて遊んだ「シベリアンタイガー」のぬいぐるみも、ジョイと一緒に車に乗せられていたのです。

発見されたときはあんなに小さかったジョイは今、成犬となり永遠の家族に囲まれて幸せな毎日を過ごしています。



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犬の一斉殺処分は多くの命の灯火を短期間で消すことができます。それに比べ、こうした保護活動は一気にたくさんの命を保護することは難しく、地道な活動かもしれません。

それでも、たった1つの命を守る保護活動を継続していくことで、いつかはルーマニアから不幸な犬がいなくなることを願いたいですね。

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