サモエドの体の特徴:極寒の地に耐える被毛と皮下脂肪

引用の出典元:www.shutterstock.com

  • サイズ:中型犬
  • 体高 :オス54~60cm メス50~56cm
  • 体重 :オス25~32kg メス18~25kg

サモエドは、フサフサの白い毛に覆われ、ブリック・イヤーと呼ばれる直立した耳に、フサフサの巻き尾を持つ犬種で、中型犬としては大きい部類に入ります。

サモエドは北極圏の極寒に耐えられるような、ダブルコートの被毛と皮下脂肪を持っているのが特徴です。

被毛は全身を覆っている長い上毛と、根元を覆うように密集した分厚い下毛の2重構造になっていて、空気をたっぷりと含み、寒さから身を守ります。

サモエドの毛色は白がほとんどですが、体の一部に薄茶色のマークが入っているサモエドもいます。

またサモエドの体には皮下脂肪も多く、厳しい寒さの中での作業にも耐えられる、強靭な体力と筋肉質の体を持つ犬種です。

サモエドの外見は、尖った口先と立ち耳を持つスピッツ系の体型で、「シベリアン・スピッツ」という別名を持っています。日本スピッツの祖先犬としても有名です。

サモエドは、サモエド族と共に長い時間を過ごしていたので、オオカミや他の犬種との掛け合わせが行われることもなく、純血性が保たれてきた珍しい犬種でもあります。

サモエドの歴史:遊牧民族の名前が由来


  • 原産国:ロシア
  • 用途 :犬ゾリ、家庭犬

ロシア原産のサモエドは、ロシアのシベリア北部に広がるツンドラ地帯に3,000年以上昔から存在している、原始的要素を強く残す犬種です。
古代のサモエドは、極寒の地に住む遊牧民のサモエド族が、狩猟や漁業をする際の作業犬として使われていました。強靭な体で船やそりを引く仕事もなんなくこなしていました。

サモエドという犬種の名前は、サモエド族の名前が由来です。ツンドラ地帯で暮らしていたサモエド族は、トナカイを食糧として放牧していましたので、トナカイの群れを管理したり、オオカミからの襲撃を防いだり、クマ狩りにも使われていました。

寒さに強い被毛を持ったサモエドは、人間が暖をとる目的でテントの中で一緒に寝起きして、暖房の代わりにもなっていたと伝えられています。

サモエドは、北極圏の寒さに耐えうる体と、人間との暮らしに馴染んでいることから、ロシアやノルウェーの探検家たちに犬ゾリとして使われていました。その後、イギリスを始めとする各国の南極大陸探検隊の作業犬に選ばれ、世界的に有名になりました。

19世紀に動物学者や南極探検隊員らの手により、イギリスに持ち込まれることになった当時のサモエドは、白ばかりではなかったのです。

現在のサモエドの被毛は、ほぼ真っ白なのですが、実はイギリスに持ち込まれた100年ほど前までは、純白ばかりでなく、黒や茶色の被毛のサモエドもいました。イギリスでは白色が好まれたこともあり、繁殖家によって白色だけのサモエドが繁殖され現在に至っています。

昭和の高度経済成長期の日本では、サモエドにジャーマン・スピッツを掛け合わせて小型化したといわれる、日本スピッツが多く飼育されていました。しかしジャーマン・スピッツ譲りのよく鳴くスピッツは、敬遠されていき、現在は穏やかで人なつっこいサモエドが家庭犬として注目されています。

サモエドの性格:いつも一緒にいたい甘えん坊

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サモエドは大きな体に似合わず、性格は甘えん坊で、穏やかで、落ち着いた性格です。古代より人と密接に暮らしてきたこともあり、とても友好的で子どもとも仲良く暮らせる性格です。

古代には湯たんぽ代わりに使われていたこともあってか、サモエドは人間の側にいるのが大好きです。他の犬にも攻撃性を見せることはなく、フレンドリーな性格です。

また、かつて群れを管理していた気質が残っていて、子どもたちを集めたがったりするしぐさを見せることがあります。


サモエドの寿命とかかりやすい病気


サモエドの平均寿命は10~12年程度と考えられています。

サモエドは先天的な病気は特にありませんが、中型犬や大型犬によく見られる股関節形成不全は注意しておきましょう。きちんと毎日の運動を行って筋肉量を増やしておけば、関節へのリスクも減ります。

他には、サモエドだけには限りませんが、胃捻転にも注意しておきましょう。早食いさせないようにしたり、食事の分量を減らしたり、運動前にはご飯を与えない、といったことでリスクを下げましょう。

サモエドの被毛の構造から、皮膚病に罹りやすいと言われています。シャンプー後はしっかりと乾かす、雨の日のお散歩後には、脚だけでなく肉球の隙間の湿気も拭きとって予防しましょう。

日々、適切なブラッシングを行い、いつも清潔な地肌を心がけてあげましょう。

サモエドと室内暮らし!でも抜け毛とシャンプーは大変

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サモエドは、どんな人にも甘えたがるので、番犬として飼うのは向いていません。いつも留守がちの家庭よりも、いつも誰かが家にいてサモエドが安心して暮らせる環境が理想です。

また、強靭な体を持つサモエドですから、運動量も多く必要です。1回30分の引き運動を1日2回は愉しんで行いましょう。力も大変強いですからリーダーウォークを教えて、グイグイと引っ張らせないような散歩にしましょう。

サモエドのフワッフワの毛並みを見ても分かる通り、寒さには強く雪の中で寝るのも平気です。逆に夏の暑さは極端に苦手です。涼しい環境が向いていますが、暑い地方で飼育する場合は、室内飼いでエアコンを活用し、調子を崩さないような飼い方が必要です。

屋外でも飼育は可能ですが、できれば室内で飼ってあげて、いつも家族と一緒に過ごすほうが良いですね。

また、サモエドは抜け毛の量も驚くほど多いので、毎日のブラッシングは欠かせません。粗めのコームで毛先をとかし、スリッカーブラシで毛の根元から空気を入れるようにとかして抜け毛を取り除きます。ピンブラシでとかすと地肌のマッサージに効果があります。

シャンプーは被毛がベトっとしてきた時が目安です。シャンプー時も相当な抜け毛ですので、体力が必要です。シャンプー後には、さらにブラッシングを行って抜け毛をしっかりと除去しておかないと、分厚い下毛がカチカチに固まってしまうことも。

さらに、シャンプー後に濡れたままにしておくと、皮膚炎などのトラブルを引き起こしやすくなりますので、きちんと乾かしておくことも大事です。もし、自宅でのシャンプーが大変なら、トリミングショップでプロに行ってもらうと良いですね。

ねえねえ、まだ眠くないよ!可愛い度100点のサモエド!

引用の出典元:www.youtube.com

女の子のお昼寝の邪魔をするかのような、甘えん坊のサモエドのしぐさが面白い動画です。

女の子とサモエドが一緒に布をかぶって、お昼寝タイムでしょうか。サモエドは「ねえねえ、寝ちゃうの?」と女の子の背中にアゴ乗せしています。

今度は、お腹に頭を突っ込んで、お腹コチョコチョ攻撃です。「こっち向いてヨ~。」と女の子の頭に大きな手をポンポン。さらに「背中枕って気持ちイイ~!」といわんばかりのご満悦顔のサモエド。

女の子も笑いながら、サモエドとの時間を愉しんでいますね。人間を笑わせる兄妹みたいなサモエド、可愛い度100点あげちゃいます。

さてさて、この後2人はお昼寝出来たのでしょうか?!

やっぱりサモエド・スマイルでしょ!


サモエドは笑顔が得意な可愛い犬種です。口角がギュッと上がった「サモエド・スマイル」に出会ったら、もう飼い主はメロメロです。最高に可愛い瞬間ですから、動画や写真を撮って楽しみましょう。

温和な性格のサモエドは、暑さと被毛の管理が大変なぐらいで、本当に家庭犬として飼いやすい犬種です。

サモエドの魅力は、もう一人の子どもができたような可愛さがあるところ。

幼い頃は少々イタズラ好きで、お留守番中に退屈して絨毯をかじったりすることもありますが、大人になるにつれておさまります。イタズラした後でも、飼い主を喜ばせようと一生懸命に目を見つめてくる姿はなんともいじらしいほどです。

飼い主さんとのアウトドアにも十分連れて行くことができます。サモエドと一緒にジョギングしたり、川で一緒に遊んだりと、サモエドを飼っている人ならではの楽しい時間を過ごせます。

サモエドは、すばらしい家族の一員になってくれる犬種です。ニマッと笑ったサモエド・スマイルがとっても可愛いサモエドとの暮らしもイイものです。

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Tsunayoshi ひまわり
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