飼い主に届かない悲し過ぎる遠吠え

引用の出典元:www.thedodo.com

白く美しい被毛のメス犬は、アメリカ、テネシー州メンフィスの駐車場に置き去りにされてしまいました。

もう二度と戻ることのない飼い主の姿を探し求め、メス犬は叫び続けていました。その悲し過ぎる遠吠えは、広い駐車場全体に数日間も響き渡ります。

アロー・ドッグ・レスキューのボランティアをしているメアリーさんは、偶然に鳴き続けている犬を発見しました。

メス犬に首輪をかけようと試みたものの、とても神経質な状態で十分に近づくことさえできません。

近くの店のスタッフに聞き込みをしたところ、駐車場に来る車を覗き込んでは、悲し気に鳴いていることがわかりました。

まずは犬との信頼関係を築くことが必要


メアリーさんは、「あの犬を早く孤独から解放してあげなければ…」と、犬の信頼を勝ち得るために駐車場で過ごすことを決意します。

犬から距離を離した場所に椅子を用意し、読書をして平静を装います。数日経ってもまだメス犬は警戒心を持っていたため、今度はメアリーさんの飼っている犬も連れてきました。

そして、少しずつ犬とメアリーさんの距離が縮まっていき、9日目に保護のチャンスが訪れます。お腹の空いていた犬が、メアリーさんが手にしていたチキンに興味を示したのです。

近くに停車していた運転手の手助けもあって、ようやくメス犬に首輪をかけることができました。

しかし、このときはまだ、完全にメアリーさんに心を開いているわけではありませんでした。

少しずつ心を開き始めていく

引用の出典元:www.huffingtonpost.com

保護されたメス犬には"サマンサ"と名付けられ、アロー・ドッグ・レスキューのFacebookに遠吠えする動画がアップされると、多くの人からコメントが寄せられました。

「もう、本当に悲しい。可哀想なベイビーは悲嘆にくれている」
「残酷な飼い主。犬の忠誠心がどんなに深いかを知らないんだ!」
「彼女が二度と泣かずにすむことを願っています」
「助けてくれてありがとう。寄付します」

20日後にイリノイ州の一時預かりボランティアの家に移されたサマンサは、ボランティア家族や先住犬に少しずつ心を開き始めました。

動物病院の診断で「鉤虫(こうちゅう)」が発見されたものの、フィラリアには感染していなかったのは幸いでした。

もう一生泣くことはないからね

引用の出典元:www.huffingtonpost.com

サマンサを一時的に預かっていたボランティア家族は、彼女を正式な家族に迎えることを決めました。

そして、"アリーズ"という新しい名前とともに、彼女は新しい犬生を歩み始めています。

飼い主に置き去りにされたあの日のアリーズの声は、本当に胸が締め付けられます。もう二度と、アリーズが悲しみの遠吠えをすることはありません。

これからも命ある限り、幸せに暮らしていくことでしょう。

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