スコットランドでは全面禁止

引用の出典元:www.workwithanimals.com

イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4国からなる連合国のイギリスではそれぞれ独立した法律が制定されています。

動物愛護法に関しても同じで、スコットランドでは断尾・断耳ともに全面禁止されているものの、イングランドとウェールズでは断耳のみが違法で、断尾については、使役犬に限り認められています。

使役犬(Working Dog)というのは人のために働くことを前提に繁殖された犬で、法的に認められた警察犬、軍用犬、救助犬、猟犬、探知犬などを指します。

断尾手術はイングランドとウェールズでは生後5日までに獣医が行うこととされ、同時にマイクロチップの装着も義務付けられています。

イングランドとウェールズでは断尾・断耳された犬はドッグショーなどのコンテストの参加資格が剥奪されます。

しっぽは大事な体の一部

引用の出典元:thepetwiki.com

しっぽは言葉を話せない犬にとって、うれしい、楽しい、こわい、さびしいなどさまざまな感情を表現する大切なツールです。また、そのほかにもこんな使われ方をしています。

  • バランスを保つため
  • 犬同士がケンカする際、相手に与えるダメージが少ない場所として犬が本能的に選ぶ体の部分
  • 泳ぐときには舵の役割をする
  • 虫を払いのける
  • 体臭を拡散させて他の犬にアピールする
  • 丸くなったときに顔の上に巻くなどして体温の調節を図る


どれも犬が犬らしく生きていくのに重要な機能ですね。

断尾・断耳される犬種

引用の出典元:www.petguide.com

断尾・断耳が必要とされるのは、一般的に下記の犬種に多く見られます。

ドーベルマン、ロットワイラー、ジャーマンポインターなどの大型犬、ボクサー、テリア系(エアデールテリア、ジャックラッセルなど)、スパニエル系(イングリッシュ・スプリンガー、アメリカン・コッカーなど)などが主な犬種です。

断尾・断耳は必要なし!自然がいちばん。

引用の出典元:www.dog-obedience-training-review.com

世界的にみると、北欧全3カ国も含むほぼすべてのヨーロッパ諸国とオーストラリアでは断尾・断耳ともに全面的に禁止されています。

護衛に利用されるドーベルマンは、するどく尖った耳と短いしっぽがその強さ、たくましさを強調しますが、生まれたままの姿のドーベルマンはダルメシアンのような丸い耳とひょろりと長いしっぽを持つチャーミングな外見。大型犬が人気のイギリスではよく見かける犬種ですが、耳も尾も手術されていないのが普通です。

たまに断耳・断尾された犬に出会うと、「この子はチャリティー団体から引き取ったのよ」(だから私がやったわけじゃないの)と飼い主さんのほうから説明してきます。

人間の整形手術は本人の責任においてすることなので構いませんが、人間の勝手で犬たちに不必要な苦痛を与えるのはとても許容しがたいことです。

日本でも早く、断尾・断耳が違法になりますように。

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事を書いたライター

Tsunayoshi 森野万弥
読者の皆様により良い情報をお届けします!

話題のキーワード

今話題のしつけ関連ワード