バセンジーの不思議な特徴:吠えない犬!

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  • サイズ:中型犬
  • 体高 :オス 43cm メス 41cm
  • 体重 :オス 11kg メス 9.5kg

バセンジーの最も特徴とされるのは、吠えないことです。犬が吠えるのは、ある意味会話ですが、バセンジーは感情が大きく動いた時以外は、一切吠えない犬なのです。声を出す時はあまり口を開かず、喉を震わせて甲高い音を出す、という感じです。特徴のあるバセンジーの鳴き声は、まるでヨーデルのようだ、と例えられています。

さらなる不思議として、多くの犬種の発情期は、年に2度ですが、バセンジーの発情期は、年に1度といわれ、北半球では冬、南半球では夏、だというのですから、バセンジーには不思議がいっぱいです。

バセンジーの顔の特徴は、細長い顔立ちと、困ったような眉間のしわに、大きく尖った三角耳です。この耳は、獲物を感知し、体熱の拡散にも役立っています。

シャープで無駄のない体型で、他の古代犬と比べても脚が長く、狩猟に適しており、尾はクルッとした巻き尾が特徴です。バセンジーは柔軟で身体能力が高い犬種です。跳躍力は抜群で、ちょっとした塀は軽々ジャンプしてしまいます。

バセンジーの被毛は絹様の短毛です。毛色は、レッド&ホワイト、ブラック&ホワイト、ブラック&タン&ホワイト、ブリンドルなど多くの毛色があるのが特徴です。足・胸・しっぽの先にはホワイトが入っているのが良しとされています。


バセンジーの歴史:ピグミー族と暮らしていた古代犬


  • 原産国:コンゴ共和国
  • 用途 :猟犬、家庭犬

バセンジーは、中部アフリカに位置するコンゴ共和国が原産です。現在飼育されている犬種の中では、とても古い犬種の1つです。祖先犬はエジプト原産の古代犬種で獣猟犬の「チズム」ではないか、と推測されています。

何千年もの長い歴史を持つバセンジーですが、実は、120年ほど前までは、世の中に全く知られていない犬種でした。

1895年、イギリスの探検隊がコンゴに分け入った時に、ピグミー族と共に暮らす猟犬を発見しました。バセンジーが発見された場所から、「コンゴ・ドッグ」の別名を持っています。

紀元前2500年頃の古代エジプト王朝から派遣された探検隊の記録によると、既にピグミー族は存在していて、その後エジプトと交流を深めていったことがわかっています。

サハラ砂漠で発見された5000年~7000年前の岩や、古代エジプトのファラオの墓にはバセンジーの祖先犬チズムと思われる犬が描かれています。長い歴史の中でエジプト産のチズムとピグミー族の土着犬が交配し、バセンジーが生まれたのでしょう。

こうして発見されたバセンジーをイギリスに持ち帰ろうと何度も試みますが、そのたびにジステンパーにかかってしまい、なかなか成功しませんでした。1930年代になり、ようやくバセンジーを持ち込むことに成功し、飼育数が増えていきました。

1943年にはアメリカン・ケネルクラブに公認され、1950年代にバセンジーが映画や本に登場したことから、人気が上昇します。しかし1980年代にアメリカのバセンジーは、近親交配が原因と思われる溶血性貧血という病気でその多くが死んでしまいます。

アメリカのブリーダー達が実際にアフリカのコンゴまでバセンジーをもらい受けに行き、結果18頭のバセンジーをアメリカに連れて帰ります。このことにより、遺伝性の病気のリスクも減ることとなりました。アフリカからのバセンジーとアメリカのバセンジーの交配によって、現在のバセンジーの毛色ができあがりました。

ここ10数年の日本での飼育状況をジャパンケネルクラブ登録頭数でみてみると、1999年度~2001年度は0頭だったのが、一気に2002年度に302頭登録され、2006年度の366頭をピークとし減少傾向にあります。2014年度の飼育頭数は138犬種中91位の25頭です。

バセンジーの性格:媚を売らない

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バセンジーの性格、飼い主家族には忠誠心があり、よく甘える性格です。見知らぬ人や生き物には警戒心を示しますが、威嚇して吠えることはありません。一切媚びを売らない性格から、猫のようだ、といわれています。

バセンジーには別名がもう一つあり、「コンゴ・テリア」と呼ばれ、テリア気質のように勝気で活発な性格です。狩猟犬の名残からか、独立心があり、自己主張が強い性格です。

バセンジーの性格まとめ


  • 忠誠心
  • 甘えん坊
  • 警戒心が強い
  • 独立心や自己主張が強い

バセンジーの平均寿命と気をつけたい病気


バセンジーの平均寿命は12~14年程度と考えられています。

バセンジーがかかりやすい先天的な病気として、ファンコニー症候群が挙げられます。遺伝的な腎臓の病気です。異常に水を飲み、オシッコが頻繁であれば、この病気を念頭に様子をみて下さい。早期発見で健康時と変わらない生活ができます。

バセンジーの気をつけたい病気として、下痢や貧血を起こすバセンジー腸疾患があります。特に日本では梅雨時に下痢することが多いのですが、無理に食べさせずに動物病院の診断を仰いで下さい。

また、バセンジーは比較的皮膚が弱いので、湿疹などが出ていたら、診察してもらって下さい。

バセンジーの飼い方:寒さが苦手

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バセンジーを飼うには、室内飼育が望まれます。バセンジーはコンゴ原産ですので、日本の冬の寒さは苦手です。20度前後を目安に部屋を暖めると良いでしょう。逆にコンゴの暑さに耐えてきた犬種ですが、暑さにも少し弱い傾向があります。真夏の暑い時間の散歩は控えましょう。

バセンジーは独立心が旺盛なため、コミュニケーションをとり信頼を得ることを大切にしましょう。同時にリーダーとしてしつけを行いますが、それもコミュニケーションの1つの形として、楽しく行うのが理想です。子犬の時から体中どこでも触らせるようにしつけておくと、後々とても良い関係が築けます。

しつけの中でも真っ先に覚えて欲しいのが排泄です。バセンジーは綺麗好きな犬種なので、トイレトレーニングは早い段階で覚えてしまうでしょう。子犬の段階において遊ばせる以外は、ケージやクレートなどで寝かせておき、めりはりをつけましょう。しつけを自己流で行うのが不安な方は、しつけ教室に通うと良いでしょう。

バセンジーは活発ですので、適度な運動量が必要です。散歩は、1日30分程度を2回行います。

バセンジーのDNAには、狩猟犬の血が流れています。突然現れるネコなどを見た際に、ロープを引く力も強いため、ハーネスは不向きです。チョークチェーンか、通常の首輪にし、飼い主が周囲の状況を把握しましょう。ロングリードを利用してボール遊びをさせるのも良い運動になります。

バセンジーの被毛の手入れはラクなほうです。週に1~2回程度ブラッシングを行います。

これは貴重!バセンジーの鳴き声

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飼い主さんと犬達が遊んでいます。どうやらバセンジーが鳴くようにけしかけている様子。

「ジャンプ、ジャンプ!」と言っているのでしょうか?あまりのしつこさに喉を震わせるようにバセンジーは鳴き出してしまいます。

飼い主さんが遠吠えの真似をしたら、もう我慢できません。

バセンジーもとうとう禁断の遠吠えを・・・。

バセンジーの鳴き声はいかにもヨーデルっぽいですね。

バセンジーは一生甘えん坊なのです!


人に媚びるような仕草は見せない所がバセンジーの魅力の1つでもあります。お散歩先で、他の人に愛嬌がない犬だ、と思われたってイイんです。家に帰ってくれば、いつもの通り、超甘えん坊に変身して、飼い主と一緒にソファで休憩です。たくさん可愛がってあげましょう。

バセンジーは飼い主と一緒に過ごす時間が大好きです。眉間にしわを寄せて、困ったような顔で何かを伝えてきます。普段からコミュニケーションをしっかりとっていれば、それが何なのかすぐにわかります。こんな時、犬との暮らしに幸福感が湧いてきます。

運動と食餌のバランスに気をつけて、いつまでもバセンジーの美しい体をキープしてあげて下さいね。

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Tsunayoshi ひまわり
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