一匹の迷子犬が事態を発覚させるきっかけに

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アメリカ・ニュージャージー州のモンマス郡に問題の民家はあります。ことの発端は、一匹の迷子犬から始まりました。

民家の近くに住む動物愛護協会の関係者であるハウエルさんは、おそらくこの家から逃げ出したと思われる迷子犬を見つけたため、夫婦に尋ねようと訪問します。しかし、夫婦は居留守を使っているのか、いっこうに出てきません。

その際に、ハウエルさんは家の中から聞こえる多くの犬の鳴き声や悪臭に気が付き、モンマス郡動物虐待防止協会に連絡を入れました。

動物虐待防止協会のスタッフが問題の民家を訪問し、中の状況を確認させてもらいたいと家の中に入ると、そこにはとんでもない光景が。

異臭にまみれて暮らす276匹を保護

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そこには、パグやヨーキー、チワワなどの小型犬やミックス犬たちが、小さな体を震わせながら部屋のすき間やベッドの下に隠れていたのです。なかには妊娠している犬もいて、ヒート(発情期)の度に増え続けていたことが推測されます。

その数は、実に276匹という一般家庭ではあり得ない飼育頭数に、スタッフも驚きを隠せませんでした。さらには、排泄物の適切な処理をしていなかったため、激しい異臭がスタッフたちに襲い掛かります。

276匹の犬たちはみな、外界とのコンタクトを取ったことがない様子で、スタッフたちの前で怯え続けていたと言います。犬の最大の喜びでもある散歩すら、一度もしていなかったことでしょう。

民家の主、ジョセフ・ハンドリックと妻のシャーリーンは、「この犬たちはきちんと飼育している」と主張するものの、飼い主としての責任を果たしている環境とは言い難いとして、276匹全員が保護されることに。

犬たちが動物虐待防止協会の車に運び込まれる様子を見た飼い主は、「私たちの家族なのよ。連れて行かないで!」と泣き叫んでいたということですが、家族と呼べる環境を整えることもできない飼い主に、同情の余地はまったくありません。

飼い主には虐待など複数の罪が問われる

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犬を飼う場合、適切な飼育環境作りは当然のことながら、飼い主としての義務を果たさなければいけないのはアメリカも日本も同じです。

この犬たちは、登録はおろかワクチン接種もされておらず、夫婦には狂犬病予防法違反の罪が問われました。また、不衛生な環境下で飼育することは虐待であるとして、動物愛護法違反の罪にも問われています。

夫婦には相当な金額の罰金刑が課せられると推測されていますが、今後は、一切犬を飼えないような制限も必要ではないでしょうか。

単に、犬が好きだから、という理由でここまで増え続けさせたことは、明らかに犬への虐待行為です。きちんと避妊手術を受けさせてあげれば、こんなに劣悪な状態にならずに済んだかもしれません。

幸いにも、保護犬たちの健康状態は決して悪くなかったことだけが救いです。身体的な虐待はなかったとはいえ、犬が受けた精神的・肉体的負担を想像すると、もっと早い段階で救助できなかったものか、と感じます。

276匹の保護犬たちは、獣医の診断を受けさせた後、里親探しの準備に取り掛かるとのこと。この子たちには、太陽の光を浴びながら散歩する楽しさを経験させてあげたいですね。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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